紙の本
ふーん。
2015/09/10 23:48
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投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は高卒、関西人で東京の大学とはまったく無縁。私立か公立かもよくわからない。京大を知らなくてみんなに笑われたほど大学は私の中にないもの。だからこの本どうかなぁって思って読んでみたけどなんか意外に面白く興味深いものだった。私にはもう早稲女は香奈子だ。広末は早稲女ではないと思うけど、いろんな意味で…。
紙の本
ほどほどにおもしろい
2015/12/26 13:50
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投稿者:か~ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初はページがすすみませんでしたが章が変わるごとに
おもしろくなっていきました。
タイプが異なる女性にそれぞれの幸せがありよかったです。
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耳が痛い。胸が痛い。あーそうか、こんな風に思われてたんだな。こんな風に思ってたんだなぁ。10年前の西早稲田に思いを馳せる一方で、香夏子さながらワセジョの鎧を着たまま30歳になった自分自身と友人たちを思い浮かべホロリとした初秋の夜。
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自尊心の別ヴァージョン。
早稲女などという言葉自体
そうとしか感じなかった。
自己愛のひとつの形。
早稲女というフレーズを繰り返し
自分がそれであることを何度も何度も
言葉にする…そんな自分が心底嫌なら
相当に露悪的。しかし、そんな自分を
「他のオンナとは違う」と認識しては
慰撫しているのはマスターベーション。
私は大阪生まれの大阪育ち…とは言え
和歌山と淡路島のハーフである。
東京には憧れを持っているが やはり
関西人だからか…早稲女という概念にも
それを振り回すオンナにも興味はない。
早稲女とはおそらく、早稲女であること
以外に自分を肯定するすべを持たない
オンナのことなのだろう。
そんなレッテルを
わざわざ自分に貼りたがる人なんて
関西にはいないなあ。
いらいらしながら読了。
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早稲女ってこんなイメージなんですかねぇ?
早稲女としては、いろんな大学の女の子が、早稲男ってなんだかんだ早稲女が好きだみたいなことを言ってるのが救いになりました。何を隠そう、なんだかんだ早稲女も早稲男が好きだからね。
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早稲田の女子大学生・香夏子の周りでお世話する女、翻弄される女を描いた連作短篇集。
さばさばしてて、カッコよくて、キレイな女に翻弄される姿は楽しく読めていたが、最後の香夏子の章でかなりやられた感じ。早稲女の悲哀・苦悩が伝わってきた。かなりイタい女だが、前向きになれる結末でホッとした。
個人的にとても楽しめたが、自分の嫌な部分をさらけ出してしまいそうで簡単には人に勧められない。それくらい心に残ってしまった。
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それぞれ繋がってて、それぞれの気持ち、それぞれの見られ方とか、読んでいくほどに「あー!」ってなる。想像の話なのかもしれないけど、本当にこうなんじゃないかと思ったぐらい。
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面白かった。
各大学のイメージは少し極端なところがあるが、どれにも少しずつ共感できる。ハッピーエンドなところも、よし。
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私は早稲女である。読んでいる間中、これがお前の欠点だ!と言われている気がして、思い当たる節が山ほどあって、ものすごく辛かった…。何回も休憩を挟んだほどである。この大学の人はこういう性格、と一括りにできるわけではないけれど、たしかにこういうところあるなあ、と共感しながら読んだ。しかし辛かった。早稲女はめんどくさいし主張が激しいけれど、そんな自分が嫌いになることもあるけれど、どんな価値観にも囚われず、自分を誇りに思っていたい。早稲女で名前まで同じなので、友人にプレゼントされた本。
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★★★+0.5くらい。
恋愛脳女子大生たちの、ブランド別生き方見本帳。
現代の女子大生たちってこういう感じですか?
