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コンビニ人間(文春e-book)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 867件
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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2017/03/31
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春e-book
  • ISBN:978-4-16-390618-8
一般書

電子書籍

コンビニ人間

著者 村田沙耶香

第155回(2016年上半期)芥川賞受賞作36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。オープン当初からスマイルマート日色...

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コンビニ人間

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商品説明

第155回(2016年上半期)芥川賞受賞作

36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

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みんなのレビュー867件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

一気に読めました

2016/07/29 21:58

17人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞を受賞しても、・・・・・・という作品が多かったのですが、今回はもろ手をあげて評価しましょう。おととい買って、昨日、一気に読めました。文体のなめらかさ、読みやすさ、なんともいえないユーモア、それでいて、うん、ありそう、でも、・・・・・・、の繰り返し。現代をみごとに描写してくれました。私も、この主人公のようなところがあり、それでいて、まわりの人間のようでもあり、『何者』と通ずる、現代社会の怖さみたいのが、軽やかに描かれています。『火花』よりも、こっちを、ドラマ化、あるいは、映画化してほしいです。

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紙の本

マニュアル

2016/07/30 23:48

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学1年以来コンビニで18年間、アルバイトを続けている女性が主人公。コンビニにはマニュアルがあり、そこから逸脱することは出来ないのだが、マニュアル通りの生き方も、またある。それを歯車に例えるななら、さしずめチヤプリンの映画か。取り分けて台詞がユーモラスであり、「火花」など比ではない。優れた書き手が現れたと思う。

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紙の本

コンビニが冷蔵庫

2016/08/12 23:10

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Massagnan - この投稿者のレビュー一覧を見る

かつてコンビニが一階にあるマンションに住んでいた、私。当時は、自宅に冷蔵庫を置いていなかった。そう、コンビニを我が家の冷蔵庫とみなして生活していた。本書は、コンビニで働く店員の視点で、人間がその生活/人生をコンビニ・システムに組み込まれる状況を描いている。当時の私は、その逆で、コンビニの利用者として、コンビニ・システムに組み込まれていた。毎朝目覚めて、決まった時間に一階のコンビニに行き、朝食を買う。在宅時は、昼のランチも一階のコンビニ。外出後、夜の帰宅時に一階のコンビニに立ち寄る。眠れぬ深夜に、トイレに行くついでに、一階のコンビニ詣で。これだけ、一階のコンビニに行き詰めると、自然に、店員とも顔見知りになる。店員のシフト時間まで、おのずと把握してしまった私。けれど、世間話はしない。おきまりのフレーズを繰り返す、おきまりのやり取りだけ。これが逆に気持ちよかったりする。適度な距離感。全くの他人ではないが、知人でもない人間関係。コンビニは、そんな新しい人間関係を社会に追加してくれている。そんなことを、あらためて実感させてくれる本が、『コンビニ人間』ですね。

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紙の本

何が面白いのか良くわからん

2016/08/25 03:10

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る

全然、面白くなかった。
本って、面白い(おおっと驚く、何かわからないけど気になる)のがいいんじゃないの?

賞をとって話題になった本を何冊か読んだけど、どれもあんまり面白くなかった。
私には賞をとった本が合っていないのかもしれないと思ってきた。
でも、例外で「下町ロケット」はすごくハラハラ、ドキドキして、凄く面白かった。
人によって感想が違うから、読書ってムズカシイ。

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紙の本

最強コンビニ店員

2016/09/02 05:32

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

コンビニが作られて私達の生活は一変した。
最初はこんなに影響があるとは思っていなかったが、今はコンビニが無ければ生活が成り立たない。

本作は周りの人と違ってどう生きていいのか分からなかった主人公が、コンビニの「店員」という役を与えられ生き生きと18年間過ごしていた。
しかし、コンビニのアルバイトで独身という社会の肩書きでは、いろいろ言い訳が面倒で生きづらい。
そこで安易に結婚の型を選んで丸く収まる事を期待したが・・・。
この辺りから物語は奇妙で面白く展開し、生きる力を失った主人公がコンビニで生き返る姿が最高潮に盛り上がる。

現代の生きづらい社会の中で、それぞれの「役」を学校や会社、家庭などから与えられ、その「役」を演じる事で社会の中で普通だと安心している人たちが多いのでしょう。
そんな社会をテンポ良く、おかしく描ききり、白羽さんという誰もが目を背けたくなるような毒をスパイスに効かせた作品は芥川賞にふさわしい出来です。

芥川賞受賞の作品でこんなに面白く読めた作品は初めて。

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紙の本

正常とは何か

2016/09/19 22:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る

コンビニのマニュアルに添って仕事をすれば正常としていられるのに、外からは正常とは思われない。正常とは何かを考えさせられる。

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紙の本

文学とはこうでなくては

2016/09/20 07:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第155回芥川賞受賞作。(2016年)
 選考委員の村上龍氏から「このような作品が誕生し、受賞したことを素直に喜びたい」と最上級の賛辞を得たこの作品は、近年の芥川賞受賞作の中でも上質であろう。
 何よりも読んでいて楽しい。それは読書という体験ではとても大切な心の振幅だと思う。エンターテイメントな作品だけでなく、純文学と呼ばれる作品でもあってもそれは欠かせない資質のようなものだと思う。
 山田詠美委員はこの作品を選評で、「候補作を読んで笑ったのは初めて。そして、その笑いは何とも味わい深いアイロニーを含む」と記しているが、これも小説の本質をついている。

