俗物図鑑(新潮文庫)
著者 筒井康隆
評論家だけの風変りな“梁山泊”プロダクション出現――盗聴、横領、出歯亀、放火などタブーとされる芸ばかりに秀でている彼ら俗物センセイは、一躍、マスコミの寵児にのし上がる。し...
俗物図鑑(新潮文庫)
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商品説明
評論家だけの風変りな“梁山泊”プロダクション出現――盗聴、横領、出歯亀、放火などタブーとされる芸ばかりに秀でている彼ら俗物センセイは、一躍、マスコミの寵児にのし上がる。しかし、彼らの奔放な活躍ぶりは、次第に世間の良識という怪物の反撃に合い、両者の壮烈な戦いが開始された……。人間の隠された悪への欲望と破壊衝動を、豊かなパロディ精神と言葉の遊びで描き出す長編小説。 ※当電子版には文庫版掲載のカットは収録しておりません。ご了承ください。
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いつもの筒井ワールド
2019/01/31 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわった評論家が集結し、結束を高めていき、梁山泊という会社をつくっていく話。世間やマスコミそして国までも敵にまわし、最終的にはいつもの筒井ワールドに突入していきます。
理想郷の1形態
2002/06/23 22:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へてる - この投稿者のレビュー一覧を見る
平凡であることに飽き飽きした時代の空気もあったのでしょうが、この小説にはフリークアウト(なつかしい)した化け物たちのユートピアがみずみずしいタッチで描かれている。一芸に秀でた化け物の描写には当時たまげたものです。痰壺評論家の痰をたたえる詩には作者の才能があふれかえっています。今でもわたしのお気に入り小説10指にはいっています。