- 販売開始日: 2017/08/17
- 出版社: 新書館
- レーベル: 新書館ディアプラス文庫
- ISBN:978-4-403-52224-6
はな咲く家路
著者 著:一穂ミチ , イラスト:松本ミーコハウス
高校生のかずさは、生まれた時からずっと母・弓子と二人で生きてきた。ある日、弓子から「結婚したい人がいる」と告げられ、木工作家の慎一と自分と同い年だという息子・葵と顔合わせ...
はな咲く家路
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商品説明
高校生のかずさは、生まれた時からずっと母・弓子と二人で生きてきた。ある日、弓子から「結婚したい人がいる」と告げられ、木工作家の慎一と自分と同い年だという息子・葵と顔合わせをすることに。初めて会う葵は、真面目で臆病なかずさと違い、まっすぐで自由で――夜空を取り込んだような黒い目で、健やかに笑った。そして、弓子と慎一は結婚し、二人は兄弟になるが……。心を溶かす、初雪色の恋物語。
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風景に溶け込んでいくような話
2024/06/28 05:48
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
再婚連れ子同士の葵とかずさ
再婚や義兄弟になることにわーわーする年でもなく
襖隔てた部屋に暮らすことになる。
高校生から大学生のそのときだけ持つ年頃の悩みや煌めきが
中国地方の田舎の風景に溶け込んでいくような話
血筋なのか芸術肌の葵と生真面目である意味頑なにならざるを得なかったかずさ
二人が出会い関わっていく様が描かれています。
色々なエピソードのリアルな様は良い面と悪い面があるなと。
法事とか、就活のこととか、鍵の話とかは胸が抉られるし
でもキラキラしいものもあって自販機とかね
エピソードのひとつひとつが煌めいていて惑わされるのだけれど、
二人の心情がそこまでいくところはふわりとした感じなのは否めない
ただ葵が芸術家気質なのとかずさの心情は割と書かれているので
なんとかするりと受け入れられはしましたけれどね。
逆にだから水のようにさらりと読み終わってしまった感も否めないです。
読み終わってハナさんは偉大な存在(本物も木彫りも)としみじみ思ったしだいです。
ビスコみたらハナさんを思い出すことは間違いないです。
☆3.5