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電子書籍
焼肉ドラゴン
著者 著者:鄭 義信
万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花、梨...
焼肉ドラゴン
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焼肉ドラゴン (角川文庫)
商品説明
万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。
関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。
失くした故郷、戦争で奪われた左腕。つらい過去は決して消えないけれど、“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる”それが龍吉のいつもの口癖だった。
そして店の中は、静花の幼馴染・哲男など騒がしい常連客たちでいつも賑わい、ささいなことで、泣いたり笑ったり--。
そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった--。伝説の舞台を演出家自ら映画化&小説化!
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紙の本
焼肉家族
2021/07/15 07:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
在日としての苦悩や、社会から帰化を強要された過去など考えさせられます。「ご返杯!」のかけ声と共にマッコリを飲み干すシーンに、未来への希望を感じました。
紙の本
学ばされた!
2019/03/31 09:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
在日韓国人で焼き肉屋を営む家族の波瀾万丈な話!破天荒な感じの家族に、めちゃめちゃな常連客。それはもう毎日が大騒ぎ。当時の時代背景を学ベながら、その時代を生き抜く逞しさは、たとえ貧しくても力強いですね。『生きることが辛いとか 苦しいだとか言う前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ』と松山千春の歌を思い出す。登場人物はぶっ飛んだ個性豊かな連中が多いですが、父の龍吉は一家の大黒柱と真が通ってるという感じで好きかな。物語を通して、どんな環境でも生きてたらなんとかなるさということを学んだ気がします。