すべての神様の十月

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ねこすき旅人　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

死神、疫病神、貧乏神、福の神といった昔から人の暮らしに寄り添った神様を題材にしたお話です。人と密接な分、神様が悩んだり落ち込んだりしてしまうところがとても人間味があって、読んでいてほっこりしました。特に偶然バーでOLさんに召喚されることになってしまった死神とのエピソードが、心温まりホロっと涙がでてしまう良いお話でした。小さな短編でできているので、あっという間に物語に引き込まれ読むことができます。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：石川誠壱　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

PHP文芸文庫の『HAPPY BOX』というアンソロジーを読んで、小路幸也の死神の小説が気に入りました。伊坂幸太郎の死神シリーズへのリスペクトで書かれた、というのがイイ感じです。その短篇が１冊の連作シリーズにまで育ったので、読んでみたというわけです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：わかめ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

いろいろな神様がいて、人間の生活を支えている。疫病神や死神も、優しいと思った。神様は、人間が幸せに暮らすために存在するんだと感じさせられる、とても暖かい話だった。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：a　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

八百万の神をテーマに色んな神様がそれぞれ出てくる短編集です。ダーティーな神様達でも、人間と区別が付かないほどの人間らしさが特徴的です。サラッと読めてハートフルです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：タオミチル　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

死神、貧乏神に福の神、疫病神、道祖神に九十九神...と、カミサマ方を題材にした短編集。どのカミサマ方も等しく良いイメージに仕上げちゃってるところが小路流かなと思う。カミサマなのに人間臭く悩んだり、心配したりするところに親近感。ときどき、「世間からは、どうも負のイメージで見られてますが、ホントは全然違うんですよね」と、自分のカミサマとしての役割を訂正までしていたりする。最終章までたどりつくころは、すべてのカミサマ方ありがとう！みたいな気になっていました。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：しんごろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

俺のそばにいてくれる神様はどなたかなと、ついつい考えてしまいますね。そんな八百万の神様の短編集。優しさ溢れ、心がすごく温まります。これまで読んだ小路幸也作品では、一番好きかも！そして、ぜひ続編が出てほしいと、強く思った久しぶりの作品ですね。神様もいろいろ大変だあ。いろいろ事情があるみたいだよ。でも神様同士は仲が良いんだね。そんなわけで、俺のそばにいる神様はどの神様なんだ！気になるわ～(笑)人にオススメできる作品ですよ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ＢＨＵＴＡＮ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

202402
死神がバーにいたらびっくりだけど、いろんな神様が表に裏に動き回っているのね。
貧乏神と福の神が秀逸。
このあとも様々に神様が登場するようなので、楽しみ。