商品説明
文禄四年、夏。最上義光の娘・駒姫は、関白秀次の側室となるため聚楽第に入った。しかしその直後、秀次は謀反の罪で切腹。残された妻子には想像を絶する運命が待ち受けていた――。姫を救うため、最上家家臣たちの壮絶な闘いが幕を開ける! 「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門No.1の著者による慟哭の歴史ドラマ。
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紙の本
戦国時代の裏話
2017/04/10 20:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
東北出身なので、最上家に親近感を持ちつつ
読んだ。
豊臣家の崩壊は、文禄の役と
この秀次の処分で始まった。
古今東西、恐怖政治での長期政権はない。
身内の秀次を成敗し、豊臣政権は一気に脆弱化した。
最上義光は奥羽の蝮と言われる
謀略家だが、本書では善人とされている。
しかし、この駒姫の件で、徳川方に着いたのは、
疑うべくもなく、この点でも豊臣にとって失策である。
駒姫がかく美しく、賢く描かれていて、
もしかして史実と異なった結果になるかもと
思ったが、悲しい結末でした。
紙の本
駒姫とおこちゃ
2017/04/07 16:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
駒姫の名はよく時代劇にも出てくるし、NHKの『歴史秘話ヒストリア』でも取り上げられたので、知ってい人は知っている。
しかし、同じく三条河原で斬首されたおこちゃは最上衆と書き残されて居るだけで、身分不明の女性であった。駒姫とその侍女おこちゃを中心に、最上家、豊臣家の周辺を描いていく。
武家の覚悟をみせる最上家とその女性たちの精神性の高さと、人臣位を極めた秀吉とその周りの忠義と保身の歪みが対照をなしている。
やや感傷的に流れた感もあるが、豊臣家の影の部分の物語として面白い。