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青春怪談
著者 獅子文六
美男子で合理主義の青年、宇都宮慎一は商売で店を持つことにのめり込み、その婚約者、奥村千春はバレエの道を邁進している。二人には、早くに伴侶を亡くした親がおり、ある時、親同士...
青春怪談
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青春怪談 (ちくま文庫)
商品説明
美男子で合理主義の青年、宇都宮慎一は商売で店を持つことにのめり込み、その婚約者、奥村千春はバレエの道を邁進している。二人には、早くに伴侶を亡くした親がおり、ある時、親同士をくっつけてしまおうと画策するが……。一方でつかず離れずの関係を続ける慎一と千春をうらやむ周囲の人間から、仲を引き裂こうと怪文書が届き、この二人にもドタバタ劇が訪れる!
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すらすら読める
2019/05/05 17:11
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投稿者:ゆうこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は戦後。
今から60年以上書かれた作品だがロマンチックな雰囲気を醸しつつ古臭い印象を与えない。
基本的に人間関係も明確・文体も軽やかですらすら読める。
主人公達とその親達のそれぞれの恋愛の絡む青春が話の主軸で世代間の対比も面白い。
終盤の急展開で性の曖昧さが言及されるシーンがあるけれど、さらっと書きすぎな気もする。もう少し突っ込むテーマかなと思うのは現代社会にに生きているからかもしれないけれど。