紙の本
都市の女戦士は今日も癒しを求めてる
2017/04/01 13:16
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
常に、過酷な戦闘を強いられる「都市の女戦士」の一人として、ジェーン・スー氏が求める癒しの場。著者も自認する「40代中年女性」が経験する体と心の軋みを衛生兵である女性たち(中には男性)が、優しく、丁寧に癒してくれる。「癒し」は「なぐさめ」と本書にあるが、そこには「男性の風俗」とは大いに違う「何か」がある。毎夜(日中)、心と身体が発する、聴こえない愚痴を聴いてくれるような「店」に通い、「施術」という対話で解消してくれる。そのお返しはなにか。そう「カネを払う」ということ。本書は、愚痴を言い続ける身体を癒してくれる場所を探す「マッサージ行脚」本だと思う。一度の対戦で「最高」と歓喜する店もあれば、気分が凹んだりと「なんだかな」と思える店まで。都会には(カネをかければ)星の数だけ「癒す場所」と「癒す人」が居るのかと地方在住者はため息をつく。
「カネで解決だ」と見栄を切っている感があるが、けして全部がそうでない。実際言われれば、嫌な気分にもなる。だが、年中満身創痍の著者には、そんな言葉で気に病んでいる暇はない。カネ解決できる事は「カネで解決」する。そう、ジェーン・スー氏はそれが出来る女性だ。最終的に、自分へ褒美(?)としてブランドバックではなく「マッサージチェア」を購入する。読後、著者の活躍を願いつつ、激戦を勝ち抜くために今日も「都会の癒し場所を放浪している」だろうと思う。
電子書籍
読みやすい!
2020/06/18 21:24
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投稿者:ハンゲショウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みながら、自分も一緒にリラクゼーションの施術を受けた気持ちになれるエッセイです。お店に対する感想も嫌味がなく、読んでいて爽快です。リラクゼーションに通い慣れている方にも、それをお仕事にされている方にもおすすめしたい一冊です。
電子書籍
女だって癒やされたい
2017/09/24 22:05
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投稿者:niko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴロウ・デラックスの課題図書で知った。
ジェーン・スー節で筆者の通ったマッサージやスパの感想が書かれている。
中年女性なら特に「あぁ,わかる,わかる」となるのではないだろうか。
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名に惹き付けられて一気読み。
働く女達の過酷さを暗くならずおもしろく読ませてくれる。
飾らない本音の文章が好きです。
紙の本
ストレス解消
2019/06/30 19:49
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな悩みで凝り固まったストレスを、金で解消しようという女性向けの本。バリバリ働くサラリーマンも共感できる内容だと思う。
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いつものスーさん節は面白いんだけど、マッサージに特化した内容だから途中で少し飽きて…読みきるまでに時間が掛かってしまった。
ヨモギ蒸しは興味あるなぁ。
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個人的にすごく好きな本だ。なぜなら規模の大小は(つまり私はスーさんのように玉が使えない。カネで解決できないが)あれ私もマッサージとマッサージ的なものが大好きだからだ。だから本書の内容についつい前のめりになって読んでしまった。えっ本当?参考にしたい(がおそらくできない)とか下手なものに当たったときの失望感のあるあるが身につまされて楽しかった。
本来、自分の身体なんだから自分でメンテナンスして大事にして使っていくというのがスジであろう。(だからヨガやらジョギング、山ガールがあるわけである。)だけど、このおそらく無駄な贅沢(マッサージ的なものは一時的なものだから)は背徳的であるから気持ちいいのである。独断です。
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この方の著書は出たら買おうと思ってるんだけど、ちょうど繁忙期終わりで体がつらい頃で、美容に興味があるときに化粧品の内容を読んだり、読書がしたいときに読書エッセイを読んだりするように、そのときの自分にもぴったりでうっとりしながら読みました。
