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・子どもになってほしいあるべき姿・具体的に身に着けてほしいことを定義し、それを身に着ける子育て指針を明文化というのは、やるべき
・それにあたり、三谷さんが方針として定義しているように、「発想力」、「生きる力」、「決める力」とその力を身に着けさせるための具体的事例は参考になった
・子どもに将来なってほしい姿
- 自分で考え、行動し、生きていく力
- 損得関係のない多くの友人を持っている
- 思いやりにあふれ、友達を大事にする等、利他の心を持っている
- 誠実
- 責任感が強い
- 率先して嫌なことをやる
- 他責にしない、卑怯なことをしない
- 高い志を持っていて、やり抜く力を持っている
・子育て方針
- 考え、実践する機会や問い・プロセスの積極的な提供
- PDCAの回るよう振り返り・改善の実践、家族イベント企画
- 責任感の醸成
- 家事の分担
- 倫理観の醸成
- 書籍の提供・ディスカッション、スタディツアーの参加等
- 自主性の育み(やるのでなく、やり方を教える)
- 本人のやりたいことを尊重(但し、それをやるに至るまでの決定プロセスは考えさせる。調査・分析・プレゼン等)
- 無二の愛
情(過保護にはならい)
- 丁寧なコミュニケーション(しっかりと対話をする)
- 感情的にならない
- 多様性の育み
- 色々な人との出会い、理解する機会の提供
- 志の醸成
- 原体験になるような機会(社会・人と関わる機会)の提供
・それにあたる親の課題
- 判断軸がぶれそう⇒明文化させる
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戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方2018/6/28 著:三谷 宏治
本書は「働く親」に向けての「育児書」である。
AIやロボット、情報蓄積と検索技術がその能力を驚異的に上げる中、知識を持つこと、事務処理や作業能力が高いことなどはほとんど意味を持たなくなる。必要なのは、新しいものをつくり上げる力。役割はいろいろあるにせよ、これまでになかったものを仲間と試行錯誤しながら、形にしていく能力と気持ちである。
子どもたちが将来、精神的に自立し、発想力と決める力を駆使しながら自立的に動けるように、親はその訓練に励むしかない。子育てとは、子どもの自立に向けたたった20年前後の人材育成プロジェクトである。
本書の構成は以下の9章から成る。
① AI時代に活躍できる人材
② 試行錯誤に必要な3つの力
③ 叱り方・ほめ方
④ 遊び・おもちゃ・ケータイの与え方
⑤ おこづかいでの自由と制限
⑥ 親子コミュニケーションは脱ワンワードと傾聴から
⑦ 勉強・読書について
⑧ お手伝い・イベント企画の任せ方
⑨ 反抗期を超え自立まで
多くの子育て本があるものの、どれも正解でもなくどれも誤りでもない。
目的や環境やその子の特性により子育て方法も変わる。
そして子育ては一人でするものでもない。影響はパートナーだけではなく、その子の兄弟姉妹や親せき・近所・先生等幅広い。
正解がないだけにその価値観を子どもに押し付けながら育てるのも違う。出来ることはいろいろな考えを吸収し今その時にその子のこれからのことを考えて適正なことを援助して上げ続けること。ぶれてはいけない軸と共に固執してもいけないものある。
本書はそんな指針を考えたり共有するのにうってつけの一冊となっている。著者自身も試行錯誤を重ねながら向き合っている姿にも共感でき、多くの気づきがあった。自分自身もこれから子育てに対しては迷うことも多いとは思うものの本書をそばに置きながら考え行動し続けたい。
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AI時代に求められる試行錯誤を可能にする3つのチカラ。
①決めるチカラ
②発想力
③生きるチカラ
叱り方、携帯、小遣、手伝、勉強、読書など具体例も多く参考になります。1分スピーチ合戦は取り入れようと思う。あと、2人きりの散歩も大事ですね。
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自律的行動ができる力は一朝一夕で身につくものではなく、小さい時からそれを醸成する環境で育つことが大事だな、と思われせてくれました。
発想力×決める力×生きる力を伸ばす→一生楽しく生きることができる
自分の子供達にも当てはめられる部分もありそうだし、既にアラフォーの自分自身も身も引き締められる、そんな内容でした。
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これからの時代を自らの力で切り開き楽しく生きるには「自律的に試行錯誤出来る力(発想力×決める力×生きる力)」が必須。では、どうしたらそのような子に育つのか。筆者が自身の子供達を相手に試行錯誤した結果も踏まえて辿り着いた「考え方」をまとめた一冊。
報連相って基本的動作として是とされてるが、相談を求めることのデメリットを理解するべし。アドバイスというのは優越感も混ざった「隠れ指示」と同義というくだりは、特に刺さったな。良かれと思ってヘルプし過ぎることが、かえって子供の成長機会を奪ってることを理解し、言いたいことをグッと飲み込んで子供に任せて見守る、良い意味での「放置する力」を意識していきたい。
子育ての本ではあるが、人材育成の要諦を学べる良書。子育てにお悩みの方も、メンバー育成に苦労されてる方にも、お勧め!
