沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一 映画カバー版
著者 著者:夢枕 獏
盟友・橘逸勢らと共に、遣唐使として長安に入った若き僧・空海。密教の真髄を「盗みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長安では、奇怪な事件が続...
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一 映画カバー版
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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一
商品説明
盟友・橘逸勢らと共に、遣唐使として長安に入った若き僧・空海。密教の真髄を「盗みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長安では、奇怪な事件が続いていた。役人・劉の屋敷に猫の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという。噂を聞いた空海と逸勢は、劉家を訪れ妖猫と対峙することに。その時から2人は、唐王朝を揺るがす大事件にかかわることになる──! 中国伝奇小説の傑作ここに開幕。
※本電子書籍は映画カバー版です。通常版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。
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タイトルほど読みにくくはない
2017/12/25 01:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体は、
というより主人公・空海の造形が
かなり陰陽師、安倍晴明に似ている。
ので、読みやすい。
というか、安倍晴明の「呪」を
空海の「宇宙」に言い換えたら
ほぼ互換が成り立つのではなかろうか。
足かけ18年の歳月をかけた著者の並々ならぬ情熱と苦労の末の大作に感慨無量
2019/01/22 09:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬 遼太郎氏の「空海の風景」や、先日亡くなられた梅原 猛氏の「最澄と空海 日本人の心のふるさと 」で
空海に興味を抱いていたのですが、昨年の映画化に伴い、ふと書店の店先でうず高く積まれた本書を手に取った
のが、きっかけでした。
密教を日本に持ち帰るべく長安に遣唐使として亙った空海と橘逸勢に待っていた様々な試練が、ある程度は史実
(中国や日本の古文書や参考文献)に基づいてはいるのでしょうが、それこそ作者の思った空海の展開~特に逆に
阿倍仲麻呂を介しての玄宗皇帝や楊貴妃との絡みや怨霊退治等の臨場感溢れる場面は、上記の2冊にはない
面白さで、また読後に映画も見ましたが、本書の面白さの方が断然勝っていた感じでした。
本書は、巻ノ4のあとがきによれば足かけ18年の歳月をかけ、「その書き出した頃は、中国ものを書いている作家など、
周囲にはほとんどいなかった。今はもう、中国ものと言えば、書店に溢れ、完全に小説の一ジャンルとなってしまっている。
感慨無量。
暗闇に石を投げ込むような十七年であった。」、また「何度か長安(西安)にも取材に行き、青龍寺や華清宮、楊貴妃
の墓所も訪れた」とあり、その後に記載のある参考文献の多さを見るに付け、著者の並々ならぬ情熱と苦労の末にこの
大作が生み出されたと思うと、こちらこそ感慨無量であり、このような大作に出会えたことに感謝、感謝です。
ワクワクする!
2018/05/07 22:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
「伝奇小説」ってどうだろう?と思っていたが、あっという間に引き込まれた。
とにかくワクワク感が半端ではない。
地中から現れた異形のものたち、呪い、宮中の重大事件にかかわる陰謀・・・これを解決するのが留学中の空海と橘逸勢とくれば面白くないはずもないか。
密教習得中の空海が探偵役ということで、当時の長安が宗教的にはかなり寛容だった状況もうまくからめている。儒教、仏教、道教にゾロアスター教さらにはヨーロッパで異端とされたネストリウス派キリスト教なんてのもあったのが長安だ。その雰囲気、魅力を余すところなく伝えてくれている。タイムスリップしてみたい!
当時の中国を想像しながら
2018/09/28 12:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:assami - この投稿者のレビュー一覧を見る
実在の人物(空海や橘逸勢)が登場しつつ、
繰り広げられるような歴史のお話が好きなので
読んでいて楽しいです。
読みやすいですが、簡単すぎず、
幾重にも話が絡みあっているのを少しずつほどいていく感じ。
10年ぶりくらいに
2018/09/15 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読。映画を見たので、もう一度、どんな話だったか確認したくて。でも、すっかり忘れていました。おもしろいかというと、、、10年前と同様、やっぱり今ひとつでしたが。
次の本へ
2018/05/31 11:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アンパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校教育のおかげで、空海に関するキーワードを列挙することはできる。が、だからと言って、知っているわけではないということを痛感。
空海と逸勢の関係が、同著者による「陰陽師」の晴明と博雅の関係に似ていて、またか、と思った。が、ストーリーはすこぶる面白かった。
もっと読みたい!と、2巻から4巻までを購入したのは勿論のこと、司馬遼太郎「空海の風景」も読んでみようと思った。