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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しく一気に読みました。
介護は、楽しく語ってはいけないかと思っていましたが、そんなことはないのですね。
好物は喉に詰まらない、老人に過労死はない、目からウロコの名言が多数。
介護に直面していない人にも読んでいただきたいです。
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投稿者:まみたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
父の介護が秋に終わりました。
介護の途中で後悔したことかありました。それは介護がスタートし、関係機関から安全面ということであれこれ助言され、一生懸命に守ろうとした私のもとで、父が行動、更に生きるエネルギーを一つ一つ奪われたこと。もっと前にこの本に出会えていたなら、父も私ももっと楽に楽しく過ごせたかも。
参考にはならないが
2020/05/29 21:37
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投稿者:サリーカリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
介護をしていたり、これからする人に役立つ本ではないので、看る力を感じない。預けるにしても、同居にしても具体的に困った事やどうやって解決したか、相談した場所は、等を書いて欲しかった。
介護のあるあるがたくさん
2018/10/01 09:15
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投稿者:あらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
父と主人の母の介護のを通して感じたあるあるがたくさんあった。
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20180714 重いテーマも佐和子さんがまとめると自分でもできる気持ちになれる。質問も現実的でだれもが気にしている内容なので余計に入り込める。親が元気なうちに読ませて共有しておきたい本だと思った。
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何か介護の話が体系的にまとまっているわけではないが、重要と思われる内容が豊富に詰まっていた。まだ介護が切迫した問題ではないものの、将来自分が介護される立場になったことも考え、内容をしっかり頭に入れておきたい。よみうりランド慶友病院は是非老後の選択肢に加えたい。
・医療より介護、介護より生活(P15)
・赤ちゃん言葉はつかわない(P26)
・介護は長期戦とこころえよ(P35)
・必要とされる状況を作る(P80)
・老人は休むな(P160)
・強制的にやらされる人も長持ち(P165)
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状況的に、「介護」と全く無縁に生活が出来るとは思えないので、色々な意味合いで、こういった類の本はこれからも積極的に読んでいきたい。
認知症になると、引き出しの中の記憶が取り出しにくくなり、何とか取り出した少ない記憶を使って、現実に対応していくことになるので、様々な異変が起こらざるを得ないらしい。。
もう一つ残ったのは、75歳からガクンと体の機能がすごく落ちるらしい。
生きている限り、いずれは経験することになる75歳。今、現在、1時間ほど走り続けられる体力があるが、理想を言えば、75歳を超えてもそんな体力を維持していたいなって思ったのだった。
〈本から〉
好物は喉につまらない
医療より介護、介護より生活
バカにしない、怒らない、とがめない
介護は長期戦と心得よ
イライラしたら笑っちゃおう
認知症でも一人暮らし
孤独死で何が悪い
施設に預けるのは親不孝ではない
愛情だけではうまくいかない
七十五歳が節目
老人に過労死なし
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対話形式で読みやすい。読後は、安心した気持ちになれる。特に認知症の具体例のところはテレビではマイナス面が強調されるように感じたけど、ポジティブなことが書いてあり安堵。そのまで悲観することないなと思った。
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■介護で避けて通れないのが認知症。
・認知症は一言でいえば記憶の障害があるがゆえに自分の中に入ってきた新しい情報をうまく処理できなくなっている状態。人間は過去の経験を記憶という形で残し,それと照合しながら今起きていることに対してどう行動すべきかを判断する。けれども認知症はその過去の記憶にうまくアクセスできない,或いは即座につながらなくなっている状態にあること。
・基準となる照合すべき記憶に到達できないので,今の状況をどう判断していいかわからない。ただ,記憶は全部なくなるわけではなく,一部は残っている。そこがややこしい。その少ない記憶をかき集めて情報を処理するので普通の人とは違った行動になる。
・周囲から見たら理屈に合わない発言や行動も本人にとっては残った記憶と情報を元に行動しているわけだから整合性はある。
・本人がうまく処理できなくても非難しないこと。咎めたり諫めたりしても何の役にも立たない。本人としては少ない記憶を駆使して自分なりにベストの判断を下し,行動しているわけなので怒られる意味がわからない。
・馬鹿にされない,叱責されない,咎められないという安心感を与えることが大事。これは認知症の対処法の基本。
・認知症の方は結局,自分の頭の中に残っている記憶と照合しながら,今起きていることに対して最適の行動をとろうとしている。いちいち家族や子供から叱責される理由が分からないので,言われた本人は何が何だ分からず,結果として本人の精神状態は悪く不安定になる。
