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神様の御用人7
著者 著者:浅葉 なつ
朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命(つくよみのみこと)。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟・須佐之男命(すさのおのみこと)への贈り物を探して欲しいというものだ...
神様の御用人7
神様の御用人 7 (メディアワークス文庫)
商品説明
朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命(つくよみのみこと)。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟・須佐之男命(すさのおのみこと)への贈り物を探して欲しいというものだった。いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり……。一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒される――。
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紙の本
今回はまるまる一冊でひとつのお話です。
2017/10/11 23:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:仔猫のあくび - この投稿者のレビュー一覧を見る
お話の中心となる神様は誰もが知っているであろう三柱!
天照太御神・月読命・須佐之男命の姉弟です。
良彦が御用を承ったのは月読命なのですが、それを叶えようと
行動する内にとんでもない事実が明らかに…
神々の禁忌の領域に踏み込もうとする良彦を案じる大国主神、
行く末を静観するため距離を置く黄金。
これまで良彦と関わった神々を巻き込みつつ、良彦は悲劇の
真相に辿り着き秘密を暴いてしまうが、それはあまりにも
重く悲しい真実でした。
神々からすればちっぽけな存在である“人の子”の良彦に
出来ることは?
有名な姉と弟に比べ知名度が低い月読命を中心に、竹取物語を
絡めての話の展開は新鮮で面白かったのですが、途中からは
涙なくしては読めませんでした。
紙の本
期待通りの面白さでした
2017/09/16 21:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
思えば、黄金様(狐神)の些細な「願い」からスタートした本シリーズも、はや7巻。
ミッションもスケールアップし、本巻では、ついに三貴神(天照大神、月読命、須佐之男命)が登場。良彦は東奔西走し、神話の裏に隠された驚くべき事実が明らかに。神話をベースとした巧みな筋立てで、難解な神話の世界を再構成。浅葉さんの創作ではありながらも、こんな神話もありかなと納得できるファンタジーでした。
神社や神様に関心のない方も、本書を読めば、必ず、神様のことを知りたくなるでしょう。本作も期待通りの面白さでした。
ところで、私が月読命を知ったのは、つい数年前のことです。松尾神社を参拝し、鈴虫寺に行く道すがら、質素な神社があります。月読神社です。これが、天照大神の弟で、須佐之男命の兄である月読命が祀られている神社なのかと絶句しました。本書にも出てきますので、一度訪ねてみるのも良いかもしれません。
紙の本
涙を我慢するのが大変でした。
2017/09/15 18:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ1巻から読んでいますがずっと泣きっぱなしです。毎回涙なしでは読めなくて、もちろん今回も。
いつもよりシリアスなシーンが多く特に今まで以上に悩む良彦にかなり感情移入してしまいました。そして神様である「月読命」「須佐之男命」「天照太御神」の三兄弟の切なさが痛いくらいでした。絆が深ければ深いほど相手を想い合い、そしてすれ違っていた兄弟でしたがあのような終わりかたでホッとしました。さすが浅葉先生です。穂乃香ちゃんも癒しでしたね。8巻も楽しみに待ちたいです。
紙の本
神話の裏側
2021/02/17 19:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は月読命の御用件で丸一冊です。月読命と須佐之男命を中心にしたお話。
『古事記』にもほとんど記載のない月読だけに、とても興味深く読みました。『竹取物語』との絡みも面白かった。
御用に悩む良彦に、今回は神々はちょっと引き気味。
黄金は姿をくらまし、大国主命は言葉を濁し、須佐之男命は威圧的に邪魔をする。
それでも、月読のために悩む良彦に神々はほだされていくのです。
ラストの須佐之男命の言葉、気になりますね。
そろそろ黄金の本チャンの御用になるのかな。そういえば、中途半端になってるもんね。
楽しみです。
紙の本
姉弟の温かい想いを繋ぐ御用人
2017/11/24 22:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
神様の悩みを聞いて解決する良彦と甘いもの大好き方位神のモフモフのキツネのペアで御用聞きをする物語の第7弾です。今回は、月読命に関する物語です。神話の中でも語られることの少ない月読命と姉弟である天照大神と須佐之男命のお互いに思い遣り、語られることが無かった秘密を、御用聞きの良彦が人としての想いをぶつけることで、月読命と天照大神、須佐之男命の姉弟としての絆や情を復活させます。読みながら3人の神様の想いに最後は涙を目に浮かべながら読んでいました。
毎回このシリーズの本を読むたびに、日本の神々の人間らしさや人々に対する温かい眼差しをもって見守っていてくれることを思い出させてくれる大好きな物語です。
紙の本
大国主神いい奴
2017/10/21 13:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
購入して、すぐに読んでしまった。表紙の青い月が綺麗。月読命の御用から始まり、失った荒魂探しがきっかけに、記紀に伝えられることなく葬り去れた三貴神の過去の真実が明かされていく。竹取物語に兄弟愛と家族愛を織り交ぜて進む作者さんのアイデアに上手いって思いました。今回は黄金の代わりに大国主命がいろいろと協力してくれた。大国主命がめちゃ良いやつ。穂乃香ちゃんの兄ちゃんは相変わらずだった。ラストは黄金に関することで終わってしまって続きが気になる。
紙の本
壮大なスケールで、まあ楽しい!
2022/09/16 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
4巻以来の長編です。
有名な三貴神に、
これまた有名な昔話をからめて、
壮大なスケールで、まあ楽しい!
良彦や穂乃香ちゃんの成長もみられて、
爽やかなラスト、と思いきや、
何やら不穏な流れ。続きが気になる。
紙の本
黄金 どうした?
2021/02/06 15:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄と弟の繋がりの深さが重く愛おしい7巻。
穂乃香兄が相変わらずなこと、大国主乃優しさが印象に残る。
今回は黄金がいつもとは違う様子でいまひとつ存在感がなかった。
最後、そんな黄金に落とされた爆弾。
いつものスイーツ大好きな黄金でいてほしいけど、そうはいかないのかも。
紙の本
新約・古事記伝
2017/11/13 17:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とでもタイトルを改めた方がいいのでは、
と思うほど壮大なお話に。
神話の中で、
カミサマたちは意外と海を渡ったりするので、
月読と秦氏を重ねた今回のお話は、
わりとアリだな、とおもったりして。
竹取物語も題材として取り上げられたので、
正真正銘神話の世界の物語でもある浦島太郎も、
この調子で俎上にあげてくれないかなあ、と思ったりもします。