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みんなでつくるAI時代 これからの教養としての「STEAM」
著者 伊藤恵理(著者)
AI以前には戻れないわたしたち。未来をどうサバイブする?● 科学的教養=真実とファンタジーを区別する力● 読解力=国語が苦手なAIを超える想像力 これからのコミュニケーシ...
みんなでつくるAI時代 これからの教養としての「STEAM」
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みんなでつくるAI時代 これからの教養としての「STEAM」
商品説明
AI以前には戻れないわたしたち。未来をどうサバイブする?
● 科学的教養=真実とファンタジーを区別する力
● 読解力=国語が苦手なAIを超える想像力
これからのコミュニケーションに必要な基礎教養「STEAM」とは、“S(科学:Science)T(技術:Technology)E(工学:Engineering)A(美術:Art)M(数学:Mathematics)” を指す。すでに欧米では、「STEAM」教育に力を入れている。
AIが普及した世界では、ますます国籍や人種、ジェンダー、文化、官民の組織、企業、研究機関など、さまざまな立場の枠組みを超えたコミュニケーションが必要になる。その際に、助けとなるのが「STEAM」を備えた人材だ。
「空はひとつ」をモットーに、安全でスムーズな「空の交通整理」を担う「航空管制」の研究を続けている著者は、国際的なプロジェクトで科学を実用化するために、タフな調整をこなしてきた。そうした自身の経験や、周囲の研究者やビジネスパーソンの手法、そしてさまざまな文献から得た、コミュニケーションの極意をつづったのが本書である。
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この本を読むだけでも教養が身についた
2019/01/27 13:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのSTEAMって何だろうと思って読みました。著者は航空管制の研究者ということで、特に科学を軸に書かれている印象を受けました。車の自動運転が注目されていますが、航空交通とAIに関する話は本書で初めて知りました。
研究者として著者が参画したプロジェクトなどの経験も書かれていて面白かったです。参考として著者おすすめの書籍が紹介されているのですが、そのおかげで読みたい本が5冊ほど増えてしまいました(笑)。
紙の本
AIとの共存
2018/09/22 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.AI時代の社会システム
×未来の技術でターミネーターを作りることはできるけれど、ターミネーターが現れたらどんな世界になるか?
〇未来の社会は、こんな風になってほしいけれど、そのためにターミネーターを作ることは必要か?
●AI時代に必要とされる仕事の特徴(STEAM教育)
社会のニーズと科学技術をつなぐ仕事・・文系の知識と理系の教養が求められる。
・Science(科学)
・Technology(技術)
・Engineering(工学)
・Art(芸術)
・Mathematics(数学)
物事の本質を分析する仕事・・モヤモヤした現実から問題を抽象化し仮説検証する科学的思考法
世界を舞台にコミュニケーションできる仕事
●AI時代に活きるのは「創造力」
動物が行うコミュニケーションは、事実を伝えることだけ。
対して人間は、事実を伝えるためだけでなく、新しい現実や架空の現実を伝えることができる。
人間にできてコンピューターにできない仕事は「抽象化作業」
つまり、誰もが暗黙のうちに知っているけれど言語化されている何かを見つけて言語化すること。
コンピューターは、人間に与えられた「フレーム」の中でしか能力を発揮できない。
創造力のないホワイトカラーの仕事がコンピューターに奪われていく所以である。
創造的な仕事こそ人間の仕事で未来に価値がある。
●AI時代に求められる人材の能力
・STEAMの教養
・社会の仕組みについての知識
・科学的な思考法
・目先、口先、手先、胸先
・創造力
2.技術を社会システムに適応する方法
●TOPASの6つのプロセス
・概念設計の企画
・構成要素の洗いだし→ハードウェア・ソフトウェア・ヒューマンウェア
・相互作用の明確化
・詳細設計
・シミュレーション
・データ分析
3.サイエンティスト・・真実とファンタジーを区別する。
科学による裏付けのないウワサや思い込み、普段の生活の中で何の疑いもなく従っている制度や常識がファンタジーであり、真実と区別するもの。
科学は、まず常識を疑うことからはじまり、詐欺や欺瞞、不安や恐れから自分を守ってくれる。
科学だけでなく、STEMにAを加えたSTEAM教育が注目を集めている。
STEAMが他の分野と結び付いたときに実現される豊かさは言うまでもない。
4.ひらめきは、偉大なる「思いつき」
直感は経験の輪切り。
ひらめきは、未経験のモノに対するインスピレーション。
とんでもない発想が偉大な発見や発明につながれば、「ひらめき」と呼ばれ、「創造力」が豊かと評される。
そうでなければ、ただの「思いつき」で「妄想」に過ぎない。
どんな思いつきでも、実行してみれば、ひらめきと呼ばれルモノに化けるかもしれない。
それなら、とんでもない思いつきを大事にしよう。
5.突破に必要な4要素
「目先」
この科学技術で世界がどのくらいよくなるのか、本質を見通す先見の明を持つ。
「口先」
社会と科学技術をつなげるコミュニケーション能力。
「手先」
科学技術を発展させるために、研究開発にかかわる能力。
「胸先」
情熱・・成功の原動力になるのは「胸先」
●AIを使いこなすには適用する問題を見誤らないこと。
解決したい問題の性質や、その問題が存在する社会の仕組みを知らなければならない。
そのためには、科学的な教養と人間や社会に対する知識が必要になる。