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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
一時期探偵とかミステリーにはまってた時に購入した作品。
海外の探偵事情とかは分かりませんが面白いです。
紙の本
構成が悔やまれる
2018/09/30 17:32
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒人街で探偵家業を営むアイゼリアは金に困っていたところ、悪友のドッドソンから紹介された仕事を受けることになる。その内容は、巨大な犬を使う殺し屋からラッパーを守るという奇天烈もの。随所でシャーロック・ホームズばりの推理を披露するアイゼリアですが、現代の事件パートとアイゼリアの過去パートが交互にくる構成は不満。過去パートは、アイゼリアが探偵になった理由が書かれているのですが、要するに結果が分かっているものの説明なので退屈なのです。この構成でテンポが悪く感じました。
紙の本
LAのホームズ
2018/09/09 22:43
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
「もしも現代のLAにホームズがいたら」を地で行く物語。主人公は切れ者の黒人青年、相棒は地元のギャングから足を洗った腐れ縁の不良、助けを求めてきた相手は大物ラッパー、ってパロディが過ぎると思いきやリーダビリティの高い正統派ミステリなところが面白い。たまには本屋のおすすめに従ってみるのも良い。
紙の本
新しさはないけれど面白いです
2018/09/26 21:28
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
日系アメリカ人であるジョー氏のデビュー作です。
正直に言うとカバーイラストが「がきデカ」の山上たつひこ氏の絵のようで、かっこ悪いよなぁと思って逡巡したのですが、商品説明を読んで興味を持ちました。
一番興味を持った点は日系人の作家が黒人を主人公にしてアメリカ社会の一部を書いていることでした。
巨大な犬を使う殺し屋というのもユニークで面白かったのですが、この殺し屋があともう少し壊れているとより魅力的で忘れがたいキャラクターになっただろうにと思いました。
なんとなくハードボイルものかなと思っていたらさにあらず、主人公の IQと相棒のドットソンはそのままシャーロック・ホームズとワトソンでした。
私の頭の中のでは映画「バットボーイズ」のウィル・スミスとマーティン・ローレンスの顔が浮んでましたが。
作品全体としては私の好みでしたし、解説のよると本作で張られた伏線の一部が既にアメリカで発売されている2作目の中で展開回収されているとのことなので日本でも出るようなら続けて読んでみたいです。
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読みやすそうな表紙だけど、スラングや
人種独自の感覚、場面の切り替わり方とか
翻訳物初心者には少し読みづらいかもしれない。
(読む価値はある)
「低所得者と犯罪の多い地区のシャーロックホームズ」
読む前はラッパーが絡むし、黒人なので勝手にラップを聴く明るめの探偵なのかと思い込んでいた。
ジャズを聴くし、常にクール(冷静)
観察眼も冴えるIQという名前の探偵が主人公
事件はラッパーが殺し屋に狙われるよくある感じの設定なんだけど、命を狙ってくるのが「猛犬使いの殺し屋」ってのもなかなか面白かった。
ただ場違いな環境に生まれた天才が活躍するって話ではなく、「何故、彼は探偵をしているのか?」がわかる過去パートを間に挟み
つつ進む。
兄の死を乗り越えるために前に進んでいく話でもある。
厄介な相棒と組んで犯罪に手を出すの
はちょっと…とか思ったけど
シャーロック・ホームズもまあ薬物中毒っぽかったから、まあいいか…
あと元ギャングの相棒ドットソン(ワトソン役)よ…下手な商売をしないで、料理の店でも開けば、大儲けできるぞ兄弟
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また今後が新しい探偵の登場。黒人青年のアイゼイアの現在と過去が交互に語られていく。どちらも面白いけれど個人的には過去の物語がいい。兄を亡くしたあとの気力を失った日々から少しずつ立ち直り探偵への日々へと続いていくその心の動きが魅力的。本当に面白い。過去の出来事から優しさと強さを獲得して現在の事件に立ち向かう。探偵小説ではあるけれど1人の男の成長譚でもある。続編を早く読みたい。
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場面展開が早くテンポがよいのでどんどん読み進められる。筆者が日系アメリカ人とは思えないほど黒人文化がリアルに描かれている。主人公を始め、登場人物も魅力的。ただし、個人的にラッパーや黒人ギャング間の抗争といった黒人文化にあまり興味を惹かれないので星は控えめ。そういった文化に興味がある人にはとてもおもしろい作品だと思う。
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この巻で収めても良かったけれど、次巻が出来そうなラストで…やはり、あの謎は解かれるべきものとして残っていたのだな。
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次作を読みたい(来年出るらしい
ホームズが好きな作者だけあって、随所にニヤけてしまうようなワードや設定はあるものの、おまけ程度だ。
物語はとにかく読ませる。かっこいいセリフ回しに酔いしれる。スピーディーに展開し、犯罪小説、ミステリとして完成度の高い仕上がりとなっている。
若者の考え方も生活の術も、今を生きる為の貧困の答え、最善の手段なのかもしれない。
ニューヒーローの誕生だ。
スラムの黒人探偵IQと問題児ドッドソンの組み合わせ最高!!ハラハラドキドキ最高の相棒だぜ!!
