- 販売開始日: 2018/06/08
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-511673-9
モンスターバンケット(1)
著者 吉永龍太(著)
時は18世紀、清朝最盛期。主人公・乾貴道(通称:ケンちゃん)は、人類史上最難関の試験「科挙」に落ちてします。だが、謎の少女・暗娘に、旺盛な食欲を見込まれ、誘われた先は……...
モンスターバンケット(1)
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商品説明
時は18世紀、清朝最盛期。主人公・乾貴道(通称:ケンちゃん)は、人類史上最難関の試験「科挙」に落ちてします。だが、謎の少女・暗娘に、旺盛な食欲を見込まれ、誘われた先は……なんと“世界の中心”紫禁城!そこでは、想像を絶するフードファイト「食挙」が行われていた…!!まさしく奇想天外奇妙奇天烈。いま、前代未聞の美食奇譚が幕を開ける!!
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邪な政道
2018/06/10 16:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
清朝の暗部を中華料理と化け物との関わりを通して、ユーモラス且つグロテスクに描く本作は、科挙になぞらえた謎の官吏登用試験に、運命的に、半ば強制的に参加させられた主人公の青年ケンちゃんの奇行と受難の数々を見て楽しむものである。
紫禁城内の某所では血飛沫が食品の着色料として利用され、ケンちゃんがそこから逃れる手立ては、それらを全て平らげる事しか残されてはおらず、ケンちゃんは絶体絶命である。
ケンちゃんをそこへ招き入れた謎の女は、政権の中枢との繋がりが作中で示され、科挙に一度、失敗しただけの若造を彼らが政治的にどのように利用するつもりであるのか、現段階では全く不明だ。
本作は清代におけるバロックの表象である。
作中ではコラム風に数点の料理が解説され、少しは為になるが、中華料理の知識の獲得を主眼として本作を手に取るのは、他の文献を渉猟し尽くしてからでも遅くはない。
副題の漢字四文字の意味を調べた上で、まだ読みたいと思える方は、ゲテモノ食いに興味を示す好奇心が旺盛な人であろう。
作中の至る所に書かれた漢字の羅列を読み解くのも、本作の醍醐味である。
すごいけど
2019/05/28 22:37
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナナカマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
科挙を題材に、
摩訶不思議な物語が展開される、
という発想は面白いです。
ですが、ストーリー展開が遅く感じられ、
続きを読みたいという気持ちになれませんでした。
絵はとても緻密に描き込まれているのですが、
画力そのものは、
下手ではないけどもう少し・・・な感じで、
そのせいか、
画面の印象が気持ち悪いと思いました。
内容的には「気持ち悪」いのが合っているとは思うのですが、
それが画力不足に起因しているようなのが残念でした。