電子書籍
絶滅できない動物たち―――自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ
著者 著:M・R・オコナー , 訳:大下英津子
厳重に「保護」された滅菌室にしか存在しないカエル、軍に囲まれて暮らすキタシロサイ、絶滅させた人間によってDNAから「復元」されつつあるリョコウバト……。人が介入すればする...
絶滅できない動物たち―――自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
絶滅できない動物たち 自然と科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ
商品説明
厳重に「保護」された滅菌室にしか存在しないカエル、軍に囲まれて暮らすキタシロサイ、絶滅させた人間によってDNAから「復元」されつつあるリョコウバト……。人が介入すればするほど、「自然」から遠ざかっていく、自然保護と種の再生テクノロジーの矛盾を、コロンビア大学が生んだ気鋭のジャーナリストが暴く。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
復活させた動物を野生に還すには
2020/11/24 09:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は序章で「脱絶滅に取り組んでいる個々の人間は素晴らしいし、見ならうべき刺激的な人々もいることはいる。だが、人間が現在の種とやっとのことで共存している
時代に、復活させた動物を世界に戻す方法を示した者はそういない」と語っている、
この本で作者が語りたかった主題だ。フロリダパンサー、ホワイトサンズ・パプ
フィッシュ、キハンシヒキガエル、アララ(ハワイガラス)といった動物たちを例に
挙げて、作者は交雑、別種へと進化したものは元の動物たちと違うのか、違うとすれ
ば保護していく価値はあるのか、そして動物園から元の環境へと動物たちを戻す困難さ(えさを自分たちで捕獲できるのか)を訴える。映画「ジュラシックパーク」の世
界が現実におこるかはわからないが、私は絶滅した動物にはかわいそうだけど、「復
元」には怖さを感じてしまう