紙の本
壁を乗り越え、一歩抜け出す仕事術を紹介した書です!
2018/09/05 22:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、川村元気氏が我が国の巨匠とも言われる12人の仕事人から学んだ仕事で人生を面白くする方法を紹介した書です。巨匠には、山田洋二氏、沢木幸太郎氏、倉本聰氏、糸井重里氏、坂本龍一氏など様々な業界で活躍してきた人が選ばれており、それらの業界を知る上でも、巨匠と呼ばれるその人自身の仕事哲学を学ぶ上でも非常に興味深く、面白い本です。ぜひ、多くの方に読んでいただきたい良書です。
電子書籍
生きるヒント
2018/12/21 07:14
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで、様々な考え方やアドバイスをいっぱい吸収して、困ったことがあった時に参考にしたい。
実は、この人は参考にしたくないと思う方もいるが…笑 その人のインタビューも別の目線で楽しみたい。
紙の本
悩んだときに
2018/09/05 15:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
12人の有名な巨匠が人生で困難にぶち当たった時にどう考えるのかをまとめた一冊という印象です。
中々に鋭いことを言っている名言もあり人生哲学としては参考になるのではないかと思います。
ただ、細かいビジネス論ではないので実際のビジネスに活かせるかは読者次第かなってところです。
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川村元気さんの名前は「君の名は。」をきっかけに知って、すげえ人がいるもんだとは思ってた。それが書店でこの本を見かけて、手に取った動機の一つでもある。
物書きとして生きている自分にとっては、その辺のビジネス書よりもよっぽど胸に迫るものがあった。恥ずかしながら名前を見てその人がどんな活動をしてるのかってのが半分くらいしか分からなかったんだけど、こんな人生の先輩達に話を聞ける川村さんが羨ましすぎる。
じっくり時間をかけて読み終わったけれども、一度読んだくらいで12人の先輩方が授けてくれた言葉を完全に受け止めきれるはずもなく。これからもふとしたときに読んでいきたい。バイブル的に手元に置いておきたくなるような、そんな一冊。
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こういうひとたちが、この世界の何パーセントを占めているんだろうか?
知っている人の知らない仕事論。おもしろかった。まだまだ読みたい。
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川村元気が12人に聞いた唯一無二の仕事術。秋元康、宮崎駿、谷川俊太郎など巨匠のラインナップが豪華。そんな本を仕上げてしまうバイタリティが凄まじい。
「僕と同じ歳の頃、何をしていましたか?」と巨匠相手にインタビューを展開する。感想として、けっこうバラバラだなと思った。共通項を見つけられないことはないが。
性格的な必要要件はなさそう。基礎がなっていることと、ある時点から自分のスタイルを確立させることが大事かも。
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「やっぱり見くびられているじゃないですか。未来っていつも。」糸井重里
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という対談内の会話に、
きえぇぇぇぇぇ。やっぱかっこいい!と
シビれえました。
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これが読めただけで、読んだ価値あったな。
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聞く相手が、みんな男性だから
第2弾も出るんだろうなと勘ぐるわたし。
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インタビュアーが糸井さんなら
どんな中身になっていたかなとも思う。
(どんだけファンなのー!笑)
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仕事で世界を面白くしてきた12人巨匠に聞いた「壁を乗り越え、一歩抜け出す」唯一無二の仕事術! 【本書より】
●山田洋次――批判する頭のよさよりいいなぁと惚れ込む感性が大事です。
●沢木耕太郎――僕はあらゆることに素人だったし素人であり続けた。
●杉本博司:やるべきことは自分の原体験の中にしかないんです。
●倉本聰――世間から抜きんでるにはどこかで無理をしないといけない。
●秋元康―時に判断を間違えるのは仕方ない。大切なのは、間違いを元に戻す力だ。
●宮崎駿――何でも自分の肉眼で見る時間を取っておく。作品を観ることと、物を見ることは違うんです。
●糸井重里――人間は仕事の一部分でしかない。だから、どうやって生きるかを面白くやれ。
●篠山紀信――世界をどうにかしようなんて、おこがましい。
大事なのは受容の精神です。
●谷川俊太郎――人類全体の無意識にアクセスできる仕事であればいいんじゃないかな。
●鈴木敏夫――最近はみんな丁寧に物をつくるから、完成したときには中身が時代とズレちゃう。
