- 販売開始日: 2018/06/19
- 出版社: 集英社
- レーベル: ヤングジャンプコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-891033-8
電子書籍
しをちゃんとぼく 2
著者 T長(著者)
死を失いし者――通称「しをちゃん」。2000年以上の時を過ごしてきた彼の日常は、うっかりグロくなりがちだった。そんな不死者の周囲には、意外なほど優しさと気遣いが満ちていて...
しをちゃんとぼく 2
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しをちゃんとぼく 2 (ヤングジャンプコミックス)
商品説明
死を失いし者――通称「しをちゃん」。2000年以上の時を過ごしてきた彼の日常は、うっかりグロくなりがちだった。そんな不死者の周囲には、意外なほど優しさと気遣いが満ちていて……!? 日々の暮らしと気付き、死への憧憬とチャレンジと感動の終劇の第2巻――!!
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電子書籍
不老不死の真実
2018/11/22 14:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっとWEB連載追ってて衝撃の結末。
ポンコツ不老不死の理由が悲しくもあり寂しくもあり。
できればWEBに載っている番外編にちょっと付け足して3巻も出て欲しい。
チカモトさんの社会復帰までのミッシングリンクを読んでみたい。
紙の本
グロいのにやさしくてあたたかい
2018/12/08 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
飛び散る血飛沫と内臓。
脳味噌を改造した車も走るよ!
絵面はどう見ても地獄絵図なのに、やさしくてあたたかい。
でも、ホラーではない。不思議ジャンルの漫画です。
しをちゃんにとって「メメント・モリ」は、死を有する者たちとは違う意味を持っています。
死神さんの写真を枕の下に敷いて寝るくらい永遠の憧れ。
でも、会って写真を撮らせてもらえたのが地味に凄いです。
今回も繰り出されるパワーワード。
「物理的におかしいお客様」で腹筋崩壊。
他人の痛みがわからなくても、無頓着な残虐性を持たずに人一倍やさしくなれるしをちゃん。
心は人一倍痛みを感じてます。
しをちゃん目線の評価。
「無論だ。大抵のことはできない」
身の程をわきまえた力強い宣言。
当たり前のことが当たり前にできる有難さを再確認。
怒りは圧縮されて爆発した悲しみ。その発想はありませんでした。
しをちゃんの視点には色々な気付きがあるなぁと感心。
なんせ、何があっても死なないから、救命の者の言い分も尤もだけど悲しい。
でも、苦手を押してまで駆けつけてくれる人が居て幸せ。
力を求めし者=ちかもとさんの細やかな配慮、いつ見ても和みます。
生き方は不器用だけど、優しさをちゃんと行動に移せるイイ人。
やさしいのに不器用で理解されにくい生き方。
彼岸花=死人花。
丁寧なあいさつに困惑する彼岸花さん。
顔がないのに各コマの彼岸花さんの表情がほんのり伝わるメルヘン回で和みました。
石と人らしさについていい勝負してみたり、死刑執行人に気遣いを見せたり、普通に生きていたのでは気付かない種類のやさしさが見られて長生きしたようなお得気分。
語を操りし者さんは酷い目に遭っても意外と生きてるし、不幸でも誰も責めないし、八つ当たりしない辺りがしをちゃんに似ていると思いました。
誰も傷つけないやさしさが生んだ諦念。こういう人こそ救われて欲しいと思いました。
永遠の存在が、有限の命を持つあらゆる存在と関わって、全てを見届けるその出会いが哲学的で味わい深い本です。