1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せいた社長@ITヒーロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が日頃から整理していた項目が目次レベルである程度一致していたので購入しました。ITシステム開発における問題点の認識として非常に正しいと思います。内容としては、問題提起や愚痴のニュアンスで、特に解決策を示しているものではありません。また、最新技術への理解は浅い箇所があり、例えば「クラウドは便利な反面、ともすれば需要増減に対応できず」などと書いてあるが、クラウドの売りはスケーラビリティや疎結合性であり正反対の主張。まとめると、技術云々は抜きにして、本書のタイトルどおりITシステム開発の問題提起リストとして非常に優れていると感じました。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
IT、ICT、次はDXなどなど。システム化を魔法の杖のように期待し勝ちですが、本書のように現実に足を着けた視点が必要です。
投稿元:
レビューを見る
自分はSIerではなくWeb系だけどビジネスサイドの立てた企画を基にシステムを開発して運用するというプロジェクトの本質は同じなので問題なく読めた。具体的な施策よりまずは各々の立場を超えた相互理解こそが重要だと著者は説く。第7章の「PMはポリシーを示そう」という話は今後心掛けようと思った。
投稿元:
レビューを見る
「おれらIT素人だから」という開き直り情報システム部門をこき使うユーザ部門、上の立場からベンダをこき使うユーザ部門、情報システム部門、ベンダを買い叩く購買部門、開発からひどいシステムの運用を丸投げされる運用部門、プロジェクトの進捗を邪魔するPMOなどシステムにまつわるバッドケースあるあるを綴っている書籍。正直こんなページ数いらないのではというくらい重複して強調されている。対象読者は「おれらIT素人だから」と開き直っている方々だろうか。正直誰得な書籍なのだろうかという印象ではあったが、反面教師的な利用をすればよいのかと感じた。
投稿元:
レビューを見る
はじめに を読みました。
「この無益な意地の張り合い、おしまいにしましょう。」「いつの間にか「使えない自分たち」になってしまいます!」
そだねー。
5丁目から読みました。
お客様は神様ではありません。パートナーです。
丸投げ、丸受け、いずれもご法度!
投稿元:
レビューを見る
イラストを交えながら、業界あるあるの話が展開される。
内容としても難しい言葉を使わずに分かりやすく、読みやすく書かれており、非常に読みやすい。
ユーザー、ベンダーそれぞれの立ち位置での考え方、捉え方等について説明されており、「たしかに!」と納得させられる部分も多々あった。
投稿元:
レビューを見る
ユーザー、ベンダー、運用などそれぞれの立場だけでなく、「誰のため?」「何のため?」に一度立ち返るべき
投稿元:
レビューを見る
【SEを5年くらい経験したら、一通り経験したことのあるようなあるあるが書かれている本】
自分自身SEをやっていて、あるあると思うことが書かれている。
多重請負構造
情シス部門の丸投げ体質
変わらぬ人月積み上げビジネスモデル
失敗するプロジェクトマネジメント
コスト偏重
ブラックな職場環境
営業/開発/運用/本社のいがみ合い
…
同じゴールを本当に目指しているのか疑いたくなるほどに一体感もなければ、相互のリスペクトもないようなのがシステム開発である。
こういった問題点を見える化し、一石を投じて、いい加減に変えていこう!という本である。あるあるは提示してくれる。ただし、具体的な解決策は特に提示されていない。自ら考える必要がある。
この業界が変わるには、1人1人がこの業界に横たわる最初に述べたような課題を自分事として捉え、自分の守備範囲の1つ先までみることが必要なんだと思う。
システム化の本質は、「見えないもの」を「見えるもの」に変える取り組みである。だからこそ、業務を見える化し、誰しもが理解できるように情報を整理することが重要である。
整理された情報は、手元に持っておいてもしょうがない。公開・共有されていなければならない。情報の共有不足が孤独感や疎外感を生む。メンバーの帰属意識や一体感を削ぐ。これは日本軍が絶対国防圏と称し、太平洋の広大な地域を守備範囲としていたが、大本営からは何の情報も得られず、遠く太平洋の島々にいた兵士たちは孤独感に苛まれたことからも証明されている。リーダは情報を常に提示し続けなければならない。肝に銘じておきたい。
投稿元:
レビューを見る
IT業界の問題点をわかりやすくシロウトに説明してくれる本。「ITシロウトだから。」を減らすさないと死ぬ。
