電子書籍
読むのに半年かかりましたが、後半は捲ることを厭わなかったです
2021/01/11 22:33
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投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死」 直面していないけど、誰もが訪れることを知っている。
「死」 向かって生きているけど、それがゴールではない。
「死」 恐いけど死ねば恐いとも思わない。
「死」 生きているのなら考えて損はない。
どうせ死ぬなら何もしなくてもいいか。
好きなことして死ねばいいか。
では好きなこととは何か。
それが今すぐにできることか。
「遠い」
それが遠くなら行かなくてもいいか。
では遠くに行かないならすることは何か。
それなりに生きてもいいか。
どうせ生きるなら何かしてみようか。
電子書籍
内容が薄く期待外れ。全く答えは得られませんでした。
2020/02/06 00:05
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sin Kamisiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル・表紙・始めの文体を見て買いましたが、よく読んでいくと、結論も回答も出てこず 仮定と想像のお話ばかり…
これが本当に世界一流大学講義なのかと幻滅しました…
後から私だけなのかと気になり、他の方のAmazonレビューを見てみましたが、やはり同じ感想を持つ人がわりといました。
"なにか概観状況をのべているだけで本人は確信んがないのか自分の言葉の責任が取れないのかなにかはぐらかされているようとても最後まで読む気持ちになりませんタイトルは魅了てきですねタイトルで幻惑します。"
"深みが無い - タイトルや広告の割に、深みが無い本。この程度の内容がアメリカの一流大学の有名講義だという事に驚いた。アカデミックの世界ではエビデンス(実例)が必要ということなのだろうが、そこに限界を見た。"
上記のレビューに全くもって同意で、買う価値はありませんでした。
ちなみに縮尺版であることに異論を唱えるレビュワーさんも多いですが、そこは私は特にありませんでした。なぜなら省かれていた第2項〜第7項はWeb 上にPDF無料公開されていたからです。
紙の本
「なんだこりゃ?」
2020/07/29 12:08
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
私たちに魂があるのか?
私たちのほとんどが何らかの非物質的な魂が存在すると信じていることは確実だ。
私が思うに、欧米の人は非科学的と言われても仕方がないものを信じていたりして、ビックリする。日本人よりも霊とか魂を信じているようだ。バカにする気はないが、見てもいないものを信じることはできないという姿勢である。出てきたら即、信じてしまうと思う。
この作品の帯に、死期が迫った人が、受けたいと願った人気講義云々と書かれてあった。所詮、宣伝文句なのだか、読んでみて、はっきり言って、「なんだこりゃ?」私に死期が迫っていたらこんな講義、死んでも嫌だ。「死」なんて人によって違うものだから、自分で考えてくれって話だと思う。実際に、内容は「死んでしまった方が楽だ」というのは正しいのか、というのをはじめ、未熟な禅問答に感じた。
結論、私には、トンデモ本だった。
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全部で9章にわかれていて、各テーマについての講義を1章ずつ丁寧に受講できる進み方。キリスト教が前提の思考なので死生観の違いも面白い。
証明方法や考察法がかなり回りくどくて、読みやすいとはいえないが実際の講義内容を彷彿とさせる内容で、1章ずつレポートを提出する感覚で自分なりにもじっくり考えて読める良い一冊。自分が持っている当たり前を再考する良い機会になる。
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〝死〟をテーマにした哲学の講義を、わかりやすくまとめた書物です。難しい言葉や、難解な言い回しは一切使われていないので、読み物としてもとても面白く出来上がっています。
でも、人はなぜ死を忌み嫌うのでしょう?自分には幼いころから、そういった感覚がありませんでした。命あるものは、生まれて、生きて死ぬ。死ねば何も残らない。無。ただそれだけのことだと、達観しているところがありました。形あるものはいずれ壊れるし、命あるものはいずれ死ぬということを、あたりまえに受け入れていました。なにがきっかけでそうなったのかは覚えていませんが、とにかく死を悪いものだとか、嫌なものだとか、そんな風に考えたことはありません。むしろ、死は救いなのではないかと思っていた節さえあります。なので、人生に価値はあるのかだなんて問いは、子供のころからなんだかヘンだぞと思っていました。人生に価値を求めることが、そもそも間違っていそうな気がしていたのです。
もちろん、天変地異で多くの人命が犠牲になったり、幼い子供が不慮の事故で命を落としたり、親しい人が亡くなったりしたら心が痛みます。けれどやっぱり、死は身近にあたりまえにあるもので、素直に受け入れるべきものだと思います。命あるものはすべて、生まれた瞬間から、死に向かって時をきざみ始めているのですから。
本書は、文字通り〝死〟について考察する手引書のようなものです。よくありがちな、死は避けられようがない。だから、こう生きるべきだ・・・なんてお説教じみたことは書かれていません。純粋に〝死〟とは何か?ということについて哲学しています。自殺についても、その合理性の有無や道徳性について語られています。形而上学的な思想や、宗教に流されることのない、その潔さが読んでいて面白いなと思いました。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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借りたもの。
