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電子書籍
本所おけら長屋
著者 畠山健二
本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。それもそのはず、お金はないけど人情に厚く...
本所おけら長屋
本所おけら長屋 1 (PHP文芸文庫)
商品説明
本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。それもそのはず、お金はないけど人情に厚く、かっとくるけど涙もろい。自分より他人のことが気になって仕方がない。こうした面々が、12世帯も軒を並べているのだ。そんなある日、わけあり浪人・島田鉄斎がやってきた。津軽の某藩を辞去し、江戸へ流れてきたのだ。剣の腕がたち、冷静に物事に対処できる鉄斎は、おけら長屋の連中が頼りにする心強い「旦那」。鉄斎を迎えて、何かと騒がしい長屋の面々が遭遇する事件とは……。著者は、本所育ちで演芸の台本などで複数の受賞歴を誇る手練の書き手。今回は満を持して、文庫書き下ろし時代小説に初挑戦。2013年本屋大賞作家・百田尚樹氏も「この小説には、やられた!」と太鼓判の出来ばえ。江戸落語さながらの笑いと人情にあふれる作品世界をとくとご堪能あれ!
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紙の本
長屋の住民になってみたい
2016/10/28 00:34
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で目が合い、感じるものがあったので即購入。
江戸っ子らしい威勢のいい会話、人情に篤い長屋の人たち。落語の世界がそのまんま小説になったかのような、笑いあり、じんわりと涙ありの連作短編集。
おもしろくて、読みやすくてあっという間に読了した。
こんなに気のいい人たちがいるなら、ちょっとぐらい貧乏でも、おけら長屋で暮らすのもいいかもしれない。
2作目、3作目と進むにつれて、登場人物の人となりがよりわかってくると思われるので、ぜひともシリーズを読破したいと思う。
紙の本
まさしく面白い
2017/09/07 08:17
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度読んで笑って、また読んでも笑えます
電子書籍
長屋っていいかも
2021/04/29 17:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の長屋に暮らす人々のドタバタを描いた楽しく読める時代小説です。人情に厚く、おせっかいで、でもお互いに助け合っていて、こんな暮らしもいいなと思います。