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ハイスクール・オーラバスター 永遠の娘
炎将せん司が伽羅王・忍に仕掛けた作戦。それは周囲の人間の内奥を泥と化し、忍の術力を妨げるというもの。希沙良、十九郎、冴子が次々と泥に感染していく――。しかし泥化が完了する...
ハイスクール・オーラバスター 永遠の娘
永遠の娘 ハイスクール・オーラバスター (コバルト文庫)
商品説明
炎将せん司が伽羅王・忍に仕掛けた作戦。それは周囲の人間の内奥を泥と化し、忍の術力を妨げるというもの。希沙良、十九郎、冴子が次々と泥に感染していく――。しかし泥化が完了する前に、炎王と伽羅王は直接対峙することに! 忍は、天冥の剣を朱雀剣と重ねあわせ、伽羅王の力を抑える。斎伽忍としてせん司に向かいあった! 炎将せん司VS伽羅王、最終決戦の時が、刻々と近づきつつあった!
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紙の本
炎将編が今、終幕を迎える。
2002/11/02 10:52
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投稿者:桜木渉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不滅の王とこの永遠の娘で、ついに炎将編は終幕を迎えた。
炎将が始めて登場したとき——それはもう、数年前にもさかのぼるが——、大嫌いだった。子供っぽく、わからずやで、それでいて強い。
敵将のなかでも、最も嫌いなタイプだった。
炎将が次に登場したとき、それほど嫌いではなくなっていた(別に好きでもなかったが)。
そしてシャドウイーター。
炎将の元には一人の猫がいた。
名前を春名子。
何の能力も持たない人間の春名子は、炎将と行動を共にしていた。
何故?
ちぐはぐな二人の最後の物語。
だいっ嫌いだった炎将は、いつのまにか、絶対に失いたくない存在になっていた。
それは春名子との出会いに始まって。そして、この終幕が降りるとき。
伽羅王と炎王の決着が、今。
人を喰らう妖の者と一緒に暮らした人間の春名子は、猫と呼ばれていた。その関係は、外から見れば、何かおかしなものだったけれど。それでも当人には大切なものだったのだろう。
そう、思う。
炎将の、本当に最後の物語。