読割 50
電子書籍
恋衣 とはずがたり
著者 奥山景布子 著
鎌倉末期、後深草院の宮廷を舞台に、愛欲と乱倫、嫉妬の渦に翻弄される女官・二条。幼くして生き別れとなった娘・露子が、二条の遺した日記を繙きながら、晩年は尼となり自らの脚で諸...
恋衣 とはずがたり
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恋衣とはずがたり (中公文庫)
商品説明
鎌倉末期、後深草院の宮廷を舞台に、愛欲と乱倫、嫉妬の渦に翻弄される女官・二条。幼くして生き別れとなった娘・露子が、二条の遺した日記を繙きながら、晩年は尼となり自らの脚で諸国を遍歴するまで、美しく、気高く、そして奔放に生きた実母の人生を辿る。史上最も赤裸々な女流古典「とはずがたり」が700年の時を超え、大胆によみがえる。
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とはずがたり を元にした小説
2017/08/27 01:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉時代の 女性の半生記(ほぼ一生)を描いた とはずがたり という書物を元にした小説で よくできた小説だったし おもしろかった。
たまたま とはずがたり は彼女を一目見た男は 力ずくでも彼女を自分のものにしようとする という鎌倉時代の美女とはどんなものだったのだろう? と興味を持ったのがきっかけ。 古文は苦手なので 現代語訳か それを元にした小説はないかなと探して これがいいかな? と選んだ。
4歳で後深草院の後宮にはいり 女房となり14歳で院の寵愛を受け、皇子を産みながらも 妃になることはなく 後見人にも恵まれないところがあり 寵姫といわれながらも 様々の男性にも求めながらも 単純に幸せとはいえない数奇な一生を送った二条とよばれる女性。 子どもを4人産むのだが 二人目の恋人との間の娘は恋人の家来の家の養女となり 中流貴族の娘をして当時としては 恵まれた穏やかな人生を送るのだけど その娘が養父と夫を亡くした後36歳ぐらいの時に実母の書いた書物を手にいれ それを読む。 二条の人生もすごいけど 娘露子もいろいろ自分の人生に思うことがあることを 語るという趣向。
紙の本
鎌倉後期の後深草院の宮廷を舞台にした、愛欲と乱倫、嫉妬の渦に翻弄される二条を描いた作品です!
2020/09/04 10:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『びいどろの火』、『キサキの大仏』、『太閤の能楽師』、『音わざ吹き寄せ 稽古長屋』、『たらふくつるてん』などの話題作で知られる奥山景布子氏の作品です。同書の元となっている「とはずがたり」は、鎌倉後期、後深草院二条の日記のことです。同書では、後深草院の宮廷を舞台に、愛欲と乱倫、嫉妬の渦に翻弄される二条を、書き遺された日記を繙きながら、娘・露子の立場から描かれています。男たちとの愛欲に溺れる華やかな宮廷生活から、晩年は尼となり自らの脚で諸国を遍歴するまで、美しく、気高く、そして奔放な一人の女性の人生を辿っていく一冊です。