・子育ては、子供の自律に向けたたった20年の人材育成プロジェクト
・試行錯誤する力=発想力(常識に囚われず新しい発見をし、それを探究できる力)×決める力(選択肢を拡げ絞るために、調べて考えることが出来る力)×生きる力(失敗にめげず楽しく前に進み続けることができる力)
・問題解決よりも問題発見が大事。なのに、解決方法を学ぶことばかりに注力してないか。問題は誰かが与えてくれると誤解してないか。
・どんな交渉も「社に持ち帰る」は許されない。現場の社員に決める力を付けさせる。村田製作所。
・報連相の相はナンセンス。相談という形で来られたら、何かしらのアドバイスを与えたくなるもの。そのアドバイスが、人の思考を止め、成長を鈍らせる。
・与えるのは答えでは無く、考え方・調べ方
・決めるとは、選択肢をきちんと広げて、そこから1つに絞る事
・重要思考。「DMU」「重さ」「差」を考える。
・考える上では時間やお金などの「制約」を課すことが大事。リソースが限られるからこそ、工夫が生まれ、決める力が高まる。
・多くの子が「親は何かあったら何でも言えと言うくせに、いざ話すと途中で遮り、ちっとも聞いてくれない」と思ってる。あなたはどうか?親は話を最後まで聞く姿勢を見せることで、子供の伝える力が磨かれる。
・1分間スピーチ合戦。1分間は、誰にも邪魔されずに自分語りが出来る。スピーチ後、各自がスピーカーに質問して、中身を深掘る。
・決めることは怖いこと。そうだよねーと言ってれば多数派になれるのに、AだのBだの決めると、途端に少数派に陥るリスクが出てくる。決めるには10人中3人になる覚悟が必要。
・子供は元来好奇心の塊で発想力は極めて高いのに、親や学校に好奇心の芽を摘まれ、どんどん発想できなくなる。子供達を無暗に保護し、習い事に追い立て、定型の遊びばかりをさせていたら、自由な発想・創造の力はつかない。
・常識や自制心は世の中を生きていく上で必要なものではあるが、同時に不必要に効きすぎてしまう「心のブレーキ」を作ってしまう事でもある。
・「皆と同じでないと不安」から「皆と同じだと不安」と感じることが豊かな発想の根源になる。意識の転換を図ろう。変わった行動はどんどん褒める。
・騒音計で、大声選手権。限界を超える。
・量的変化は質的変化に転換する。楽しみながら繰り返す。
・制限があるから発想が出ないは嘘。制限がある中で、自由に考えさせるから発想が広がり、工夫が生まれる。
・3000円で母親の誕生日を企画させる
・自分で決めたことなら、成功すれば自信に、失敗したら前向きな反省に繋がる。人が決めたことだと、学びが薄まる。
・ヘルプではなくサポートに徹する。サポート役に徹するとは、失敗を甘受する覚悟を持つということ。
・内発的動機づけは、任せて、褒める。
・子供には制限を与え、大人は自由を謳歌する。そうすることで、早く大人になりたいと思わせる。
・親が不完全なんてことは子供は理解している。不完全を認めた上で、それを克服する努力する姿を見せることが大事。
・人はポジテイブさがネガティブさの3倍になると成功する