(マジでドッドソンが好きすぎる
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ギャングが蔓延るストリートで活躍する探偵。アイゼイア・クィンターベイ(IQ)が、有名ラッパーの殺人未遂事件の調査をする。IQの過去には、IQの兄がひき逃げで死亡した事件もあり、物語の構成も、過去と現在をいったり来たりする。現代版シャーロック・ホームズと言われているらしいが、見事な推理よりも、テンポ良いアクションのほうが印象に残り、個人的にはアクションの方が好みだった。
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”新たなるシャーロック・ホームズの誕生”という紹介文につられて読了。
確かに捜査方法というか思考方法はホームズと同様なのだが、物語の進み方そのものは全く違う。ホームズ作品のようなエンターテイメント性というのか娯楽性は感じられない。だが、映像にしたらいいようなスピード感はある。
なによりも、暴力的な言葉がふんだんに盛り込まれている点がホームズと違う。現代アメリカ、しかも黒人社会を中心に書かれているのでまあ当然かと思ったが、あとがきを読んで初めてこの作品が日系アメリカ人によって書かれたものだということに気づいた。作者の名前の「イデ」が「井出」または「井手」という漢字に結びついていなかった。そう思って読み直すとまた印象が変わってくるかも。でももう図書館に返却しないといけないから読み直しができない、残念。
ラストは爽やかに終わろうとしていたが、最後の最後で気になる文章がぁぁぁ!!
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半分ぐらい読み進めた時点で ぜひこれはシリーズ化してほしい!と思えるほど主人公が魅力的。スラム街の人々、ギャング同士の抗争、スラング(大半は僕には意味不明だけど)が非常にリアルに描かれている。次作も絶対に読みたい!
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コナンドイルは子供の時分、僅かに読んだだけなので、『魔犬』という設定の他に何がホームズを彷彿させるのかは私には分からなかったけど、それはそれとして作品は疾走感があってなかなか面白い! ただ、そのスピード感ゆえに『雑』との紙一重も否めない面も…。
嫌な奴!と思っていた相棒(ワトソン然とはしてない!)との関係も読み通してみれば、これはこれで友情と呼べなくも無いし、最後は少しだけグッと来た(笑)。
伏線も残ったままで、あとがきにもあるように続編があるとの事なのだが海外モノにありがちな予定通りに刊行されていない模様。
更にありがちな国内での出版中止なんてことにはならない様、この本がもっと多くの人に読まれることを願いつつ、気長に待ちます。
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現代のシャーロックなんて帯に書いてるけど、ギャング小説にミステリが加わってるという印象。確かにミステリ部分は楽しめたけど、好みでは無い。もう少しユーモアが欲しい。軽快さが欲しい。陽気さが欲しい。
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面白かった!ラッパーやギャングスタって苦手意識が強いので楽しめるか不安だったけど、いやぁこの読後感は・・・やられました!