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ひよっこ家族の朝ごはん お父さんとアサリのうどん
無精な俺が、毎朝慣れない料理を頑張るのには理由がある。それはミチルと約束したから。兄さんの遺したおしゃまな一人娘ミチルと、バイト暮らしの売れない小説家の俺。半人前な二人が...
ひよっこ家族の朝ごはん お父さんとアサリのうどん
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ひよっこ家族の朝ごはん お父さんとアサリのうどん (富士見L文庫)
商品説明
無精な俺が、毎朝慣れない料理を頑張るのには理由がある。それはミチルと約束したから。兄さんの遺したおしゃまな一人娘ミチルと、バイト暮らしの売れない小説家の俺。半人前な二人が、朝ごはんでつながる家族物語。
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思ったより重い
2021/09/22 17:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故だか兄が内緒にしていた姪っこと初めて会ったのは兄とそのパートナーのお葬式の日、母親は自慢の長男の死にショックを受けいきなり登場したた孫の存在を受け入れられない。
主人公は家族の反対を押し切り姪っ子を連れて帰るが、姪っ子の好き嫌いを克服するためと兄たちの死を伝えられない(伝えたくない)故の嘘。
慣れない子育てと生活費を稼ぐアルバイトにと右往左往する主人公。
兄たちが亡くなったことを姪っ子に言えない主人公が、作ったお話が終盤になるにつれ姪っ子についた嘘にどうしようもなく追い詰められていく。基本的に主人公は優しいのだろう。
しかし優しさというより意気地がない、その場の感情に任せて先を見ての行動がとれない、母親の言う通りである。
その母親も悪い人間ではないのだが、視野が狭く我の強い性格で主人公や長男のように委縮した人間に育ててしまっていた。
最後は良い話っぽく纏まっていたが、主人公が姪っ子に依存している部分が気になる
今後「父親」が元気になった時は笑って別れられるのだろうか?
もっと軽い子育て小説かと思ったら意外と重い、というか主人公がグダグダで4歳児だから仕方ないのだが姪っ子が我儘で母親はきつい性格だしと読んでいて爽やかな気持ちには当然なれなかった。