・我が家のルールを皆で作ることで、家族で大事にするべき価値観を示す。
・守れないルールは調整するのもあり。ルールを守らないのはNGだが、いまあるルールが絶対ではない。ルールは適宜見直すべきものであることを教える。
・褒めるコツ。具体的になるべくすぐ褒める。小さいことでも褒める。子供が大事にしている価値観で褒める。
・褒めるや怒るのは、子供の変容を促す為。変容したかまで確認し、やり方をブラッシュアップする。
・子供の喧嘩の仲裁はしない。親が判定に乗り出すから、子供は親を引き込もうと嘘をつく。
・週末に親が子供を連れ出さない。自分でどう過ごすか考えないと土日が暇で暇で・・・という環境が、子供の発想を刺激する。
・携帯の充電はリビングにしかおかないことで、各自の部屋での無制限利用を抑制
・お小遣いの使い道に口を挟まない。自由な裁量があってこそ、意思決定が学べる。
・脱1ワード週間を創る。きちんと5W1Hを意識して、文章にして話すことを意識する。
・察しの悪い親になる。
・コミュニケで一番大事なのは、真剣に話を聞いてくれる姿勢
・一番大事なことは何かを問う。話を終えた後に、今の話で一番大事だと思ったことは何
・言いたいことは1度に1つに絞る。あれもこれも盛り込むと目玉商品だらけでどれも目立たないチラシに成り下がる。
・親に言われてずっと学校と塾での勉強一筋ですという若者を、あなたなら採用するか?
・高校以降は義務教育では無い、行きたいなら行きたいという意思表示と理由を求める。
・選択の規準と情報収集の方法を問う
・御手伝いとは、あるミッションに対して、子供達自ら考え、自ら創意工夫する絶好の訓練の場。任せたお手伝いは、絶対に手を出さないで、任せ切る。上手く行かない不も受け入れる。
・10万円で一泊二日の家族旅行を計画させる。当日は10万円をキャッシュで渡し、予算管理、時間管理も全て任せる。
・いつ��を任せるかは、親の大事な役割
・子供には独り暮らしをさせる。1人暮らしは、自由である反面、苦労も多い。自分で考え、自分で決める最良の学びの場。子育ての投資として考える。
・反抗期は、芋虫から蝶に変態するための「蛹」の期間だと捉える。大きな内面の変化が産まれる時期、変に刺激を与えずに、そっと見守る。
・あらゆる選択肢を考えるのは大事だが、どこまでいっても選択肢が尽きることは無い。他の選択肢を捨てて決めるこも大事。他の選択肢を選んだ場合との比較はどうせ出来ないのだから、どれを選んでも問題ないと割り切る。
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文句なしの★×5!
育児書はまずこれを読んで、これだけ読んでいれば、(現時点では)それで十分では?というような内容。
AIを始めとしたこれからの不確実な時代を生き抜くためには、
子ども達には「試行錯誤力」が必要と著者は説きます。
そして、その「試行錯誤力」は、発想力×決める力×生きる力から成り、
著者がそれぞれの力をどのように伸ばしていけばよいのか、
実例と共に解説してくれています。
一度読めば、真似したいところがたくさん出てくるはず!
