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電子書籍
中国の神さま
著者 著:二階堂善弘
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中国の神さま
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中国の神さま 神仙人気者列伝 (平凡社新書)
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
関帝廟に祀られ財神として人気の高い関羽や航海の女神媽祖、『封神演義』のヒーロー二郎神やナタ太子、日本でもおなじみの鍾馗や斉天大聖(孫悟空)、学問の神さま文昌帝君など民間信仰の神から、太上老君や玉皇大帝のような道教の神、観音や弥勒などの仏まで、中国人の間では多種多様な神々が息づいている。今もなお篤い信仰を捧げられる神さまたちを紹介し、彩り豊かで不可思議な中華の宗教世界を知る。
目次
- 第1章 民間信仰系の神々(関帝-絶大な人気と信仰
- 二郎神-勇武の青年神
- ナタ太子-「蓮華化身」の少年神 ほか)
- 第2章 道教系の神々(最高位の神々-三清・玉皇大帝など
- その他の道教神)
- 第3章 仏教の仏・菩薩と神々
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紙の本
中国には神様がいないって聞いてたけど
2002/07/17 21:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「儒教の影響で、中国には神様がいない」とか「文化大革命のとき、かなりの数の廟(神様が祭られている場所)が焼かれて信仰が廃れた」などと、どこかで読んだか聞いたかしたことがあります。が、この本を読めば、決して中国に神様がいないワケではなく、キリスト教やイスラム教のような唯一無二の絶対神がいないということ、神様がいないどころか、日本の八百万の神々に負けないほど大勢の神様がいらっしゃって、今でもあちこちの廟に祭られているのだということがわかります。
実在の人物や物語の登場人物が神として崇められるようになったもの、星を擬人化したもの、海や川、山の精霊から、修行して神域にまで達した仙人たちまで、容姿も様々ならばご利益も様々なこれらの「神」たちを、一冊で説明・解説するのは無理があったのでしょう、本当に有名な神様しか紹介されていないのが残念ですが、中国が舞台の、または中国の物語を下敷きにした小説やマンガ、ゲームなどで、わからない神様や名前が出てきたときなどにちょっとページを開いて調べてみるのにちょうどよい本です。
紙の本
中国民間の神々像を気楽に知ることができる
2002/05/24 17:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国で信仰される民間習俗・道教・仏教の神々について、来歴や神格の変貌と、変化の要因についての推測を紹介する本です。特に民間習俗では元人間が多いあたりが、たいへん興味深いところですね。
色々変化はありますが、封神演義(の原典の時点で)では大きくアレンジして別物にしてしまっていることが良くわかります。
突き詰めた論証などではなく、気軽にたくさんの神々を知ることができるもので、入門にもってこいでしょう。図版は古い本より色々と引いてあり、それも良いところだと思います。