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電子書籍
ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~
著者 霜島けい
あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなの...
ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~
ぬり壁のむすめ (光文社文庫 光文社時代小説文庫 九十九字ふしぎ屋商い中)
商品説明
あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなのだが……。ふと入った路地で見つけた「働き手を求む」の貼り紙――。この世ならぬ者が見える少女が、ちょっと迷惑な父とともに、人助けならぬ亡者助けに奔走する! 痛快時代小説。
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軽快
2021/11/07 17:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あし - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の文章は本当に読みやすいこと実感。
気づいたらいくつかシリーズが溜まってたので飛び飛びに読んでたもの読み直してます。
江戸の不思議を扱うお店で働く主人公。妖怪とか幽霊とかはっきりジャンルを見めないところがちょっと新しい。
紙の本
「のっぺら」に繋がる霜島ケイらしいユーモア溢れる妖怪譚
2017/06/17 14:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
霜島ケイが、なぜ“けい”名義で書いたのか分からないが、「のっぺら」の雰囲気を持った楽しい作品。似たような妖怪譚の小松エメル「うわん」シリーズが今のところ、やや物足りないせいもあり、霜島ケイらしい、期待の持てるシリーズが開幕したようでうれしい。
まだ、登場人物?こそ少ないものの、中心キャラクターも魅力たっぷり。ストーリー展開も滑らかで、早く続きが読みたい。ホラー色を意識したと思われる「うわん」より私にとっては面白い。
紙の本
タイトル通りの
2017/11/13 23:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金柑露 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天涯孤独になったるいとぬりかべに住み憑いたお父さんと九十九字ふしぎ屋で働き、亡者助けに奔走する話。そう、奔走です。
九十九字ふしぎ屋で働くことになった経緯、お父さんがなぜぬりかべになったか、、その様子、娘に対する父親心、少し泣ける。
鶯笛の話はもっと泣けます。るいを見守る大人たちも良い。さらりと読めます。