それだけでも読む価値があると思いますが、
きちんと将来起こるべき未来に対して、子育てがどうあるべきか・どうするべきか?を論じている点が最も素晴らしい点です。
これからの子どもたちに必要なチカラが本当に「試行錯誤力」なのか?という点については、
人によっては意見が異なるかもしれませんが、
その点に同意できた人にとっては素晴らしい育児の教科書になってくれるでしょう。
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自分の子育てにおける戦略を考えたくなる本だった。
戦略といっても壮大なものではなく、方針といった方がフィットするかもしれない。
AI時代には、発想力、決める力、生きる力=試行錯誤力が必要という前提で、
心に残った部分は、
・携帯、TV、PC、ゲームは子供が欲しいもの、やりたいこと、それを制限することで、やるためにはどうすればよいか?自分で考える訓練の材料になる
・おこづかいも同様に、少ない金額で、考えさせる
(お年玉は年齢の割に大きい収入なので、使用ルールを別途決めた方がよい)
・子供の話をよく聴くこと。脱ワンワードと、1分スピーチ合戦で、双方のコミュニケーション力を上げる
・お手伝いは、非常に効果が高いとわかっていながら、親が自分でやった方が早いので、面倒等の理由で任せていない。やらせるからには、係として任命して、任せる。口出ししない、やらなかった場合の不便を家族が共有することへの覚悟が必要。ただ、その見返りとして、子供が自分の頭で考えて行動し、決定する大切な訓練の場になると思う。
・イベント企画も任せることで、訓練の場を提供。小5の次女に10万円渡して1泊2日の家族旅行を企画してもらった。1か月程じっくり考えて、家族でわいわいするというテーマに沿ったプランを考えて、当日は隊長としてお金を握り、当日の状況も踏まえた臨機応変な対応も織り込んだ対応ができた。見守る方はドキドキするが、それが成長につながる。
→このエピソードが一番響いた
・高校を卒業したら一人暮らしをするようにと事前に言っておく。都市圏にいようがいまいが。
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高校卒業したら自立。どんな環境でも生きていける様にたくましく育って欲しい!とても同感な内容だった。考えていた事が言語化された。
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学力とか頭脳的な賢さよりも、生きる力をつけることが大切。生きる力、つまりそれは、自立して生きていく力。
筆者と価値観が似ていて、共感したり、やっぱりそうだよね、と確認しながら読んだ。
力を伸ばすためにはどうすればいいか、の施策が具体的で参考になる。
早速、家族で1分間スピーチを取り入れた!
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前作の「お手伝い至上主義でいこう! ― 子どもの就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣」に続き読了。
夫婦で一致している子育て観の一つに「習い事のまえにお手伝い(自分の身の回りのこと)」があり、著者の取り組みを大いに参考にしている。子ども側からのフィードバックが新鮮。
他人と違うところを見つけ、褒める(個性に気づかせ、発想力を鍛える)は実践したい。
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この本は、育児の捉え方に新しい視点を与えてくれます。著者は東大卒の方ですが、そのような学歴を身につけるための育児論ではありません。ここが面白い点です。
子どもが東大や海外の有名大学に進学した方、子どもが医師として活躍されている方などが自分の育児に関する見解・ノウハウを述べる本が多数出版されています。このタイプの書籍はエビデンス不足も指摘されますが、根強い人気があり、有名大学や医学部への進学が子育ての成否を判断する代表的な指標として世間や出版社に認識されていることを感じます。これに対して、本書では、一緒に働きたい、採用したい、話してみたいと言われるような人間になることが、子育ての成否の指標と考えるスタンスが冒頭で表明されています。
ただし、推奨する手法のエビデンスは特に示されていません。教育活動、ビジネス、御自分の育児等の経験からの提言であるという点では、冒頭で言及した書籍と同じです。
また、他の方も指摘されていますが、本書の内容の実行には親にも子にも忍耐が必要で、正直、私には難しそうに感じました。
とはいえ、本書はおすすめです。