そのITシロウトの問題は高齢化社会でさらに加速するよな。世の中、ITでもっと便利で無駄がなくなるのに、よくわからないものへの抵抗感から、導入されないことが減らない。ITシロウトだからと言い訳すれば、ITクロウトが何でもパソコンで解決してくれるという、21世紀の技術を過信している人を減らさないと。
教育!教育!!教育が大事。プログラミング教育の本当に必要なのは、歳よりなんだよなー。
投稿元:
レビューを見る
業界あるある的な。中途半端なアジャイルは危ない。実態はウォーターフォール型なのに必要なものが揃っていないときに、「これはアジャイル開発だから」というように言い訳として使われている場合がある(アジャイル開発の理解不足のため)。最終章の「エンジニアのモチベーション、生産性を上げる方法」が当たり前過ぎて実施しない理由が見当たらない。報連相の時間を決める、最低限の資料作成、電話は出ないor当番制、作業スペースを広く、良いスペックのマシンで、軽い会話ができる場所、カジュアルな服装、フレックスタイム制。
投稿元:
レビューを見る
ITが使えない仕組みになってしまうその主な理由を7つの切り口から綴った内容。
本書によれば、受注する側・発注する側の両方に責任がある。
自身、受注する側にはないが、発注する側の責任が重い点も、本書で痛感。
ITという専門知識が必要な分野であることから、
当然、情報の非対称性はあるが、それを仕方のないものと考える危険性もよく理解できた。
仕事で使い、そのために投資をする以上、無駄にすることは当然できないものであり、
元来の何故入れるのか?に都度都度立ち返る必要性もあると思う。
投稿元:
レビューを見る
上から目線がどちらなのか読んでて胸糞悪くなってきた。だからIT業界はと思う前にもっとわかりやすくユーザーに説明してみろと言いたい。
この本すら専門用語バンバンで説明しきれてない。これでエンドユーザーだけに責任を取らせようとするのならますますIT業界の発展はないだろう。
投稿元:
レビューを見る
あるある。とはいえユーザーからすると、昨日今日のつきあいじゃないんだから、もう少しこちらの状況を察してカバーしてほしいと思う次第。
投稿元:
レビューを見る
「あるある」な問題が上手にまとめてあるがいまいち強い解決策が提案されていない。確かに根強い問題である。
投稿元:
レビューを見る
システム開発の問題についてユーザーとベンダー側からみた問題点について書かれた本(どちらかというと、ユーザー側の問題について書かれていることが多かった印象だけど、そう思ったのは自分がベンダー側だからかもしれない)。
まあ、こういう炎上必至なプロジェクトには関わりたくない。幸い、自分は大きい被害は受けたことないけど(こないだヘルプでちょっといったけど、自分にはたいした実害はなかった)。
ただ、次から次へと仕様が増えていったプロジェクトならあった。ユーザー側の担当がシステムを使う人でなかったから、実際にエンドユーザーに使ってもらうと要望がわんさかとでたり(中には、担当の人が勘違いして修正したのに、それ自体が間違っていたので元に戻さなきゃいけなかったことも)。まあ、それも「時間がないので、二次開発で対応させてほしい」と上司が押し切ったおかげでなんとかなれたけど(担当の人もそれですぐにあきらめてくれたからよかった)。
シャドーイングという方法で、業務フローやマニュアルを作るという話はちょっと興味深かった。これならユーザーに手順をまとめてもらう必要はないだろうし、抜けも少なくなりそう。人に見慣れながらやるというのは、また違うような気もするけど。
コンペについては、ベンダーにとっては大変な内容なんだろうな。自分も一回あるけど、見積もりだけで半日はつぶれるからね。しかも、なぜか上層部に提示した値段より多い値段にされて負けるという(逆に、負けたのは上層部のせいと思えるから、そんなにショックは大きくなかった)。
日本ビジネスシステムズは社員のコミュニケーションの拠点として社員食堂があるらしい。客先から戻ってきた社員とそこで、コミュニケーションをとったりするのだとか。社員食堂のある会社はちょっとした憧れがある(社員は無料ならなお素敵。たまにそういうところあるけど)。ただ、そのことについて書かれている節タイトルが、「過度な客先常駐を解消、たまには帰社日を設けて社内コミュニケーションを」という。これって面倒だと思う人もいるのか、帰ってこない人も多いんだよね。多分自分も客先常駐がメインなら面倒だと思うと思う。
ところで、この本にあるシステム会社が、ブラック顧客は切り、社員に無茶な働き方をさせない会社と紹介されていたのだけども、うちの会社はその会社の下請けとして働いていて、結構な無茶をさせられているという……。