●横尾忠則――自分が崩落していく感覚の先に新たな道を見つけることも多いと思います。
●坂本龍一――勉強とは過去の真似をしないためにやるんです。
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大御所たちの考え方に、それぞれ個性が出ていて面白かった。直接自分の仕事に役立つわけではないが、純粋に対談として面白い企画だと思った。
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山田洋次 真似ぶ
沢木耕太郎 どこにいてもソロで生きられる力をつけろ
杉本博司 アートの理解にヒストリーやセオリーの勉強が必要
30代前半までにやることが見つからなければ人生やることない
自分で売る込め
独学の姿勢があらゆるやりたいことを可能にする
秋元康 これがやりたいがためにつくったというキービジュアルがないとだめ
エンターテイメントにも知性や深さが必要
宮崎駿 作品を見るのと物を見るのは違う
糸井重里 作品で満足せず商品にして満足する
ショートケーキにイチゴを乗せる仕事
横尾忠則 自分を変えたいなら環境を変える
ダヴィンチ 絵に勝るものはない
ゴッホとゴーギャンの区別がつかなくてもいい 無頓着性があってもいい
坂本龍一 オリジナリティのある仕事をするために過去を勉強する
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映画プロデューサー/監督、作家もやっている川村元気氏の対談集。12人のクリエイターから「仕事。」を共通項に経験則を聞いている。
秋元康さんの歌詞以外での肉付いた言葉をしっかり聞いたことがなかったから、どんなことを考えているか垣間見れたのが大きな収穫。オリジナリティとクリエイティビティの根幹には「着眼」が大切なんだよな、モノの見方は意識していきたい。あるものからないものを見いだせるか。優れた洞察力、観察眼を養うのにスマホばっかりいじっててもしょうがないよな。
糸井重里さんの言葉の紡ぎ方も素敵だ。どうやって生きていくのかを面白く。リスクを考えすぎず。なるべく約束をしよう。
篠山紀信さんの言う受け入れる心も余裕を持って空けておきたい。なんでも自分の思うようにいくと思っているワガママな人が増えているからこそ。その民度というか懐の深さに差が出てくるんじゃないか。
個人的には、横尾忠則さんの主観/客観の見方が鋭いと感じた。と同時に、押し付けがましさがなくて絵画を鑑賞するにも構えは必要ないのだと背中を押してくれる。そして幼い気持ちを持ち続けることがモノをつくるのに必要だと。
美術館のオーディオガイドの件は、自身で正解だろうと不正解だろうと正誤を恐れて答えが導けなくなった現代人の弊害なのかもと感じた。答えありきって一番つまらない発想だ…。己で考え対話することでその時点から大きく壁を壊して跳ぶことができるのにな。
【読了時間:4時間30分】
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川村元気ってうまいこと時流にのってるだけの人だと思っていたんだけど、先日『百花』を読んでちょっと印象が変わりつつある、「本物」かもと。そんな彼が山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一というそうそうたる人たちと仕事(よくわかんないけど、金のためでなく人生を楽しくするために仕事をしたいと思っていて、そういう仕事を「仕事」でなく「仕事。」と呼びたいのだそう)について対談している。対談というよりは教えてを乞うているというスタンスかな。
秋元康が一番若い相手で、それ以外は昭和30年以前のお生まれの方々。いまノリにノッているというよりはすでに達観の域にあるような人たちで、その人たちの仕事観を知るのはなかなか面白かった。共通するのは専門にこだわらず何にでも手を出すところだろうか。あと、やっぱり30代くらいまでの経験がその後をつくると言っている人が多かった気がする。そう言われてしまうと希望を失ってしまいそうだけど、そこは川村元気がいい解釈をしてくれていた。30代までにやってきたことのなかに、生かせることがあると考えればいいんだな。
対談相手がみんな男性だったけど、女性も少し混ざっているとよかったのに。ただ、偏見だけどやっぱり男性の働き方と女性の働き方、仕事に対するスタンスや人生のなかの位置づけは違うかもなあ。
だいぶ年下の川村元気に対する各お相手の口調にも注目してみた。倉本、宮崎、糸井、谷川、鈴木、横尾、坂本の各氏は基本的に敬語で話していた。篠山紀信は自身が語っているんだけど、同じ目線という意味でのタメ口なんだろう。
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これからの人生を楽しくする為の「仕事の教え」が詰まった本。
世界を面白くしてきた12人の巨匠たちの生の声が聞こえてきて、憧れと焦りを感じた。
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★概要
「私と同じ年の頃、何をしていましたか?」 「悩んだとき、どう乗り越えましたか?」 大人になってからのほとんどの時間、僕らは仕事をしている。 だとしたら僕は人生を楽しくするための仕事がしたい――。 映画プロデューサー、作家として躍進を続ける川村元気が、 12人の巨匠に学んだ、仕事で人生を面白くする力「壁を乗り越え、一歩抜け出す」唯一無二の仕事術!
