読割 50
電子書籍
フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体
著者 藤岡 換太郎
明治初期にナウマンが発見した、日本列島を真っ二つに分断する「巨大な割れ目」フォッサマグナ。その成因、構造などはいまだに謎に包まれていて、一般向けに書かれた解説書はなかなか...
フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体
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フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 (ブルーバックス)
商品説明
明治初期にナウマンが発見した、日本列島を真っ二つに分断する「巨大な割れ目」フォッサマグナ。その成因、構造などはいまだに謎に包まれていて、一般向けに書かれた解説書はなかなかつくられない。しかし、フォッサマグナを抜きにして、日本列島の地形は語れないのだ! ブルーバックスで人気を集める地学のエキスパートが挑む!
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紙の本
フォッサマグナが学問的にこれほどまでに知られていないとは!
2018/10/11 18:41
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyajima - この投稿者のレビュー一覧を見る
「三つの石で地球がわかる」を読んで以来ファンになった藤岡先生の最新刊。
しかも帯に「世界で唯一の地形はなぜできたのか なぜ日本にしかないのか」とあって即買い。その上「はじめに」によれば「フォッサマグナが一体何なのか、どのようにしてできたのか、これからどうなるのか、日本にフォッサマグナがあることに意義は何なのかといった基本的なことが、いまだにあきらかになってない」という。
しかも藤岡先生自身がフォッサマグナに関心を持つようになったのは2012年に定年退職するころになってからという。
フォッサマグナと言えば小4の時に読んだ小松左京の「日本沈没」以来私にとってはおなじみだったのだが、実はそうだったのかということでひどく驚く。ページをくくる手ももどかしい状態でとりあえず読了したものの、地学初心者には少々難解な部分もあって2回通読を繰り返す。
さすがに連続して2回読めばそれなりに理解はできたものの、まだまだという自覚はある。あと何度か読む必要あろうかと思われる。
さらに、藤岡先生は「三つの石で地球がわかる」「山はどうしてできるのか」「海はどうしてできるのか」「川はどうしてできるのか」を読むと理解の助けになると書いているので、こちらももう一回通読しようと思う。
紙の本
日本を東西に二分する大地溝帯
2020/06/05 12:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「フォッサマグナ」。何ともダイナミックな名前で前々から気になっていたので読みました。
地学には疎いのでどれだけ正確に理解できたかは自信はないけれど、分かりやすい文章で読み通せました。
しかし、フォッサマグナの発見者は、1870年代に来日したナウマンさん。
とうぜん、空中写真も正確な地形図もない時代。
いまは何でもネットで見ることができるが、心から自分が好きなものは、ナウマンやこの本の著者のように、自分の目で見て、感じることが基本なんだと気づかされた。
電子書籍
フォッサマグナの成因
2021/12/07 12:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
フォッサマグナについてまだまだわかってないことが多いということがわかった。深度6000m以上もの溝が日本列島の真ん中にあることに驚いた。フォッサマグナの成因の仮説としてプルームの上昇で日本列島と大陸が裂かれたときにY字型に地面が割れ2方向が日本海、残りの1方向がフォッサマグナになったという説は興味深い。
紙の本
「黒部の太陽」の源
2020/02/12 13:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:秋田讃歌 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古い人には「黒部の太陽」と言うと、映画でストーリーも分かると思うが・・・
黒4ダム・トンネル工事・フォッサマグナ・破砕帯・出水・・・
存在自体は知っていたが、どうやって出来たか?単に、大陸から日本列島が分かれた時、真ん中で折れた程度しか考えていなかった。
面白く、一気に読めた。
紙の本
日本国土を構築しているフォッサマグナについて考えてみませんか?
2020/01/29 11:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、難しい理科系の知識をわりと手軽に理解できると人気の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は、フォッサマグナについて解説された書です!「フォッサマグナ」は中学校や高校で「日本を縦断する亀裂帯」と学ばれた方が多く、名前程度はご存じと思います。しかし、実はこれについてはまだまだ謎になっている部分が多分にあります。同書では、このフォッサマグナについて改めて考える機会を提供してくれる書でもあります。内容の構成は、「序 章 ナウマンの発見」、「第1章 フォッサマグナとは何か」、「第2章 地層から見たフォッサマグナ」、「第3章 海から見たフォッサマグナ」、「第4章 海から見たフォッサマグナ」、「第5章 世界にフォッサマグナはあるか」、「第6章 〈試論〉フォッサマグナはなぜできたのか」、「第7章 フォッサマグナは日本に何をしているのか」という興味深い内容となっています!
紙の本
知られざる地層の世界
2019/02/26 12:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コンドル街道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本州の真ん中、新潟から静岡にかけて存在する深い裂け目。未だに全貌が明らかになっていない謎の地形フォッサマグナ。その謎を可能な限り明らかなしようとする意欲作。「ブラタモリ」の地形ネタが好きならおすすめ出来る。
紙の本
何故か当たりが多い…。
2018/10/27 17:16
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フォッサマグナ…大地溝帯と呼ばれるこの地形の溝は、小学校の5年生の時に塾で教わって以来、久しく聴いていないワードでしたが、その言葉の懐かしさに惹かれて自然と購入してしまいました(笑)。
内容はかなり判りやすく書かれており、広い層の読者に受け入れられる良書だと思います。本書自体は日経新聞で知りましたが、後に再度また同新聞で紹介されていました。
ここ暫く思うのですが、『君たちはどう生きるか』や本書に至っては、後からよく流行ったりしたので、まるで自分がヒットする本の伝導師であると勘違いしそうです(苦笑)。次に来る本は、『植物のひみつ(中公新書)』か!?