 30いくつになってもコンビニのアルバイトしか就業の経験もなく、結婚もましてや恋愛さえも知らないこの物語の主人公恵子は、少し社会の基盤からずれた存在かもしれない。
 しかし、村上龍氏が書いているように、彼女は「実はどこにでもいる」のだろう。
 惠子のようになるのではなく、恵子のまま、その形態はさまざまであっても、社会と同化できない人やそのような性格は「どこにでもいる」。
 そして、恵子の場合と同じように、そんな人間を受け入れてくれる世界が必ずある。
 大きくいえば、今という現在そのもの全体がそうなのかもしれない。

 惠子の場合はコンビニという空間があるがゆえに「コンビニ人間」になりえたが、もっと大きな空間に抱き留められた人間はなんと呼べばいいのだろう。
 楽しい読書体験の、先にあるものは深い思索だ。

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紙の本

流石

2016/10/26 12:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スカイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく、題名が良い。
そして、コンビニでのバイトが初めてのアルバイトだった私には、一瞬にして、過去に戻れた。

とても、爽やかな、爽やかすぎる内容で、また、一段と村田さんを、好きになった。

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紙の本

読みやすい

2016/11/03 17:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:靴下ネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の恵子と元コンビニ店員の白羽の生き方(会話、主張)がどこまでもかみ合わず、この二人の会話に吹き出しつつもうすら寒さを感じた。今までの村田作品よりも読みやすい。(『マウス』も読みやすいけど)。コンビニは恵子にとって生まれた場所。子宮なのかな…と感じた。文庫になったら買いたい。

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紙の本

誰にでも才能はある、って事なのかな。

2016/11/12 18:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いままで「芥川賞」受賞作品を面白いと思った事はなかったけど、これは面白かった。一気に読めました。短いしね。
幼少の頃から周りとのバランスが取れなかった恵子。すべてがマニュアル化してあるコンビニ店員になることでやっと「普通」っぽく暮らせる方法を見つけます。
実際、こんな子が友達にいたら付き合うの無理かも・・・って思うけど。理解してあげれば最も気楽な付き合いができるのか?
誰でも適所ってのがあるんだ!と力が貰える作品でした。

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紙の本

比喩としてのコンビニ

2016/11/21 19:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語としてはこれといった起伏もなく、予定調和に終わるのだが、コンビニという場のディテールに説得力がある。音、匂い、温度、光、そして店員や客の動き。まるで一つの生き物、一つのシステムであるかのように不気味にふるまうコンビニという箱。これはもちろん現代社会のメタファーであろう。

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紙の本

理解できない

2016/11/26 11:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナウシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

コンビニにかぎって、真っ当な人に変わる主人公が理解できない。感情移入もできない。感動も何も無い。読後感が悪い。

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紙の本

コンビニは現代社会の象徴

2016/11/29 22:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マハラオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

開店以来同じコンビニで働き続けて18年目、主人公の古倉さんは世間的には不適合者である。平穏な日々は起業家を夢見る白羽さんとの出会いで波乱が起きる。コンビニを早々とクビにされた白羽さんが、しかし、「結婚も就職もしていないなんて、社会にとって何の価値もない。そういう人間はムラから排除されますよ」と無遅刻無欠勤の主人公に辛辣な説教をする。「古倉さんも、もう少し自覚したほうがいいですよ。あんたなんて、はっきりいって底辺中の底辺で、もう子宮だって老化しているだろうし、性欲処理に使えるような風貌でもなく、かといって男並みに稼いでいるわけでもなく、それどころか社員でもない、アルバイト。はっきりいって、ムラからしたらお荷物でしかない。人間の屑ですよ」これに対して主人公が「私はコンビ二以外で働けないんです」「コンビニ店員という仮面しかかぶることができなかったんです」なので「それに文句を言われても困るんです」と居直る。白羽さんはさらに激して「生きづらい、どころではない。ムラにとっての役立たずは、生きていることを糾弾されるような世界になってきてるんですよ」と格差社会の本質を衝く発言をする。第三者が見れば「役立たず」の取る道はふたつ、ムラを改造するか、ムラから脱出するか。しかし古倉さんはちょっと違う、アルバイトでコンビニ店員の「仮面」が冠り続けられる限りは。

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紙の本

身も心もコンビニに捧ぐ

2016/12/19 16:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

コンビニって社会の縮図のような気がします。この作品、現代の諸問題をコンビニの中に投影して語っていて、身につまされる想いで読みました。

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紙の本

現代日本の薄気味悪さ

2016/12/19 17:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初の方の「コンビニあるある」的な話から始まって、段々と薄気味悪くなってくる。ただ、この薄気味悪さが、取りも直さず現代の日本の薄気味悪さなんだろうな。なかなか面白い本でした。

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