悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)
著者 浦久俊彦
ニコロ・パガニーニ。全身黒ずくめの姿で繰り出す超絶技巧で人々を熱狂させた、空前絶後のヴァイオリニストである。「悪魔ブーム」をブランディングに用い、巨万の富を築いた守銭奴に...
悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)
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商品説明
ニコロ・パガニーニ。全身黒ずくめの姿で繰り出す超絶技巧で人々を熱狂させた、空前絶後のヴァイオリニストである。「悪魔ブーム」をブランディングに用い、巨万の富を築いた守銭奴にして女好き。「無神論者」の烙印を押され、遺体となっても欧州をさまよった彼には、「幽霊となっても音楽を奏でている」との伝説も生まれた。十九世紀に鮮やかな刻印を残した「西洋音楽史のメフィストフェレス」、本邦初の伝記。
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ラ・カンパネラ、そのままのパガニーニの人生
2021/04/01 10:52
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの何かに追われているか、憑かれているかのような速く激しい曲、ラ・カンパネラ。作者、パガニーニ自身の一生を表現したのか、と思えるほど波瀾万丈だったニコロ・パガニーニの人生。
ヨーロッパ中で、パガニーニ・グッズやパガニーニの髪型などが大流行し、パガニーニ・フィーバーが巻き起こったのだから、劇的な変化の多い人生になっていくのも仕方がないのだろう。
パガニーニを悪魔の手先のように見做していたカトリック教会が、パガニーニ亡き後、彼の埋葬を拒んだため、なんと五十六年にも渡ってパガニーニの遺体は、あちこちさまようことに、、、、、死してなお波瀾万丈。パガニーニは、それを予見していて、あのラ・カンパネラを書いたのかもしれない。