紙の本
もう一度学び直すのに
2020/04/03 13:39
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投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の「学び」の在り方を客観的にチェックするのにうってつけの本です。
「楽しいこと」「興味があること」からしか学びは生まれない、というのが印象に残りました。読みやすくておすすめです。
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いかに学び続け、過去の経験をある種リセットしながらキャリアを積み重ねていくか、という話は、「仕事人生のリセットボタン」と近かったかなと思う。
学びをアップデートし続けていくために必要な原理原則と行動に関しては経験学習入門とかで読んで知っていたことも多かったけど、「タフな仕事から学ぶ」「フィードバックをとりにいく」なんかは、常にできているかどうかチェックしていかないとなと思った。そして、それを実際にやられている方々の「履歴書」は、すごく参考になった。
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知識が少ないと、自分の持っている知識に縋って変化できないってのは仕事だけに関わらず言えることだなぁ。と思った。
個人的には、「本を読むべきだ」とか、「学び」「成長」みたいな単語は、万人に当てはまる話では無く一部の賢い人だけの話だと思っているので、後半の体験談は「生存者バイアスじゃろがい」という感想も相まって、完全に食傷気味になってしまった。
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仕事上での困難を乗り越えるために、とにかく何か学ばなければならないけど、何をどう学べば良いかわからない人にはヒントになると思う。
特に、大人の学びのための3つの法則と、7つの行動は学びを進める上での指針になると感じた。
ただし、学生までの学びに比べて、社会人の学びはその対象や目的など個々人による差が大きい。したがって、ここに書かれている指針には従ったとしても悩むことは多そうである。
これは自分に合っているのだろうか、と適宜振り返り、“違和感”を感じたら方向を修正するという作業を繰り返すのが良さそうだ。
個々人による差は大きいが、先達の学びの具体例も出しており、参考になる。正直なところ、紹介されている人たちのモチベーションの高さや意識の高さに少々圧倒されてしまい、自分とは違う世界の人たちだと思ってしまう面もある。そこをぐっと堪えて、自分もこれくらいやろう、という方向に自分を奮い立たせるツールにしたいと思う。
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人間学び続けることが求められる時代において、「大人の学び方」は何かについて言語化した本。目新しい内容はなかったが、一方、まぁそうだよね、という印象を抱いた書籍
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とりあえず読了。後半に掲載の「7人のビジネスパーソンの学びのリアルストーリー」が面白かった。
あと、本の読み方、大学院の選び方、他人の経験からの学び方、仕事の中での学び方など、具体的な「学びの行動」が7つ紹介されているのが分かり易い。
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経験的に感じていたことが、整理・言語化されておりすんなりと身体と頭に落とし込めた。これからもこの本を振り返りながら活用していこう。
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<目次>
第1章 僕たちはなぜ学び続けないばならないのか?
第2章 「大人の学び」3つの原理原則
第3章 「大人の学び」7つの行動
第4章 学び上手さんの「学びの履歴書」から学ぶ
<内容>
語り口のとてもやさしい、大人の学び方の本。さらに言えば心構えや行動の本と言った方がいいか?
3つの原理原則は、①背伸び ②振り返り ③つながり
7つの行動は ①タフアサイメント ②本を1t読む ③人から教えられて学ぶ ④越境する ⑤フィードバックを取りに行く ⑥場を作る ⑦教えてみる
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胃の存在はふだんは「意識」しない。その存在は「故障」してはじめて意識する。同じように「わたしは誰?」という問いは、たぶん「わたし」の存在が衰弱したときにはじめて際立ってくる。…ここまで引用。他の本の引用でしたけど、この部分だけすごく共感しました。学ぶ意識が高い人には、響かない内容のような気がしました。
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会社に入ってしまえば、勉強をしようと思わなければ本当にやらなくて済んでしまう。
そんな人たちが大半なのも知っている。
しかし、学びを止めた瞬間から、現状の先端からは置いて行かれるだけでなく、次世代からも追い抜かれていくことになる。
学ぶとは何か。
・背伸びの原理
・振り返りの原理
・つながりの原理
の3つが必要と筆者は主張する。
そのための7つの行動と、学びの成功者7人のケーススタディを紹介する。
経験こそが学びというけれど、ただ漫然と生きているだけで成長できているとは思えない。
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大人の学びは自立的に!主人公は自分。
会社とベクトルを合わせることでキャリア形成に活かす。
緊張屋さんと安心屋さんの2人と付き合おう。
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100年時代に向かう今は「学ぶ」ことをやめた人は取り残されていく。
ではそもそも「学ぶ」とはどういうことなのか。
色々な人の学び方の紹介とともにうまくいかなかった学びについても書かれているのが良いですね。
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本書を読み終えた後で、自分自身としての大人の学びを振り返たい。おそらく十数年からそれらしきことをやっていたと思う。背景には、漠然と長い仕事人生を完走するには、特段多きな変化が予定されていなくても、何か勉強したほうがよさそうだという気持ちがあった。こうした学習の成果は、結果的には最近のトランジションにかなり効いた。おそらく新しい職場で様々な新規事項を「学ぶ」だろう、という判断がなされたと推測する。そして強烈な「アンラーニング」の機会を得た。以上は全て後付けで実感したことだ。あとここ数年やっていることとして、フォーマルな場で活躍している先生にインフォーマルな形で指導を受けることがある。ある意味、楽器を習う際の師弟関係に似ているかもしれない。信頼できる師と出会えて、かつ学びが継続できる諸条件が満たされれば、この学びの方法はパワフルでかなり効果がある。
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2018年「働く大人のための「学び」の教科書」読了。
gaccoの授業を受講してから中原淳さんにはとても興味があって、ブログも興味深く読ませてもらっている(たまにですが…)。書籍は一度も読んだことがなかったけれど、読んでとても参考になった。自分の学びの方向性もはっきりしてきたし、大人の学びを体系的にわかりやすく書かれている。読了したら付箋だらけになっていた一冊。
(以下抜粋)
●リーダーや管理職であるならば、本来メンバーに仕事を任せなくてはならないのに、ついつい自分でやってしまったりすることが起こりがちです…この難しさを「生まれ変わり」と表現しているくらいです。
●これからの時代を生き抜く人は、新たな環境変化に対して「好奇心」や「興味」を失うことなく、自分を常にモニタリングし、自らを立て直していくことが求められます。
●何もしなかれば「次世代の子ども」より劣る存在となる
●生存不安(このままではダメだ~変わらなければ)>学習不安(新しいことを学ぶのは億劫、難しそう)
●人は生存不安を高められて、かつ、学習不安が減ったときに学習する
●できることならば、他人に学びを強制されるのではなく、自ら学び直すことを選んだほうがよいのではないでしょうか?