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山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一
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12人の名前を見て、初めから知ってたのは10人。知らなかった2人は、話を聞いたり、作品を調べたりする中で、おぉ!この人が!ってなってた。
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けど、読み進めるほどに、実際はどんなことを考えて、何を成してきた人なのか、初めから答えられた人は、1人もいなかった。
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知ってるつもりだった。
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どの人からも共通して感じたことは、自分がやってきたことと合わせて、その時の世の中がどんな時代だったかを感じて、それを一つ一つ自分なりの言葉や表現で語る姿。
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同じ時代を生きてきた人たちでも、感じ方や捉え方が違っていて面白い。
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過去、現在とあって、最後には必ず未来について語る姿には、時代の流れをつかみながらも、まだ更に先をいこうとする背中を見せられた感じがした。
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それを憧れの様に見ている自分に気が付いて、憧れてる間は絶対に追いつかないなと思った。
#仕事。
#読書記録
#お金のための仕事
#人生を楽しくするための仕事
#自分次第
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仕事への向き合い方がやはりどの人をとっても素晴らしい。過去の仕事を聞いても、皆が必ず「未来」を見据えているからと、自分自身を戒める。
自分のできる仕事を見つけ極みに近づく熱意を持ち続けたい。
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20200507_仕事。
山田 「これだけあいつがやりたいと言うなら、ひょっとして、ひょっとするのかも」というか、みんなが反対したけどものすごくやりたい人が一人いた案件のほうが、成功する確率があるんじゃないかな。
沢木 僕が書いた『凍』という本のモデルでもあるソロクライマーの山野井泰史さんってすごい人がいて、“アルパインスタイル”といって、集団ではなく一人で登れる山を最小限の荷物で数日で登頂して下りてくる。だけど、一人で登れない山もあり得るわけで、そういうときにソロで生きられる力のある人が緩やかなパーティを組むのが、何かを達成するときにはいちばん強い。だから、大切なのは「どこにいてもソロで生きられる力をつけろ」ってことなんですね。新たなパーティに誘ってくれる人がいるとき、参加できる準備をしておくことが生き方の理想型だと思う。場合によってはみんな個性が強いから、喧嘩になっちゃうかもしれないけどね。
秋元 僕が55年生きてきて思うのは、二つの道があったとして、慎重に、間違っちゃいけないと思って選んだ道でも、人間は間違えてしまうもの。常に正解のほうになんか進めないんだよ。だから、間違った道を行っても、戻ってくる力さえ磨いておけばいい。間違いとか失敗とか全然関係ないって感じで、何度でも甦ってきて、たまに「やっぱりアイツの右ストレートはすごい」っていう仕事をするやつが、最もクリエイティブだよね。
坂本 時間をかけてやったところで、いいものなんてできないですよ。半年でも1週間でもやることはさほど変わらないし、締め切りが目の前にこないと動かないでしょ。