- 販売開始日: 2018/03/01
- 出版社: 集英社
- レーベル: クイーンズコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-864612-1
アマリリス 4
著者 岩館真理子(著者)
義母・亜矢子とレストラン「ヴォーノ」で食事中の赤井は、偶然会ったユミの兄に彼のお店「花図鑑」へ連れ出されてしまう。そこでは運命的な出会いが! その頃「ヴォーノ」では、赤井...
アマリリス 4
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商品説明
義母・亜矢子とレストラン「ヴォーノ」で食事中の赤井は、偶然会ったユミの兄に彼のお店「花図鑑」へ連れ出されてしまう。そこでは運命的な出会いが! その頃「ヴォーノ」では、赤井を尾行してきた桃田が所持金ゼロで店を出られずにいた…。スレ違いコメディー。
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またもや美女
2018/05/24 14:31
5人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
桃田さん人のお財布当てにしすぎw
桜子さんという美女が登場してますますややこしくなる人間関係。
桃田さんと赤井さんはくっつけるのか。
ギャグ漫画と言っても過言ではないくらい笑えます。
「うふ&くす」の世界
2005/03/27 00:44
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ツキ カオリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある時期(かなり前)から、コミック(漫画)誌上では、追いかけなくなったのだが、この作者の作品は、コミック(単行本)化されているものには、すべて目を通している。「絵」はずいぶんと変わったという実感がある。
そもそも、なぜ、この作者(の作品)が一番好きになったのだろう。
分析はあまりしたくないが、幾つか理由を挙げてみたいと思う。
(1)「絵」が好き。
(2)ファッション・センスが好き。
(3)北海道出身の作者らしく、冬のシーンには必ず「雪」が登場する。
(4)独特のユーモアが効いている。
もっと理由はあるのだが、これくらいにとどめたい(笑)。
(2)と(4)について補足しよう。
まず、この作者の作品の登場人物が着ている(着ていた)服は、いわゆるファッション・グラビアから抜け出てきたようなものではないが、(私の)成長過程において、その時々で、まさに着たい服(普段着、もちろんお洒落着も)、なのだった。
例えば、かなり昔の作品を思い出してみると、主人公の友達が、白い毛糸のカーディガンに青いギンガム・チェックのブラウス、オリーブ色もしくはカーキ色のボックス・プリーツのスカートを穿いていた。ブラウスの色をアレンジするだけで、幾つかの組み合わせが可能である。
次に、この作者のユーモアは「ゲラゲラ」というものでは決してない。「うふ」「くす」と、吐息と共に口角が「きゅ」と上がってしまうような笑い、とでもいったらいいのだろうか。
本作でも、その世界が炸裂している。
本日時点で、このシリーズの最新刊「4」の16-17頁から引用してみよう。
ヒロイン=「桃田(さん)」が憧れている「赤井君」には、亜矢子さんという若い義母がいる。この義母は、赤井君も思慕するくらい美しい顔立ちなのだが、なぜか、眼鏡や今いちのファッションで、その美しさを隠しているのだ。
以下は、赤井君がかつて付き合っていたユミちゃんが、合鍵で赤井君の部屋に入って居たところ、留守だと思っていた亜矢子さんが玄関に入ってきて、二人が鉢合わせをするシーンである。亜矢子さんは眼鏡をはずしながら「部屋の主(?)」が誰なのかを尋ねる。そのシーンを回想しながらユミちゃんは、桃田に対して、亜矢子さんと赤井君はあやしい関係だから注意せよ、と促すのだ。
亜矢子 「ところで あなたどなた?」
ユミちゃん 「あなたこそ どなた?」
ビシッ ビシッ ピシ ピシッ パシッ ピシッ パキーン
桃田 「今のは?」
ユミちゃん 「視線と視線がぶつかり合う音を表現してみました」
亜矢子さんとユミちゃんとの女の戦い(?)を、絵でも再現できないのは残念である(笑)。
赤井君と桃田は両思いなのだが、付き合うには至っていない。
帯にも「スレ違い、縺(もつ)れっぱなしのラブコメディー」とある。
まるで初期の頃の『ふたりの童話』を彷佛とさせるような展開だ。
果たして、赤井君と桃田は、うまくいくのだろうか?
結果が、タイトルの「アマリリス」が、くっきりと咲くようなものであることを期待せずにはいられない、この第4巻なのだった。