王子様と鈍感な花の初恋【イラストあり】

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投稿者：のりのり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

読後がほんわかしてよかったです。
お話は、王の隠し子を暗殺者の手から守りつつ７年も逃げながら育てたジーンの苦労が、王太子に保護され報われるあたりからほぼ始まります。
メインは真面目な王太子とか弱そうな見た目に反して芯の強いジーンの、鈍感同士の初恋話です。
勉強好きなうえ、逃避行で恋なんて暇がなかったジーンはまあわかるとして、王太子はジーンに色々贈り物をしてはその反応に一喜一憂しているのに、自分の気持ちになかなか気付かない。周りはみんなわかってて、本人たちが気付くのに任せているような状態で、読んでいるこちらも見守ってあげようって気持ちになりました。
でも、暗殺者はまだ襲ってくる心配もあり、それが二人の恋路に上手くほどほどにからんで最後はハッピーエンドです。
「ちょっと危険もあったけど、まあ二人がうまくいってよかったわねぇ」という、二人を見守る親戚のおばちゃん感覚で、安心して読めました。

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投稿者：たかぴ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

生真面目な王子様ナサニエルが異母弟を探して保護していたジーンと出会い
お互いにひかれ恋におちるお話です。

ジーンは千年に一人と言われた特別な巫女の母から、水晶の懐剣を預かっており、
その懐剣のおかげで命を狙われているナサニエルの義弟ジョシュアと逃げ延びることが
できていました。
逃亡生活で疲れ果てたジーンをナサニエルは困惑するほどもてなします。
それはお礼にかこつけたナサニエルのジーンに対する好意のあらわれなのですが
鈍い二人はそれに気付かない。

でもジーンの危機に駆け付けたナサニエルはとても男前でした。ある意味開き直って
ジーンへの独占欲を見せるのはほほえましく思えました。
成長したジョシュアがナサニエルの恋の好敵手になってはりあうのも楽しいかなと
思います。

舞台設定もとても好みな作品です。ハッピーエンドがお好きな方は一読あれ。

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投稿者：みゅー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ジーンの逃亡生活は考えるだけで胸が締め付けられます。
ネイトがお礼と称して沢山のプレゼントを渡すのはわかる気がします。
ジョシュアか意外にも物事をハッキリ言うタイプで気の強いとこは王妃みたいで兄弟逆の設定では？と思ってしまった。
それにしても2人の初夜激しいですね（笑）
そしてジーン、エロ開花。
色香が加わったジーンの花嫁姿はさぞ美しく、民衆を驚かせるでしょう。その話も読みたかったなぁ。

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投稿者：黄梅　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

文句なしに面白かったです！ファンタジーはそんなに読みませんが、名倉先生はさすがの名手で、脇役も主人公もキャラガたっていてよかった。過激さはないですが、一応作中、護衛の兵士が殺されてしまっていたので、穏やか目の展開の中で印象に残ってしまいました。兵士の冥福とご家族への処遇がありますように。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

すみません。一番印象深かったのがオーデッツつるっ禿げの挿絵。脇役ではありますが、BLで見ることが稀なヘアスタイルなので印象に残りました。
逃亡の日々をちゃちゃっと済ませた話の流れがよかったです。サクサク物語が動いて知らぬ間にハッピーエンドみたいなお話です。ひやっとする場面もあるけれど、ネガティブ要素はないお話なので安心して読めます。銀髪ロング線の細い受は私の好みちょうどなのでうっとりしながら読ませていただきました。

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙のジーンが女性に見えて違和感があったのですが、女性に見えるほどの美貌の人という設定でした。
ジョシュアを護って家族を亡くしたジーンの悲しみや苦労は相当だろうし、　ナサニエルも自分の母のしてきたことでは苦しんだろうと思いますが、物語の雰囲気は明るいです。
名倉和希さんの作品は入り込みやすいし、読みやすく、読後感が爽やかです。

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投稿者：フー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

王太子×王の隠し子を匿って逃げていた麗人。
王太子が異母弟の弟王子をすんなり受け入れ、匿って育てていたジーンに惹かれていくのも、そんなすんなりと、と思うかも知れない感じがありますが、我が身を犠牲にして弟王子を育てていたジーンの健気さは放っておけないほどということかと。王族をめぐる事件があったりしますが、溺愛の甘々です。
このお話の後になる、騎士団長ダリオのお話は「騎士に捧げる騎士の初恋」。

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投稿者：チクワ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

