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電子書籍
興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
著者 福井 憲彦
15世紀の大航海時代にアジア、新大陸に進出、激しい貿易戦争を繰り返しながらグローバル化を進め、幾多の戦乱と革命を経て国民国家を誕生させたヨーロッパ。産業革命と帝国主義によ...
興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
近代ヨーロッパの覇権 (講談社学術文庫 興亡の世界史)
商品説明
15世紀の大航海時代にアジア、新大陸に進出、激しい貿易戦争を繰り返しながらグローバル化を進め、幾多の戦乱と革命を経て国民国家を誕生させたヨーロッパ。産業革命と帝国主義により19世紀の世界に覇権を確立したが、二度の世界大戦で破局を迎える。その反省から生まれた欧州統合への長い道のりの栄光と挫折をも考察する。
目次
- プロローグ――コントラストのなかのヨーロッパ
- 第一章 グローバル化への先導
- 「大航海時代」とヨーロッパの海外膨張開始
- 「大航海時代」の世界史的評価
- 仁義なき貿易戦争の時代
- 第二章 近代ヨーロッパの政治と文化
- 主権国家と王政
- 二つの宗教改革
- 宮廷文化とブルジョワ文化
- 第三章 啓蒙専制君主と思想家たち
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紙の本
500年に渡るヨーロッパの栄光と挫折の歴史を考察します!
2020/03/07 12:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、栄光と挫折を繰り返してきた近代ヨーロッパの歴史を考察した画期的な一冊です。ヨーロッパ諸国は、大航海時代の15世紀には世界に先駆けてアジアや新大陸に進出し、貿易戦争を掻い潜ってグローバル化を進めてきました。そして、その後、産業革命と帝国主義の台頭で世界の覇権を確立したものの、第一次大戦、第二次大戦で大きな打撃を受け、破局を迎えることになります。そうした過去の反省から欧州連合(EU)という国民国家を超えた地域統合の道を歩み始めるのですが、こうした500年以上にもわたる道程を丁寧にかつ詳細に考察したのが同書です。ぜひ、ヨーロッパの栄光と挫折の歴史を再考するために読んでいただきたい一冊です!
紙の本
近代ヨーロッパの覇権
2020/04/19 16:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨーロッパが近代に至る過程を通史的にまとめている。世界史の参考書に出てくるような考察が出てきたので、参考書をみたら、参考書の参考文献にもなっていた。
著者はフランスのアナール学派の紹介者らしく、その影響もあるのかもしれない。
電子書籍
近代ヨーロッパ
2020/07/28 09:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代にも大きな影響を与えている近代ヨーロッパの人権と民主、産業革命、国民国家などがどのように成立していったかが大きな歴史の流れでよくわかる。
紙の本
ダイナミック
2018/09/14 22:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
細かいところまで言及されてあるわけじゃないけどダイナミックさは伝わってきておもしろい。大航海時代から始まって第一次世界大戦まで。物語として楽しいし、出来事も価値観も現代を束縛しているからつながりをもって読める。
紙の本
通史的だが論旨はシンプル
2018/01/01 11:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国民国家を作ったことがヨーロッパの覇権の要因だったという論旨はシンプルで良いのだが、内容があまりに教科書的というか通史的。ルネサンス以降から開始するより、ナポレオン周辺の方が深い話になったような気がする。