上下水道が一番わかる

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下水はどのように処理されているのだろうか？
という疑問からこの本を手に取った。
どぶ川にみる、茶色、もにょもにょ・ゆらゆらしているある物体。
これはフロックと呼ばれる微生物が集まったもので、糞便や生ごみなどの有機物を分解する力を持つ。
下水処理ではこのフロックの力を借りて、見事汚水を再生し、綺麗な水に戻す。(もちろん、他の複数の処理を経て綺麗な水に戻す。）
これは驚きだった。

また非常に気になる点として、水道水源の保全と管理の項が見逃せない。
曰く、外国資本による水源地地域の買収問題も発生している。
都会地では規制されている地下水の取水規制もない。
国土利用計画法では、森林地の多くが該当する都市計画区域外の土地売買は、1ha未満の場合は届け出の義務がない。
森林法にも土地取引に関する規制がない。
という。これは由々しき事態だ。
法整備がされてない理由や現在の外資による保有状況などを別途掘り下げたい。

こういった、自分の日常を形作るインフラの技術面をしっかりと知っておくことは、社会に生きる一因としてとても重要だと思う。