- 販売開始日: 2018/03/19
- 出版社: 技術評論社
- ISBN:978-4-7741-9612-1
「集合と位相」をなぜ学ぶのか ―数学の基礎として根づくまでの歴史
著者 藤田 博司
(概要)抽象的でわかりづらいと評判のよくない因果な科目「集合と位相」。そもそもいったいなぜこんなことを学ぶの? 本書を読めば「集合と位相」に刻まれた数学者たちの創意工夫,...
「集合と位相」をなぜ学ぶのか ―数学の基礎として根づくまでの歴史
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商品説明
(概要)
抽象的でわかりづらいと評判のよくない因果な科目「集合と位相」。そもそもいったいなぜこんなことを学ぶの? 本書を読めば「集合と位相」に刻まれた数学者たちの創意工夫,そして数学の発展の過程がみるみる見えてきます。
(こんな方におすすめ)
・「集合と位相」の授業でつらい思いをしている学生の方
・現代数学に興味がある一般の方
(目次)
第1章 フーリエ級数と「任意の関数」
第2章 積分の再定義
第3章 実数直線と点集合
第4章 平面と直線は同じ大きさ?
第5章 やっぱり平面と直線は違う
第6章 ボレルの測度とルベーグの積分
第7章 集合と位相はこうして数学の共通語になった
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フーリエの時代から現代に続く大数学者の奮闘記
2019/02/18 21:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
体系だった「完成品」の集合・位相をまとめた本ではなく、集合・位相の分野がどのように誕生して発展したかを、時代の流れに沿って紹介した数学史の本です。
学校の教科書では科学史の観点が抜けていて、必要性がわからないまま学ぶことも多いです。本書では、厳密な理解ができなくても、それぞれの分野が発展した経緯がわかるので、必要性を理解することができました。
数学の定義や定理は、まるで格言のようです。「有理数の切断を実数と呼ぶ」という定義を本書で知ったとき、数学は突き詰めると文学と同化すると感じました。
集合と位相をなぜ学ぶのか
2021/05/08 17:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
集合と位相のことというよりも集合と位相がなぜ出てきたのかということが詳しく書かれている.数のことについての記述から始まる.
難解で分かり難い「集合と位相」についての書です!
2019/02/05 10:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数学の「集合と位相」について書かれた書です。そもそも集合や位相は数学の中でも難解で、なかなか手ごわいテーマです。なぜ、そんなにも難しいテーマを私たちは高校時代に学んできたのでしょうか。実は、集合と位相を学ぶと、過去の数学者たちの創意工夫や数学の発展史が見えてくるのです。同書は、そのことについて丁寧に、分かりやすく解説してくれており、読後には集合と位相を学ぶ意味が理解できるようになります。