●大人の学び
<原理原則>
①背伸び②振り返り③つながり
<行動>
①タフな仕事に挑戦②本を1トン読む③人から学ぶ④越境する⑤フィードバックをとりにいく⑥場つくり⑦教えてみる
●大人にとって必要なのは、まず、動くことです。とりあえず、「これだな」と思った方向に背伸びをしてみる。
●アクションなくしリフレクションなし。リフレクションなくしてアクションなし。
●「今、現在の能力では、こなせるかどうか微妙なくらいのタフな仕事」から人は多くを学ぶことができます。
●本を読むとは「自分のなかに地図を持つこと」だからです…本を読み、知識をアップデートすることは、「自らの中の地図を広げること」に似ています。
●本を読むことは「他者の経験を代理学習すること」
●直接経験による学びは、「パワフル」なのですが、時間とお金という「コスト」がかかる…他者の経験や思考を、自らの経験の「代理」として用いることで効率よく学ぶことができるのです。
●首都圏のサラリーマンの平均通勤時間は往復116分。単純計算でも、年間では2万5520分になります。これは、時間に換算すれば425時間です。
●大人の学びは、「何を学ぶか」も重要なのですが、「誰から学ぶのか」もきわめて重要なのです。
●インプットとアウトプットの間に、「スループット(自分の中で脳がちぎれるほど考える時間)」をもちたいものです。
●「会社や家庭にしか居場所がなくて、考え方や価値観が狭い人」を、イメージしてみてください。知らず知らずのうちに会社化されたその頭からは、ステレオタイプのアイデアしか出てこなくなっていきます。
●世を賑わしている問題のひとつに「働かないおじさん問題」というのがあります。ここでいう、働かないおじさんとは、長い間、同じ組織で働いているため「給料が高いわりに、業績・成果が出ず、市場価値が低いので、組織の外に出ることができない中高年」のことをさします。
●よくビジネスの業界でいわれることのひとつに、「隣の芝生」で輝くものこそが「スキル」、「自分の仕事場」でしか使えないのは単なる「タスク」。
●フィードバックされた内容のなかで、かなり厳しくスパイシーな内容を指摘された場合には、これまでの自分のやり方考え方を捨て去らなければならない場合もあるかもしれません。このことは、「アンラーニング=学習棄却」と呼ばれます。
●アンラーニングとは、「過去に通用したけれど、今はもう通用しないもの」、たとえばスキル、概念、信念、経験などを捨てることです。
●他者から指摘されるより前に、自ら変わる、自ら捨てるという選択をしたほうが楽なのです。
●誰かとよい関係をつくりたければ、ギブをたくさんする。最初はテイクなんて期待してはいけない。
●学びの場を人々に提供すると、世界が広がる
●大人の学びとは「知識インプット」ではなく「アクション」です。
●両親は中卒で、常々「お前には財産は残せないけれど、教育だけは残してやる」
●「こちら側・あちら側」の違いは、能力的な差ではないということ。「決めて、動いたかどうか」だけです。
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時代の進化が早くなっているので、学生時代の一度の学びでは時代に追従できなくなってきているとして、大人の学びを提唱します。
「ライフシフト 100年時代の人生戦略」リンダ・グラットン著の考え方を基本に具体的な大人の学び方について、背伸び、振り返り、つながりを三つの原理原則、タフアサインメント、本を1トン読む、人からの教え、越境、フィードバック、場を作る、教えるを七つの行動と定義してそれぞれ詳しく解説します。
学びの大切さは良く分かるものの途中で挫折するのは良くある話です。そこは一人ではなく仲間と学ぶことが有効に思えます。三つの原則の「つながり」、七つの行動では「越境」、「場を作るが」がポイントでしょうか。