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理化学研究所 100年目の巨大研究機関
著者 山根一眞
113番元素だけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、100年目を迎える今では...
理化学研究所 100年目の巨大研究機関
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理化学研究所 100年目の巨大研究機関 (ブルーバックス)
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商品説明
113番元素だけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、100年目を迎える今では450の研究室、3000人の研究者を擁し、全国に研究施設を持つ。ノンフィクション作家・山根一眞がつぶさに研究現場を訪ね歩き、今いったいどんな研究が行われ、研究者たちは何を目指しているのか、その全貌を明らかにします。
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紙の本
大人の社会科見学
2017/05/28 22:19
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本を代表する巨大研究機関、理化学研究所。113番元素の発見を認められニホニウムとの命名が認められたことや、IPS細胞を使用した眼科治療が始まった事、スパコンの「京」など、様々な分野で最先端の研究が進んでいます。
一体この巨大研究機関ではどのような研究が現在進んでいるのかを研究者へのインタビューをもとに簡潔にまとめた本。
新元素発見に貢献した東京タワー2基分の重量がある巨大加速器、光合成の反応を分子レベルで観測できる超高速シャッタースピード(100京分の1秒!)の顕微鏡、標高の違いによる重力の差を相対性理論に基づいて検出してしまう超高精度の時計(138億年で1秒の誤差!)、そしてそれら様々なデータの解析に活躍してきたスパコン「京」とその100倍の性能を目指す後継機の開発などなど、もはやSFの世界の様相。
本書で取り上げられている複数の研究分野が、2009年当時の民主党政権における事業仕分けで予算削減の危機に瀕し、研究者を中心とした抗議運動で研究を継続できたとの研究者自身の証言を本書で目にすると、連綿と研究を継続して蓄積してきた貴重な財産を、あの時に手放すことにならず本当に良かったと思ってしまいます。