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電子書籍
雪花嫁の殺人 警視庁捜査一課事件簿
著者 阿井 渉介
警察をも牛耳る政界の黒幕、壬生興之介。その息子で乱行を重ねる道安が殺された。雪の凶行現場には白無垢姿の「花嫁」がいた! 私兵を用いて報復を図る興之介を嘲るように起こる第二...
雪花嫁の殺人 警視庁捜査一課事件簿
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雪花嫁の殺人 (講談社文庫 警視庁捜査一課事件簿)
商品説明
警察をも牛耳る政界の黒幕、壬生興之介。その息子で乱行を重ねる道安が殺された。雪の凶行現場には白無垢姿の「花嫁」がいた! 私兵を用いて報復を図る興之介を嘲るように起こる第二、第三の犯行。美しき殺人者の向こうに浮かびあがる、六年前の悲惨な出来事とは? 警視庁捜査一課シリーズ、渾身の第三弾。
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紙の本
美しく哀しい雪の花嫁。
2002/02/05 21:58
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投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新刊で見つけてうれしくなった。
3作目も面白い。そして読みやすい。人物は入り組んでいるし、過去の話にも話は及ぶにもかかわらず、複雑に感じることがない。スッと頭の中に入ってきて、話の流れに自然に乗っていくことができるのだ。
シンプルで大胆なトリックも次々に現れ、楽しむうちにラストまで一気に読んでしまった。
事件全体が雪に深く関連しているのだが、事件の幕開けとなる、犯人の足跡がない殺人現場の表現『縫目1つない高貴な天上の白布が、ふわりと置かれたような雪の上を歩くことは、罪深いことに思われるときがあるが、その赤い皺に向かっては、一筋の足跡が罪のしるしのようにくっきりと記されていた。』は特に印象的だ。
とても面白かったので★5に近い。それでも★5にしなかったのは、犯人があまりにも切ないからだ。潔いまでのその姿が、雪の冷たさにもまして切なく、哀しすぎたので。