- 販売開始日: 2017/08/04
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-319211-4
ゆらぐ玉の緒
著者 古井由吉
老齢に至って病いに捕まり、明日がわからぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほ...
ゆらぐ玉の緒
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
老齢に至って病いに捕まり、明日がわからぬその日暮らしとなった。雪折れた花に背を照らされた記憶。時鳥の声に亡き母の夜伽ぎが去来し、空襲の夜の邂逅がよみがえる。つながれてはほどかれ、ほどかれてはつながれ、往還する時間のあわいに浮かぶ生の輝き、ひびき渡る永劫。一生を照らす生涯の今を描く全8篇。古井文学の集大成。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
どの短編もレベルが高い
2021/01/20 19:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
古井由吉が得意とする連作短編集だ。「新潮」に一か月置きに連載されたものだ。濃密な文体は相変わらずだ。よくこんなものを長年描き続けることができたなと思う。どの短編も高いレベルを保っている。本当に偉大な作家だったと思う。