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電子書籍
俳句歳時記 第五版 春
著者 編:角川書店
初心者からベテランまで最も定評のある角川歳時記を全面リニューアル。上級者でも間違いやすい作句のポイントを追加、ぐんとわかりやすい解説に。例句も新しく600句以上を収録。さ...
俳句歳時記 第五版 春
俳句歳時記 第5版 春 (角川ソフィア文庫)
商品説明
初心者からベテランまで最も定評のある角川歳時記を全面リニューアル。上級者でも間違いやすい作句のポイントを追加、ぐんとわかりやすい解説に。例句も新しく600句以上を収録。さあ、俳句を始めよう!
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紙の本
的確な解説と秀逸な名句で定評のある角川歳時記。例句を大幅に見直し、解説に「作句のポイント」を新たに加えた改訂第五版。
2018/05/17 19:42
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歳時記といえばこの一冊、角川ソフィア文庫『俳句歳時記 春』、このたび10年ぶりに改訂され、あらたに第5版が出ています。大活字版も同時刊行。ポケットにそれぞれの季節を。
【5版で新たに採用】
[時候]うりずん
[地理]木の根明く
[生活]牧開
[行事]竹送り、菜の花忌、かの子忌、龍太忌
[動物]海猫渡る
[植物]ムスカリ、花韮、錨草、金瘡小草、明日葉、春椎茸
紙の本
新しい言葉と出会う
2019/02/05 17:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年ぶりに改訂となった「俳句歳時記」。
最初に角川文庫にはいったのが1955年というから、もう60余年。季語の見直しのつど改訂されて2018年に刊行されたのが第5版となる。
文庫本の「序」にこうある。
「近代以降の生活様式の変化によって季語の数は急増した。なかには生活の変化により実感とは遠いものになっている季語もある。歳時記を編纂する際にはそれらをどう扱うかが大きな問題となる」。
編纂を担当された編集部の苦労がしのばれる。
さて、そんな第五版の「春」の部。
今回新たに入った「忌日」の季語がある。
それが「菜の花忌」。司馬遼太郎さんが亡くなった2月12日をこう記す。
司馬さんが亡くなったのが1996年でそれほど年数も経っていないから、この歳時記にとられている例句もまだ2つと少ない。
そのうちの一つが山田みづえさんの「ゆるやかな海の明るさ菜の花忌」。
司馬さんの作品の大きさを感じさせる句になっている。
このように一つひとつの季語をたぐっていけば、新しく入った季語やなくなった季語を見つけることもあるだろう。
そういう楽しみもあるかもしれない。
あるいはあの言葉ははいっているのかとか探してみるのも面白い。
新しい言葉だからいいとはかぎらない。
そこから俳句という文芸が生まれる、そんな言葉を見つけられた、いい。