父王から義弟の存在を初めて知らされ探し出す王太子ナサニエルと、命を狙われている少年ジョシュアを助け養育しながら逃亡生活を送るジーンが、ナサニエルに保護されて出会います。
ほぼ両者とも一目惚れしているのに、お互い無自覚で鈍感なので気づかない、そんな２人の初恋のお話が両者視点で進んでいきます。
逃亡生活中のジーンの苦労を労いたいとあれこれ贈るナサニエルと、それに戸惑うジーン、喜ばせたいのに上手くいかず悩むナサニエルなど、両者視点なので何を考えているのか的確に理解できるので、自然とニヤニヤしながら見守りつつ読みました。
ジーンが麗しい女性的な美貌の持ち主なのに、芯が強く男らしい所が良かったです。そんなジーンに養育されたジョシュアもしっかり者で活発で可愛いかったです。周囲の人物も丸分かりの２人に余計なお世話がなく良かったです。ジョシュアのジーンに対する今の親愛の情がいつか恋に変わって、ナサニエルと火花を散らしたりする未来があったら個人的に楽しいなと妄想も捗りました。

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投稿者：まぐろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ジョシュアに癒されました。
序盤のジーンはとても痛々しいです…。
ナサニエルが言うようにジーンは7年もジョシュアのために頑張ってきたんだから、何もしなくてもいいんだよ！幸せになって！と応援したくなりました。
欲を言えばもっとジョシュアとジーンの2人だけの頃の暮らしも読みたくなってしまいました。
ジーンとジョシュアに追手（本当は騎士）が現れて、ジーンがジョシュアを先に逃がそうとするところは結末がわかっていても泣けました。健気な2人がよかった。
えっちは最後に一回のみです。
がっつきすぎて侍従に怒られるナサニエルがかわいすぎです。
プレゼントを送って空回りして団長に相談するナサニエルもかわいかったですが。
初恋のような2人、ジーンが幸せになってくれてよかった。

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投稿者：にゃお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

カバー絵がまず美麗ですし、挿絵もいい！
話の内容もヨーロピアンな匂いがして美麗でした笑
異世界のお話になるのかな？
弟王子がもしかして大きくなってから横恋慕する描写とかあるかなーと思いましたがなかったです笑

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投稿者：nandakanaa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

鈍感の解釈は様々でしょうが、ジーンは結構早くに王太子のきもちに気づけたのではと思います。お互いが一目惚れという感じに思えました。

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

見目麗しい庶民受け。
同じく見目麗しい攻め。ただしこちらは王子。

現実逃避にはもってこいです。
夢を見たい時に、ぜひ。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきによると、「ショコラ文庫では初のフルファンタジー」小説にあたる作品です。

王太子攻め（26歳）と、攻めの異母弟を匿い逃げる受け（28歳）。攻めと受けの両視点。

ネタバレがあります。

病床の父王の頼みで、行方不明の異母弟（10歳）を探すことになった攻め。一方の受けは縁あって攻めの異母弟を匿い７年も育ててきましたが遂に生活費が底をつき、身体を売る瀬戸際に立たされていて・・・

いきなり受けがピンチですが、王城からお迎えが来て助けられ、異母弟を間に、攻めと受けは交流を通じて互いに惹かれ合う展開です。ただしタイトルの通り「鈍感」な２人なので、焦れったかった〜（笑）。でもそれが鈍感な恋愛の醍醐味でしょうか、面白かったです。

薄い本によると、異母弟くんは女の子大好きらしいので、王国の将来は大丈夫そうだし。

名倉先生が書く受けは、初めても貞操も攻めonlyだから安心して読めます。でも波乱含みの展開が好みの方には物足りないかもしれません。また悪役がハッキリしていてそれ以外のキャラはみな善人なので、予定調和的な印象もあります。

2019年7月10日に、この作品のスピンオフが出る予定です。近衛騎士団の団長が主人公なのかな？楽しみです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

作者さん安定のBLファンタジーです。
安定した王道路線なので、平らかな気持ちで読むことができますね。

王の隠し子ジョシュアを連れて逃亡しながら生育することになってしまったジーン
すごい屈強でも裕福でもないジーンが逃亡しながらジョシュアを育てるのは大変
もうぎりぎりのところでジョシュアの兄である王太子のナサニエルに保護されてからの…
の流れは安定路線ですね。
ナサニエルの不器用贈り物攻撃を中心に
ちょっと鈍いジーンの悩みの方向性とか（ジョシュアが王城に行ってしまってからの自分の行く末とか）
少しずれた二人のやりとりが微笑ましい。
そんな中ジョシュアが一番（ダリオを除く）がきちんと状況判断できていて
市井で育っただけじゃないと思うけどね～

ジーンは平民だけれど理由ありの血筋だしジョシュアの育ての親なので、
王太子（王）と幸せになってください。