作者はまだ若いと思うけど、この本の女子たちや、そこに与えられたイメージは、バブル期のにおいがする。
この「見本帳」の表紙を飾るのは『早稲女』の香夏子だが、これを読んだ、早稲女たちや、他の女子大生の感想を聞きたいな。
「え~、そういうレッテル貼らないでよ」
と思わないだろうか?
レッテルにとらわれず、自分らしく生きられたらいいね、という、女子に対するエール。
…という風に読んだらいいのかもしれませんが、作者の視線はちょっとイジワル。
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早稲田駅近くの書店で購入。この時点で結構恥ずかしいのだが、読み進めていくともっといたたまれない気持ちに陥る。筆者は早大卒かと思いきや、立教卒の女性。なんだかズルイ!立教、早稲田、日本女子、青山、慶応、学習院の女の子たちの視点で、熱くて痛い主人公の早稲女が描かれている。早稲女たちへの配慮は感じたものの、とにかく痛すぎて読むのが辛かった・・・・。いつか、早稲女たちとお酒を酌み交わしながらこの本をこき下ろしたい!!!
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登場人物は、それぞれの大学ごとに性格がデフォルメされている。
そのキャラ設定にややこじつけ感はあるものの、香夏子と接することで気づく自分の在り方や葛藤は共感できるところがあった。
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デビュー作『終点のあの子』以来の柚木作品。デビュー作は女子高でのいじめを題材にした作品で、緻密な描写が結構面白く読めたんだけど、本作は登場人物のキャラの濃さこそあれ、全体としては軽い感じのガールズ作品にとどまっていると感じた。
内容としては「早稲女」香夏子とその周りの女子5人の視点で物語が展開する連作短編集で、個人的には青山学院・みなみの章が一番良かった。メキシコ旅行中というある種逃れられない状況下での香夏子とみなみの1対1のバトルが面白い。それ以外の女子は、特徴があるようでいて割と普通かな。
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それぞれの大学女子がかなりあるあるだった(かなりデフォルメされてるけど)。自分の大学はこう見えてたのか、と思ったり。主人公が実際にいたらかなりうざいだろうなー。不器用なりに、もっと自分を大切にしてほしい。
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早稲田の文構をこの春卒業する女です。
ずっと気になってたけど読んでなかった、卒業する前に読まねば!と思って文庫版を買う。
うーーん、イタイ!
あまりにも典型的なのが、フィクション感はあるんだけど。
少なくともわたしは、ここまでの「早稲女」にも女子大生にも会ったことはないし、あくまでフィクション感は拭えないんだけど。
でも女子同士の自意識のあり方とか、嫉妬とかずるさとかを5、6人の女子の視点から見られるっていう意味では面白いかな。
これ書いてて思ったけど、『ニシノユキヒコの恋と冒険』にちょっと構造は似てる。
早乙女と、早乙女の周りの女たちのモノローグ。
早乙女の「ワセジョ」っぷりに引くとこはたくさんあるし、こんな人ほんとにいるのかは甚だ疑問だけど、でもまあワセジョのおおまかな志向性はたしかにこんなかんじかもなって思わなくもない。
あるある〜!リアル〜!っていう面白さを期待してた分、
なんか抽象化しすぎて逆に「うーん、なんかちょっと違う」って思うことのが多かった印象。
わたしがそうじゃなかっただけかもしれないけど。
早乙女以外の女の子の方が、感情移入しやすかった。
「学習院の子の特徴はこう!」みたいな記述は、個人的にはあんまりピンとこなかったけど。
最後から2番目の、メキシコでみなみと大喧嘩?するシーンは痛快でよかった。
あんなに思いっきり相手に悪口言って大喧嘩できるのも、フィクションだからっていうか、小説だからだよなって思うけど、フィクションならではの爽快感あってよかった。
あんな大喧嘩してみたいや。自分が早乙女でも、相手が早乙女でも、そのあと親友になれそう。
最後、救いのあるラストでよかったなあ。
あと、単純に、馴染みのある場所が舞台で面白かった。