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電子書籍
武田勝頼
著者 丸島和洋 著
生き残りをかけて、信頼が問われた乱世――。 個の実力のみに帰しては見誤る、武田氏滅亡への道。 勝頼の「不運」とはいかなるものであったのか。 その正体を探っていけば、戦国大...
武田勝頼
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武田勝頼 試される戦国大名の「器量」 (中世から近世へ)
商品説明
生き残りをかけて、信頼が問われた乱世――。
個の実力のみに帰しては見誤る、武田氏滅亡への道。 勝頼の「不運」とはいかなるものであったのか。 その正体を探っていけば、戦国大名の本質が見えてくる。
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紙の本
武田勝頼を知るのに格好の一冊
2023/03/11 15:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
武田勝頼を知るには格好の一冊ではないかと思います。
この本で、勝頼という人物の全体像を知って、
勝頼に対する印象が変わり、勝頼のことをすっかり見直しました。
個人的に高野山成慶院のことが、以前から気になっていたのですが、
この本を読んでその辺りのこともだいぶわかって助かりました。
他の方も書いておられたのですが、平山優氏の『武田氏滅亡』も
合わせて読むと、勝頼の姿がより立体的に感じられるようになる気がします。
紙の本
戦国大名とは?
2021/08/15 01:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
武田氏最期の当主、勝頼の生涯を追うことで、戦国大名とは何かを問う意欲作。戦国大名に求められたのは「軍事指揮者」としての能力であるが、その評価は必ずしも実力とは一致せず、「天下人」信長との違いも大きくない、という。戦国大名とは、戦国という時代が生んだ徒花ではないか、との読後感。
紙の本
天に愛されなかった名将
2020/09/06 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:司馬青史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
武田勝頼は実に不運な将だった。
戦の指揮は上手く、武将としては優秀だった。
バランス感覚があり、キメ細かく、新たな事も実行し、政治家としても優秀だった。
部下を信じ、仕事を任せる度量もあった。
勇猛果敢で、武人としても優秀。
人を惹きつける魅力もあった。
長篠や御館の乱での失敗もあったが、そこから学び、挽回する度胸も実力もあった。
ただ、運にだけは恵まれていなかった。
出自におけるハンデ、父・信玄の残した大き過ぎる負の遺産、金山の枯渇、乏しい経済力、有能で強大なライバルたち、自然災害…。
武田勝頼は運にだけは恵まれていなかった。
そんな不運にも負けず、その時その時に全力を尽くした、蒋・武田勝頼。
この本には、そんな勝頼の生きざまと魅力が溢れている。
もし、私が武田勝頼だったら、これほど強く、逞しく生きる事ができただろうか?
この本を読んで、武田勝頼の魅力と強さ、逞しさを多くの人に知って欲しい。
紙の本
新しい勝頼像を示しています
2020/05/24 12:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:信州人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、勝頼は再評価されていますが、その理由がよくわかる1冊です。平山優氏の「武田氏滅亡」とあわせて読まれることをお勧めします。
紙の本
武田勝頼 試される戦国大名の「器量」
2018/03/31 17:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
武田勝頼の生涯を史料をもとに記述されています。若干単発的な史料の組み合わせ等が読みづらく感じましたが、その前後の時代背景や出来事が沢山盛り込んであり面白く読ませていただきました。
歴史は戻すことは出来ませんが、諏訪家の血をひく武田勝頼にもう少し運が有れば良かったと感じました。