本書で私があらためて気づいたのは、社会人として求められる特性の中には、教室の中の教育よりも、アルバイト先、地域コミュニティ、親戚付き合いなどで磨かれるものが多くある点であり、とはいえ、このことを親は失念しがちで、そのために子どもたちがこういった機会に恵まれないケースもあるだろうという点です。
確かに本書の提案の実践の難易度は高いですが、このような課題への処方箋となりうるものであり、参考になりました。
長くなりました・・・
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AIに出来ない仕事
→試行錯誤しながら新しいものを生み出す仕事。
試行錯誤に必要な3つの力
①決める力
→選択肢を挙げ、絞る力
②発想力
→他人と違うことを誉める
③生きる力
子どもをやる気にするには
自己決定権(自分で決めた)、有能感(なんかできそう)、対人交流(重用な他者からの需要)の3つが重用
小言の三倍誉める
①家族ルールを作る
親だけでなく、子どもも一緒に作る。
子どもたちが何より嫌がるのは、ほめられたりほめられなかったりすること。
②ほめるための極意はまず聞くこと
親子㏄は、脱ワンワードと傾聴
本好きになってもらう前に、好きな本を見つける。
◼️所感
やりたいこと多い。本買ってもいいかも。
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【印象に残った話】
・子供に主体的に仕事を選び、稼ぐ力をつけてもらうには、戦略的な子育て法が有効だ
・発想力の付けさせ方は以下の通り
・「他人と違う」ことをほめてあげることで、個性に気付かせ、発想力を付けさせる
・予算制限の中で家族イベントの企画を任せてみて、発想力を付けさせる
・「決める力」の付けさせ方は以下の通り
・「おこづかいアップ交渉」では、子ども側に実績データと要求内容の明確化を求め、実績をベースに考えつつ、足りなければどれだけ必要なのか、話し合って決める
・高校は義務教育ではないので、行きたいのならなぜ行きたいのかを、説明させる
・改善力の付けさせ方は以下の通り
・子どもの学校のテストの結果が出たら、問題点を整理し、勉強方法の改善策を考えてもらう
【アクションプラン】
・「他人と違う」ことを見つけ、ほめてあげる
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☆こちらから電子ブックで読めます(駒澤大学内者限定)
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/komazawalib/bookdetail/p/KP00014826
【2022学生オンライン選書ツアー 書評】
私がこの本をリクエストした理由は、自分と付き合っていくことに限界を感じたからだ。
大人と子供の中間地点のような場所にいる現在、自分を育てられるのは自分しかいない。これから一人で生きていくのに、自分の性格がうんざりするほど気に食わない。
そんな反抗期のような感情が芽生えてからもう4年以上経ち、この感情が生まれるのはどうやら自分が幼少期に抱えた寂しさや諦めからくるものなんだということにめぼしをつけ、インナーチャイルドを子育てする感覚を身につけたいと思いこの本を選んだ。
この本で一番伝えたいとしていることは、「親の助け」にはヘルプとサポートの二種類があるということを知り、基本はサポートに徹し、ヘルプはしないということだ。
ヘルプは「できないことを本人の代わりにやってあげること」で、サポートは「できることは見守り、できないことは本人ができるように手助けすること」である。
過保護すぎて過干渉になっても、無視しすぎてネグレクト気味になっても、親子ともども身を亡ぼすだけである。
子育てと自分との付き合い方には、類似点がある。
親からもらった愛情は、一人になったときに自分を育成する道しるべになると思うからだ。
親から受け取った愛の形が歪で、しっくりくる感覚がない人は親から大事にされなかった部分を当然のように、大事にする必要などないと思ってしまうことがある。
だが、誰にも大事にされなくても最後に自分自身が大事にしなくてはいけない気持ちと事実がある。
自分を嫌いになってどう付き合っていいかわからず、自分に優しくなれないとき、もう一人の自分を幼少期の自分と見立て、もう片方の自分が育児本を読んで成長し、自分を育ててみるのはどうだろうか。
<H.Hさん>
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子育ての各フェーズで読み返してみたい。
自分の過去を振り返ると、あと少しで取り返しのつかないような失敗をしてきたし、親の見てないところでかなりひどいことをしてきたように思う。そんな自分の子供をしっかり根っこは信頼して自律させること、そのためのルールやフェールセーフな状態を作ることが、できるかな。
今は子供が1歳8ヶ月になるところ。頑張りたい。