商品説明
それは、十数億年という気の遠くなるほど長い戦争だった。宇宙の破壊者「幻魔」との激闘──。強大な幻魔大王の力は宇宙の大半を破壊し、ついにその魔手は地球に伸びる。幕を開けるハルマゲドンを前に、今、高校生・東丈(あずまじょう)の超能力が覚醒する! 『8マン』の原作者・平井和正とコンビを組み、超能力戦争と世界の終焉を描いた永遠のベストセラー。劇場版アニメには大友克洋も参加。SF漫画の金字塔、ここに開幕!!
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これが『幻魔大戦』 すべてはここから始まった
2018/01/08 23:17
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた平井和正と石森章太郎(もう、2人とも鬼籍に入ってしまったのだ!)共作のSF作品です。もう何度読んだかわかりませんが、何度読んでもすぐに引き込まれてしまうマンガです。50年も前に描かれたものと思われないテーマの大きさと、ストーリーのスピード感に圧倒されますし、これが未完に終わっているというのが残念でなりません。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観たばかりのところでこれを読んだので余計思うのかも知れませんが、両作には何となく通じるところがあるようにも思えます。それだけこの『幻魔大戦』がちゃんとしたSFになっていたのだと思います。
久しぶりに読んで、いくつか改めて気づいたところをいくつか。
ルーナは意外とすんなりフロイの話を信じて、すぐに超能力者を集めることを自分の使命と思ったのだなあというところ。
東丈にはあまり似ていない弟(卓ちゃんと呼ばれている)がいたことや、東竜介という新聞記者の父親がいた(姿は結局現さないわけだけれど)というところ。
「ちび幻魔」の方が「平幻魔」より格が上らしいというところ。
全体にけっこうセリフが多いところ。
描いている世界はけっこう本格的だけれど、描かれ方はまだ少年マンガの域を脱していなかったというのが、今読むとけっこう魅力になっているようにも思えました。後の平井版や石森単独版や『新幻魔大戦』なんかよりスピーディーでかえって読み応えがあるようにも思えます。