わたしはもともとマッサージをあまり利用しないほうで、マッサージって見た目を変えるものではないから(もちろんむくみをとったり、矯正されたりして変わるというものもあるのだろうけど)、どうしてもお金をかけようと思うと人と会う前の美容院にかけがちでした。生活の中でかなりの時間を仕事に割いて働いてるとは言え、わたしなんか世の人ほど疲れが溜まってるわけでもなく、それなのに行くって、となんだか罪悪感があったのもある。人が行く分にはちっともそうは思わないのだけれど。
でも疲れを取って気持ち良くなるためのズルの手段、ではなく、そのサービス自体を受けることを素敵な行為として書いてくれているので、読んでいてとても楽しかった。
マッサージに限らず、やっぱりこの方のエッセイの良さは出ていて、どう思うかの描写とか考えることとか読んでいてとても面白い。男性目線のサービスの話とか、とても興味深かったです。すごくよく解る。
とは言えマッサージ行ってみたら、とっても気持ち良かったけど、やっぱりそんなにわたし疲れてないのかも、と思いました笑 また働こう!笑
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マッサージ関連には行ったことがない。もしも全然良くなかったら?と考えて行けない。ある意味最高の贅沢かも。
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自分へ素敵なご褒美的なマッサージをプレゼント。罪悪感感じなくていい、そのためにまた頑張って働こう!って前向きなところがよかった。
なかなか自分に、マッサージプレゼントできない経済状況だけど、一年に1回2回くらい、プチプラコースでいいので、やりたい。できるようにがんばろ!
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忙しくて面倒くさがりの仕事ジャンキー、ジェーン・スーのマッサージ放浪エッセイ。値段別に¥0~¥35万まで、安いから駄目なのでも高いからいいのでもなく、星の数ほどあるマッサージ屋での色々が語られる(ただしほぼ東京)。他作に比べると笑いは薄め。考察も薄め。でも”致命傷じゃなければお手軽に驚きたい騙されたい”女心は分かる気がする。
こんだけスパ・マッサージ行きまくったら楽しいだろうと思うけど、現状彼女ほどアグレッシブで疲れてもいないので背中を押されるような押されないような。一度行くと怒涛の営業攻撃に遭いそうで怖いしなー。でも何か贅沢したい!自分のためだけに無駄遣いしたい!という衝動が湧いた時にあぶく銭握りしめて行ってみようかなーと。ルールを決めた中での浪費なら少しはあった方が楽しいしー。
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タイトルが秀逸すぎて、期待し過ぎた…
金を持ってそうな女の使い方を、私の目からウロコを落として下さいとまで思っていただけに、マッサージの話だけとは残念。それでも笑えましたけどね。
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2018/05/13
スーさんの文章が好き。
マッサージルポかぁ、今までとは毛色が違うしと悩んでいたけど読み始めると止まらない。
ひとつひとつが短めでサクサク読める。
いい事ばかりじゃないし失敗したことも書いてる。
聞いたこともないマッサージの種類、ジャンルも様々。
まじでスーさんマッサージにいくら投資した?読了後そう思った。
いろーんなジャンルのマッサージに臆することなく行ってるのが凄かったり、わかるわかる、それ思う!と共感するとこもあるし敷居高めのハイソなマッサージの内容を垣間見れて羨ましくなったり…
失敗を恐れずマッサージ行きたい!と私の好奇心もむくむく肥大しています。
速攻ホットペッパービューティー開くよね。
面白かったなー。
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いつもどおりの斜めからの切り込みだけれど、全編、マッサージなどのボディケアの話だったので、ちょっと期待したのとは違った。幸いにも、先日、整骨院や鍼灸整骨院に行ったばかりだったので、書かれている内容には、頷けることが多かった。
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素晴らしきマッサージ体験記。
ここまで仕事を頑張る女性の『娯楽』を追求したエッセイがあるだろうか!
独身女性の誇りと寂しさが詰まった1冊。
「あるある」とニヤニヤしながら読める作品。