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【期間限定価格】デラシネの時代
著者 著者:五木 寛之
「デラシネ」という言葉は「故郷を捨てた人々」として否定的に語られてきた。だが、社会に根差していた当たり前が日々変わる時代に生きる私たちに必要なのは、自らを「デラシネ」――...
【期間限定価格】デラシネの時代
04/18まで通常880円
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デラシネの時代 （角川新書）
商品説明
「デラシネ」という言葉は「故郷を捨てた人々」として否定的に語られてきた。
だが、社会に根差していた当たり前が日々変わる時代に生きる私たちに必要なのは、
自らを「デラシネ」――根なし草として社会に漂流する存在である――と自覚することではないか。
『大河の一滴』『下山の思想』など、大きな時代の変化のなかでどう生きるかを考え続けてきた作家が、
自らの朝鮮半島からの引き揚げ体験を引きながら、絶対的なものが融解する時代を生き抜くヒントを提示する。
五木流生き方の原点にして集大成。
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紙の本
生き抜くヒントの宝庫
2019/02/16 21:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が最も傾倒している五木先生のエッセイ。本書は、流動化し始めた現代世界をどう捉えて、どう生きていくかを示唆した骨太エッセイでした。敗戦による国家と価値観の崩壊を目の当たりにし、命がけの満州からの引き揚げを体験し、簡単に国家が国民を見放し、瞬時に紙幣が紙切れになるような凄まじい経験をしたからこその説得力でした。デラシネ（根無し草）や落地生根で生きていく覚悟、親鸞に学ぶ柔軟性、二つの軸を持つこと、直観や病む力を養うこと、悲しむことの大切さ、そして暗愁や慈悲の真の意味等々生き抜くヒントの宝庫でした。
紙の本
今を生きる参考書
2023/03/01 23:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「デラシネ」とは「根なし草」のこと。漂流を余儀なくされた人々の運命を五木先生はデラシネと呼び、あらゆる面で変化の激しい現代社会をもデラシネと捉えています。朝鮮半島で終戦を迎え、命からがら帰国した実体験を持つ五木先生ならではの発想です。一方、ウクライナ侵攻や台湾問題を抱え、世界が一層流動化・不安定化している中、日本の足元がぐらついているのも確か。五木先生は「21世紀に生きる現代人の運命」と喝破、「根なし草」として生き抜く覚悟を説いています。今を生きる参考書として一読の価値ありです。
紙の本
いつか読んだ事がある内容ばかりだ
2020/01/28 23:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
五木寛之の熱心な読者なら、この本を読んでいつか読んだ事があるものばかりだと思うだろう。著者のはじめにの文章でも、大事だと思うことは繰り返し言うと書いている。だから五木寛之ファンならもう既に他の本で読んだことがあると感じるに違いない。
