0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いちごノーレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編が6話入っていて、どれかに共感できると思いました。絵も話にあっていて、どれも読みやすかったです。
紙の本
中高生時代に出会いたかった本
2020/12/08 01:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かき - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、中高生時代を思い出しました。
学校という存在は良くも悪くも大きなもの。あの頃この本に出会っていたら何かが変わったかも。
男性の作家さんですが、女子の心理をとても上手く表していると思います。
はるかぜさんの解説も胸に響きます。
紙の本
最初と最後が
2020/01/23 17:45
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかキツイお話の数々かと。
好みというか、共感できるか否か、はっきり分かれるか。
解説のはるかぜさんの書いてることが一番正しいのかも。
投稿元:
レビューを見る
2014年に発売された本の文庫化で6つの短編からなるが、作者お得意の日常の謎ミステリではなく、それぞれの話がひたすらネガティブで、困ったことに何かしら心当たりがありそうな人の黒い面を直視されられるので結構ツラい・・・
さこもこ先生の場合、千谷くんにしても柴犬くんにしてもネガティブだけど、小余綾さんやマツリカさんがいた。だけどこの本の主人公たちはそういう他人の救いはほとんどなく自分で現実を直視して折り合いをつけていかないといけない。
人によってはまったく共感できず、人によっては共感できすぎてツラい。そんな感じ。
投稿元:
レビューを見る
おとなしい性格の子が陥りがちな学校生活での苦痛。
昔からあるけど、最近の教室内格差はひどいと聞く。そう言う意味ではこの小説に出てくるような話は普通で優しい話なのかも知れない。
投稿元:
レビューを見る
正直、痛々しくて読むのが辛かったです。もし自分が各話の主人公達と同じ立場だったらと思うのもそうですが、自分が先生の立場だったらどうするだろう? と考え出すと、まるで答えが見えてきませんでした。
また、最終話が第一話に繋がるという形式のため、多少ポジティブなエピローグがあったとしてもその後続く辛いストーリーを思うと、どうしてもすっきりした気分になれません。
ただ、これだけ気持ちを揺さぶられ、読むことに集中させられた話は久々でした。そうした点で、この作品は実はスゴい本なのではと思った次第です。
投稿元:
レビューを見る
昔から学校でいじめはありましたが、SNSといまどきの変な言葉遣いはかつてより対象になった人に与えるダメージが大きくなっているように感じ、読んでいて辛くなりました。
投稿元:
レビューを見る
今の時代の中学生を等身大の大きさで描いた良作。特にスクールカーストという成分がどの話でも欠かせないのだけれど、それがうまく表現されていると思う。教師には耳が痛くなる話が多いが、ぜひ中高生には共感できる部分があるはずなので読んでもらいたい一冊。
投稿元:
レビューを見る
【あらすじ】
保健室登校をしているナツとサエ。二人の平和な楽園は、サエが“自分のクラスに戻る”と言い出したことで、不意に終焉を迎える―(「ねぇ、卵の殻が付いている」)。学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。現役の中高生たちへ、必ずしも輝かしい青春を送って来なかった大人たちへ。あなたは一人きりじゃない、そう心に寄り添う連作短編集。
【感想】
投稿元:
レビューを見る
学生の時はこういうことがたくさんあった。私は主人公側の人間で、辛いことを思い出す小説でもあった。ここから逃げ出すことは容易ではない。でもとりあえず大人にはなれるよ。すべての主人公たちにいいたい。
投稿元:
レビューを見る
2018年54冊目。学校という狭い世界で生きることの息苦しさ、もどかしさに胸が詰まりそうになるが、暗さに押し潰されそうになったときにふと差し込む光が、主人公達と物語を優しく照らしてくれている。
投稿元:
レビューを見る
てぃーぬオススメ本
すごく静かな気持ちで読んでいるのに、ときどき苦しくなったり泣きそうになる。
中学生の女の子たちのお話。
いじめられている子や、いじめられているわけではないけど、居場所が見つけられない子など、さまざまな子たちが出てくる。
読み終わったときに、少しでも本人にとっての良い方向に進んでくれたらと思う感じ。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りて読んだ単行本に感動して文庫版を購読。
「明るい」「活発」「積極的」が美徳とされる学校では、そうでない子は生きづらいよなぁ。
だからと言ってからかわれたり見下されたりする理由にはならないんだけど。
表題作の飯島さんみたいに、積極的かつ「社交的」だけど人の気持ちには鈍感で平気で人を貶めたり踏みつけたりする子だっているのにね。
主人公のさっちゃんは長谷部先生に救われて保健室登校とはいえ学校へ行けるようになったけれど、根本的な解決にはなってないよなぁ。
いじめっ子たちは今までと変わらず教室で勉強できていて、いじめられた子は一種特殊な環境に入って努力や我慢を強いられる。
はるかぜちゃんこと春名風花さんの解説が、そういった理不尽さをザクザク抉り出してくれていて痛快です。
「担任の川島先生最悪。(中略)本の中に入ってぶん殴りたい。」のくだりに全面同意です!
投稿元:
レビューを見る
大前提が「女子中学生が読む本だった」ってことか(^ ^;
おっさんが読んでも共感できない...以前に、
想像もつかない「女子の実態」みたいな(^ ^;
もちろん、筋も文章もきちんとしているので、
読み物としては読めるのですが...
解説のはるかぜちゃんが書いているような、
心の深い部分での共感、みたいなものは
さすがにムリ(^ ^;
「おっさんが読んでももったいない」って感じ(^ ^;
文庫巻末、はるかぜちゃんの「渾身の解説」は圧巻。
見事な人選であり、それに期待以上に応えている、
という感じです(^ ^
投稿元:
レビューを見る
保健室登校、スクールカースト、不登校。
学校に居づらさを感じる女の子たちの短編集。
学校に行きたくても行けない。
誰も助けてくれない。
居場所を求めていじめる側になったり、理不尽ないじめに苦しんだり。
何人犠牲になれば学校は変わるのか。