電子書籍
コーヒーハンター
著者 川島良彰 著
インド洋に浮かぶレユニオン島で、ルイ15世が愛した幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」の香りが、21世紀によみがえる。動乱のエルサルバドルでコーヒー研究を開始し、ジャマイ...
コーヒーハンター
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
コーヒーハンター 幻のブルボン・ポワントゥ復活
商品説明
インド洋に浮かぶレユニオン島で、ルイ15世が愛した幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」の香りが、21世紀によみがえる。
動乱のエルサルバドルでコーヒー研究を開始し、ジャマイカ、ハワイ、スマトラで農園を拓いてきた男が、レユニオン島で絶滅寸前の最高級コーヒーを100年ぶりに復活させた。
世界中をめぐってコーヒーづくりに携わった日本人の矜持と情熱により、絶滅の淵から救われたコーヒーの再生と復活の物語。それは「サステイナブル・コーヒー」のあり方を考えさせるコーヒー環境論でもある。 コーヒー愛飲家必携。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
コーヒー
2018/08/02 02:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーハンターというのがおもしろかった。コーヒーが好きな人なら、この種類についてしらなくても楽しめます。
紙の本
日本人の枠をはみ出したコーヒーのプロフェッショナル
2008/02/23 18:55
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばっちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
たとえコーヒー好きであっても、コーヒーの品種の話となればお手上げだろう。アラビカ種までは知っていても、アラビカ種の原種がティピカで、そのまた突然変異種がブルボン・ロンドで、となるともうチンプンカンプンだ。この本は、コーヒーハンターと呼ばれる日本の一青年が、幻の品種とされたブルボン・ポワントゥをインド洋上の島で再発見するという話である。 コーヒーに興味のない人間には面白くもなんともない話だろうが、少しでもコーヒーについて知識教養のある人間にとっては、まさに血湧き肉躍る冒険談となる。このコーヒーは、フランスのルイ15世が愛したコーヒーといわれ、忽然と消えてから150年の歳月が流れた。再発見されたのは、マダガスカル島の東に浮かぶレユニオン島。かつてはブルボン島と呼ばれていた島である。その島に、幻のコーヒーの樹があるという噂を聞きつけ、筆者は勇躍乗り込むのである。
まるで運命のめぐり合わせのように、幻のコーヒーは眠りから覚める。このコーヒー、形状は小粒で硬質、長粒米のように細長いのが特徴だ。どうやら気難しいコーヒーのようで、焙煎は相当手こずるという。しかしその味は、香気高く、甘やかで、上品な酸味があるという。おまけにカフェインが通常のアラビカの半分しかない。
筆者は静岡の焙煎業者の息子で、高卒後エルサルバドルへ単身留学。名のあるコーヒー研究機関で、農事技師として働く。しかしほどなく内戦が勃発。目の前で警官が撃たれたり、友人が暗殺されたり、文字どおり弾雨の中をかいくぐる。平和な日本から見ると、まるでウソのような世界だが、筆者はそんな非日常的な世界で青春期を送る。
ブルボン・ポワントゥ再発見のニュースは世界中を駆けめぐり、日本でもひときわ新聞紙上をにぎわせた。たかがコーヒーだが、コーヒーは石油と並ぶ戦略物資でもある。時に南北問題も絡めば、地球環境問題も絡む。されどコーヒーなのである。日本の快男児が繰り広げる冒険アドベンチャーとして読んでも面白いし、コーヒーというフィルターを通した文明論、環境論として読んでも面白い。
電子書籍
勇気と情熱に心揺さぶられる本
2020/07/25 02:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さゆり - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々コーヒーが大好きで、ふと手に取った本ですが、想像以上に面白くて大満足です。
著者の川島さんが本当に美味しいコーヒーを求めて色んな国で冒険されている話がとっても面白くてあっという間に読んでしまうのですが、何よりそれ以上に川島さんの幼い頃からのコーヒーへの情熱と、その情熱があれば何でも出来るという勇気を与えてくれる素晴らしい本です。
甘えた環境で育っている中で、自分の力で好きな物を追っかける力が弱くなっていると感じていますが、この本で奮起させられた気がします。すっかりファンになってしまいました。