紙の本
これは見抜けない
2020/08/25 22:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
天久鷹央の長編第3弾。宇宙人、透明人間ときて、今作ではいわばゾンビが相手。死者が蘇った?というのが謎の中核になりますが、そんな馬鹿なというのは分かっていながら、しかし丸っきり検討もつきません。それもそのはず、こんな専門知識普通の人は持ってませんから。従って、今回の犯人はかなり衝撃的でした(まあ、仕方ないですけど)。総論、推理小説としては大変良くできていると思います。ただ、鴻ノ池が今回ほとんど出番がなかったのが少し残念。小鳥遊との掛け合いをもっと楽しみたかったですね。
紙の本
蘇る殺人者
2020/05/13 19:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はキメラが殺人者で遺伝子が部位により相違するという難解な事件でした。謎解きも手が込んでいてこのシリーズの中でも傑作だと思います。天久先生も怪物よばわりさけますが、人間的な本質は全然違うと私も思います。
紙の本
絞めーる
2017/12/31 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編。
珍しく、桜井が疲労困憊します。
vsシリアルキラー。
謎自体はそんなに複雑ではない。
だからこそ、一筋縄ではいかない。
紙の本
面白かったです
2021/11/19 11:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性ばかりを狙う連続殺人現場に残されていた犯人のDNAは4年前に死んだ男を指していたと、今作は少しオカルト路線なミステリーでした。複雑な謎解きではありませんでしたが、最後の種明かしはメリハリが効いていて楽しかったです。ラストの「大丈夫、僕が止めます」は小鳥遊が何らかの形で生涯鷹央のそばに寄り添うという決意表明のようで、良かったです。
投稿元:
レビューを見る
+++
殺人鬼は、何者なのか。戦慄の医療ミステリー! 都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった……。止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央は事件の裏に潜む“病”を解き明かし、シリアルキラーに“診断”を下す。
+++
今回は、いままさに続いている連続殺人事件の謎解きで、しかも、鷹央が死亡診断をした男のDNAが現場に残されていたことで、自分の診断ミスが生んだ事件なのでは、という責任感もあり、鷹央ののめり込み方も普段に増して激しかった印象である。さらに言えば、普通に考えを巡らせていては永遠に真実にはたどり着けない設定でもあるので、焦燥感はさらに増す。ただ、途中からは、理由はともかく、何となくの印象で怪しい人物が浮かび上がってくるので、そこからは、理由を知りたい欲求がむくむくと頭をもたげてくる。そう頻繁にはない事案だとは思うが、最後はさすがお見事、という展開である。小鳥先生とのコンビもさらに絶妙になり、次が愉しみなシリーズである。
投稿元:
レビューを見る
今作も面白かった。怪しい教団絡みかと思えばただのザコだし、元産婦人科の医師があっさり殺されたのは少なからずショック。猫とかでキメラがいるっていうのはネットニュースで見たことがあるけれど、人間でもあり得ることなのだなというのは初めて知った。
投稿元:
レビューを見る
DNA鑑定をした結果、既に死亡しているはずの犯人が蘇ったとしか思えない連続猟奇殺人事件の発生。死者を蘇らせることができる霊能教団の話も絡めて、謎は深まるばかり…
話の核になる「DNA鑑定」にまつわる部分は流石!なんだけれど、登場人物設定や会話の書き方にもう一捻りあってもいいかな、な感じ。作者さんの伸び代を感じる部分とも言う。
投稿元:
レビューを見る
天才の誉れ高いお医者様の死亡診断はしつこく疑うのに、関係者からのDNA採取時にミスがなかったかは疑わないし、警察のマンパワーてやつをただひとりの容疑者に全振りして、他の関係者を全く疑わず調べてる様子もない。離れのインスリン製剤は全国のスーパー、コンビニどこででも手に入るような世界なのか。
トリックひとつで書こうとするために登場人物がひどく頭が悪くなっていて、終盤まで犯人を誰ひとり疑わないという無理のある茶番に読者が付き合わされることになる。かなりつらかった。
投稿元:
レビューを見る
上質なトリックとかを求めて読んでる訳では無いのですが、今回のはお見事でしたね。症例は知ってたのに見抜けなかったので1本取られた感じ。
投稿元:
レビューを見る
都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺。
警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだはずの男で、その診断を下したのは鷹央だった!
止まない連続殺人・・・鷹央の診断に間違いが?
シリアルキラーを野放しにしては置けない。
鷹央と姿の見えない殺人者との、息が詰まるような追跡劇に
ページをめくる手が止められず一気読み必至!
あ~、おんもしろかったぁ~~!!!w
投稿元:
レビューを見る
天久鷹央シリーズ8作目。
鷹央が研修医時代に死亡診断した男のDNAが、4年後の殺人現場に残されていた。
多重人格系かな、面白いなと思っていたが、まさにDNA系だった。
ーーーしかし、三度目の犯行で犯人に腕を引っ掻かれ
のところって、おかしい...よね...?
投稿元:
レビューを見る
犯人の意外性はなかったですが、こんな症例があるんだなぁという感じ。連続殺人鬼、今にも次の殺人がという状況でお話が進むので、緊張感を伴ってぐいぐい読めます。
投稿元:
レビューを見る
2017.12.21
さすが、読みやすい。
学生たちにオススメしやすいと思った。
ただ、まぁ、犯人の目星はすぐついたので、推理小説好きには物足りないかも。
投稿元:
レビューを見る
天久鷹央の事件カルテシリーズ、3作目。
前作までは、推理カルテのような診断ミステリの短編集の方が良いな、と思っていたんだけど、前言撤回、今作の長編はなかなかの読み応えがあって面白かった。今作の相手はシリアルキラーなのだが、それでも単なる事件ミステリでなく、ちゃんと医療診断ミステリになっているのがこのシリーズの醍醐味であり、良きところ。鷹央と小鳥遊のコンビも健在で楽しいし、謎解きの合間も面白く読んでいられる。文章そのものが、読みにくいわけではなかったけれど、最初の頃は上滑りしてるところがあって気になっていたのだが、今はそれも無し。面白さが安定しているシリーズとなって嬉しいです。
投稿元:
レビューを見る
2018年118冊目。連続殺人事件の容疑者は4年前に死んだ筈の男。まさかの結末にこんなことがあるのか、と驚かされます。鷹央の天才ならではの苦悩も描かれていて良い。