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大江健三郎柄谷行人全対話 世界と日本と日本人
1994年の大江健三郎氏のノーベル文学賞受賞前後に行われた全対話三篇を集成。小説と批評の両面から日本文学界を牽引してきた二人が、文学、思想、言語、日本と日本人について、縦...
大江健三郎柄谷行人全対話 世界と日本と日本人
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大江健三郎 柄谷行人全対話 世界と日本と日本人
商品説明
1994年の大江健三郎氏のノーベル文学賞受賞前後に行われた全対話三篇を集成。小説と批評の両面から日本文学界を牽引してきた二人が、文学、思想、言語、日本と日本人について、縦横無尽に語り合う。柄谷氏の書き下ろし序文と年譜を付す。
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紙の本
大江健三郎 柄谷行人全対話 世界と日本と日本人
2021/05/10 13:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大江健三郎がノーベル賞を受賞した前後に行われた、大江健三郎と柄谷行人の対話。文学だけでなく、スピノザやカント、ドゥルーズ、サイードなど多くの思想家や哲学者についての話しも出てくる。最近一部Twitter界隈で話題になった、柄谷行人の英訳ドストエフスキーの話と大江の反論も載っている。
個人的に印象的だったのが、二つ目に収録されている「戦後の文学の認識と方法」の中の、西洋における日本文化の受容についての話が面白かった。
紙の本
先見の明
2021/07/29 22:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
1995年に大江健三郎はこう言っている。「「マルコポーロ」事件というのがありましたね。あれはひとつの典型です。「マルコポーロ」という雑誌を全部英訳してアメリカに伝えようとしている、そういう基本態度があれば、ああいう記事は載らないでしょう。しかもこの国で栄えているけれど外国に通じない論文は、反ユダヤ主義者の論文だけじゃないですよ」。これは過去の話ではなく、この状況は25年たってむしろ悪化してしまったかのようだ。現在の日本社会を問い直すうえでもこの対談を読まれたし。