・認知症の初期は当人にとってもなかなか辛い時期。忘れっぽくなって簡単なこと,やりなれていることがうまくできない。周囲の人の態度も何となく変だなどのことが感じられる。他人に迷惑をかけていることが分かるが自分ではどうしようもないので惨めで辛い。それに加えて過去の記憶が失われているわけなので自分自身が失われているような気になっていく。どうなっていくんだという恐怖があり,不安で自身も喪失する。。
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大塚宣夫さんという老人向けの病院などを経営している人との対談。対談はお互いを褒め合うだけで得るものが少ないと思ってたが、この本はいろんなところで付箋が立つ感じだ。これは当事者ですからね。読んでよかった。
『認知症が始まったからといって、急激に身の回りのことを周囲が手助けしすぎると、さらに症状は進む。一人でまがりなににもできるうちは、そのほうがお互いにいい』
『お風呂に毎日入らなくたって、ご飯も一日三食食べなくたって、部屋が汚くたって、夜寝なくて朝起きれなくたっていいんです。そんなの、生きることにおいてなんの障害にもならない』
『認知症の方は結局、自分の頭の中に残っている記憶と照合しながら、いま起きてることに対して最適の行動をとろうとしていますから、本人としては、自分で考えうえでの行動や言葉なんです。だから、いちいち家族や子どもから叱責される理由がわからない』
『遠藤周作さんから生前、こんな話を聞きました。入院しているダンナさんがだんだんと弱ってきて記憶が曖昧になって、最後まで覚えている言葉は、奥さんかお嬢さんの名前。ところが、反対に奥さんが弱って記憶が薄らいでいった場合、最初に忘れるのが、亭主の名前。』
『問題は、七十五歳からですよ。七十五歳を過ぎたらしっとしているだけで筋肉は細り、関節は固くなり、バランスを取る能力もガタッと落ちていく。』
『自分の体に「疲れてるか?」「体調はどうだ?」と聞いてごらんなさい。「疲れている、体調もイマイチだ。ちょっと休ませてくれ」と言う。そこで「そうか」と体の声を聞いて一日休ませてやるとしましょう。二日目に「もう回復したかな」と体に聞くと、「まだ疲れが残っている。もう少し休ませて欲しい」というので従ったとする。ところが三日目になるともう体力が落ちていて、動く気力もなくなってるんですよ。』
『若い頃は体を休ませ、体調を良く保つことで気力充実といった感じでしたが、七十五歳を過ぎたら、体のいうこと聞いて楽させたらもう終わり。体が何と言おうと、気力に体力を引っ張らせることこそが大切ですよ。予定があるならとにかく出かけましょう。そうすれば、まだ体のほうはついてきますから。』
『車を運転しながらラジオを聴いていたら、「老人には三種類ある」って話をしていたんですね。1つめは、「振り返ってみると、俺の人生ろくなことはなかった。あれもダメだった、これもできなかった」と後悔して後悔して、自分を責め立てて不機嫌っていう人。次は「俺がこんな人生だったのはあいつのせいだ、こいつのせいだ」と、他人に対する恨みつらみで不機嫌な人。最後は、「今からだってこんなに楽しみがある」と、過去のことはさておき今後を考えて不機嫌じゃない人』
『年を取られた方がよく、「お酒も大して飲まなくなったし、外食もしなくなったし、観劇とか旅行にも行かなくなったから、金のかかることは大してないよ」と言われますね。でも、老後に体が動かなくなったときこそ、お金がかかるんだってことを自覚しておいたほうがいい。』
『身内に対しても、食事の世話はいくら、入浴���手伝いはいくらと自分で相場を決めて、その都度こまめに払うこと。身内同士でのお金のやりとりをイヤがる人もいますが、こういうことこそ割り切りが大事です。』
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★4.1(3.76)2018年6月発行。94歳の父を看取り、現在認知症の母の世話をする阿川氏と高齢者医療の第一人者の大塚医師の対談本。親の介護が必要になった人には、第一章の家族編、配偶者の介護が必要な人には、第二章の夫婦編が大変参考に。介護自体は大変だが、いかにお互いを思いやり、ストレスをため込まないで介護を実践するかにつき、多くのヒントが対談なので非常に読み易く記載。親は元気なうちは出来るだけ施設には入れない方が結果としては良いみたいですね。介護入門書として大変参考になりました。
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対談の力がすごい。これだけの専門家をもってしても家事はできなかった、これから、とか。ともかく読ませる。二人がかりの力というか。
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介護の本はたくさんある
これは現実的でとても興味が持てた
対談だからかな
佐和子さんは引き出すのがうまいからかな
認知症もポジティブに
孤独死だっていいじゃない
75歳 これがポイント
うわもうすぐそこだわ
体を甘やかさずでもなんでもありでやれるといいな
≪ 老人は 過労死もなく がんばれる ≫
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本は自分とは違う価値観に触れる絶好の機会、というがこの本はまさにそのような経験だった。「聞く力」でお馴染みの阿川さんと長年老人病院の経営に携わってきた大塚先生の対談が絶妙なテンポで書かれている。
死生観もそうだが、終末期に本人がどうか、家族がどうか、パートナーはどうかなどの生々しい話から、実際に自分が看取られる側になる時の心構え、介護される前にどうあれば心健やかに過ごせるかといったものまで幅広い内容を盛り込んだ一冊だった。
もう少し年を取ってから読むと、また得られるものも変わってくる気がする。
ただ一つ気になったのは、「男はこうで、女はこうだ」と言った考え方が何度も出てきていた点。性差をここまであけすけに書くのはやや時代に合っていない気もした。
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明るい介護、笑い飛ばすくらいの方がうまくいく。
好きなことをしていたら認知もなにもない。
なにか気持ちがスッキリした本。