世界を揺るがした10日間
1917年11月。ロシア革命のさなか、アメリカの若きジャーナリスト、ジョン・リードが、革命の指導者(レーニン、トロツキーら)から兵士、農民、さらには反対派(ケレンスキー)...
世界を揺るがした10日間
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商品説明
1917年11月。ロシア革命のさなか、アメリカの若きジャーナリスト、ジョン・リードが、革命の指導者(レーニン、トロツキーら)から兵士、農民、さらには反対派(ケレンスキー)までを取材。当時のビラや新聞などの資料も駆使して、冬宮の占拠など刻一刻と変動する革命の緊迫した現場を臨場感あふれる筆致で克明に描いた20世紀最高のルポルタージュ。ロシア革命100周年企画第2弾!
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世界を揺るがした10日間
2021/09/23 11:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ人のジャーナリストが、1917年のロシア革命におけるボリシェヴィキ・左翼エスエルとケレンスキー率いる臨時政府の対立、そして日和見的なその他社会主義政党を描いているが、本書の前書きはボリシェヴィキを率いたレーニンが書いているという事で、基本的にはボリシェヴィキ寄りである。といっても、その他の支持者の主張も取材しているので、公平といえば公平か。
ボリシェヴィキとケレンスキーの戦いはボリシェヴィキが勝ち、他の社会主義政党と政権の構想に移るのだが、そこで勝利に最も貢献したプロレタリアートの支持に基づくボリシェヴィキと国民の8割を占める農民の支持に基づく左翼エスエルが土地問題をめぐって対立し、それが和解したところで本書は終わる。その後のごたごたとか、後に台頭するであろうスターリンのことなどを考えるともっと描いてほしいが、その前に作者がなくなっているので、残念だが仕方が無い。
ロシア革命の報道
2018/02/12 11:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、アメリカのジャーナリストがロシア革命を取材しその波に飲み込まれる体験記である。「レッズ」というタイトルで映画化もされた。ロシア革命の体験記はいろいろあるが、ジャーナリスト、それもアメリカのジャーナリストの目でロシア革命を見たルポは貴重な存在であり、本書は古典でもある。岩波文庫や筑摩文庫からも翻訳が出ている。本書は、最も新しい翻訳である。
ロシア語が出来る人が訳すか、原稿を見てほしい
2017/12/17 20:25
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、先頃亡くなったジェンキンス元軍曹の「告白」を訳した英語の翻訳者が訳しているので、特に固有名詞の表記が気になる。ソルジェニーツィンの「収容所群島」を読めば何度も出てくるパリチンスキーが「パルチンスキー」で彼が国内戦当時、人質としてチェーカーに逮捕された事のある人物だと注釈では分からない。帝政派のシュリギーンが「シュールギン」、ムラヴィヨーフ大佐は1918年にボリシェヴィキに叛旗を翻して銃殺される人物だが、注釈には何も記されていない。この本には「パーニン」という人物が出てくるが、この姓の女性形は「パーニナ」なのに「パニーナ伯爵夫人」になっている。
ちくま文庫で出ていた邦訳みたいにロシア語が出来る専門家に訳してもらうか、少なくとも原稿を見てもらわないと「古典新訳」と銘打たれても、読者に不親切だ。