読割 50
電子書籍
33年後のなんとなく、クリスタル
著者 田中康夫
1980年から現代の日本へ、記憶の円盤に乗って時間の旅!日本の人口減少と超高齢化社会を予言したあの『なんクリ』から33年―大学生だった彼女たちは、いま50代になった。ある...
33年後のなんとなく、クリスタル
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33年後のなんとなく、クリスタル (河出文庫)
商品説明
1980年から現代の日本へ、記憶の円盤に乗って時間の旅!日本の人口減少と超高齢化社会を予言したあの『なんクリ』から33年―大学生だった彼女たちは、いま50代になった。ある夏の日、自分の小説のモデルだった由利と再会したヤスオは、ふたたび恋に落ちる…日本社会の未来を透視する438の“註”に加え「文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註」を書き下ろし。
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紙の本
1980年代に一世を風靡した「なんとなくクリスタル」の33年後です!
2020/06/08 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、1980年代にベストセラーを誇った田中康夫氏の『なんとなくクリスタル』の続編です。同書は、あれから33年後、主人公は50代後半のヤスオと3つ年下の由利です。10歳年下の妻とプードルと共に暮らすヤスオは、ある日、由利の親友の江美子とバッタリ再会したことがきっかけとなり、かつての女友達が集う「女子会」に招かれます。都心のアッパーミドルのお嬢さんとして何不自由なく育った彼女たちは、相変わらずアッパーミドルの裕福な暮らしを営み、皇居を見下ろす高級マンションの最上階で、イタリア料理のケータリングを利用した優雅な昼食会を楽しみます。しかし、この「女子会」で主に話題になったのは、高齢化であったり、地方の衰退であったりといった社会問題でした。あれから33年の月日が流れた今、以前は若くて夢を追っていましたが、今ではそれぞれに子育てや仕事をかいくぐり、それぞれの問題意識と向き合いながら生きているというストーリーです。
紙の本
中流の上くらいの人向けですね
2021/01/02 17:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本のときに気になっていたのだが,1700円も出すことはあるまいと思っていた。場所も取るしね。こんどは著者が前面に主人公として出ている。政治家だから,その面での嫌らしさもあるけれど,基本的な思想というか社会をよくしたいという気持ちには共感する。手段的には共感できないことも多いけれど。どこかの書評で「中年になった主人公とキスする場面が見苦しい」というようなことが書かれていたが,全然そんなことはない。評者だって今でもキスくらいはする。大澤真幸氏やなかにし礼氏のような手放し絶賛はできないけれど,まぁ50から60代で中流の上くらいの人は読んで共感できるのではないでしょうか。まぁまぁお薦めです。