「死」について、魂や死後世界について論じず、“現象”として考えている。
そしてそれを捉える私や他人の認知について言及している。
「死」について、よく言われる定義を見直し、判断してゆく。
死の定義の不確かさ、死は悪なのかという疑問、死は孤独なのか……
「P(パーソン)機能」と呼ばれる認知を軸に、物理主義な定義で「死」を論じてゆくと、「死」は現象に過ぎなくなった。
そこに善悪も恐れも何もない…手話ができるゴリラが語った死生観を思い起こされる。
それに付随する様々な価値観が何によってもたらされるか……そういったものも見えてくる。死の孤独は自己内省の結果ということだろうか?(p.96)
きのとりこ『わたしの優しい死神』( https://booklog.jp/item/1/4839359660 )の感覚的なものを言語化したような感じがした。
言語化するとかくも迷走するような回りくどいような、それでいて単純な話になってしまうのか……
それは「己とは何か」について、自己の実存や認知の話がついて回るように、私には思えた。
「P機能」を軸に考えるのは、唯脳論にも通じるような気がする……
「死」に纏わるあらゆる認識や定義を比較検証してゆくなかで、それは次第に「よりよく生きるとはどういうことか」という問題提起に繋がってゆく。
これを読むと、魂や死後世界という概念がいかに「死」というテーマをわかりやすくしているかを実感する。
この本はそうした概念を排除している……というより、これは膨大な講義の一部(縮約版)で、形而上学的な話を省いているという。
その部分が気になるのだが、何故省いた…日本にはなじみが無いキリスト教的解釈のためという理由だろうか?
もしかすると、省かれたからこそ現実的な面のみを強調し、そこに意味内容を求める人間の認知が強調されるのかもしれない。
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なぜこのタイトルに惹かれるのか?
生と死。
死ぬことを本気で考えれば
本気で生きれるはず。
永遠のテーマかもしれない。
死んで肉体は無くなっても魂は生き続ける、と
よく聞くけれど、どうなのかな。
読み始めまーす
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良くも悪くも「哲学的」な書き方、言い回しだから、しつこかったり、細かすぎたり感じるかもだけど、基本的にはとても読みやすく仕上がっている。内容を要約することは避けるけど、この内容をキリスト教の国、しかも保守的な米国で講義して、出版してるのはすごいなと思う。この本に書いてある死に対する哲学的考察内容は、たぶんアメリカ人より日本人の方が理解しやすいはず。私にはとても腑に落ちた。自殺に対する考察も完全に同意だ(日本は安楽死の導入について、世界をリードすべき立場だろう)。
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日本版は前半部分が省略されているようなので、English Editionを読めるようになろうなろういつかなろう…。
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頑張ってトライしましたが、2/3ほど読んだところで挫折しました。
哲学的な考えが自分に合わなかったのかもしれません。
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テーマである「死とは何か」よりも副題の「イェール大学で23年連続の人気講座」に興味があって読んでみた。
「ホモ・デウス 」と同じ訳者だったので、翻訳のせいではないと思うけど、文章が冗長に感じてしまった。
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この世はほぼまかやしでできている。
なので自分の頭を使って事実だけを見ていこう。
という。
不安や不確定と向き合い、
実はそんなものは存在しないよ、と。
「不」を無くそう。
事実だけを見よう。という。
でも。
心を置いていくのは、
得体の知れないものに形を与えることは、
むずかしい。
分からなくていいし、生きることは、恐怖と向き合っていくことだ。
得体の知れない神秘が、なぞめいたものが、
自分たちの人生にはあるというのが、
そしてそれの正体を「つかむ」必要はないというのが、
けっきょく私は、好きな考えかたなんだなあ。
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この本は哲学の本。小職は完全版を読んだのだが、完全版では無いこの本の構成が妥当。文章が冗長すぎて読む気が半減する。
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図書館で借りて期限切れなので飛ばし読み。もう一回読みたい。
死んだら何もなくなる。死を恐れるのは非存在になるからだが、非存在の状態になったらそれを感じることはないので恐れることはない。今を有意義生きるのが大事というようなことが書いてあると思う。
私は今の自分がなくなるというのが怖いと思うので腑に落ちないところもあるが、そういう考え方もあるなとは思った。
仏教ではもともとマイナス(四諦)なのが何もなくなるから死は良いとか、個人ではなく全体で共有しているとか、宗教的にはいろいろある。そこら辺はさらっと読んだのでよくわからないが、科学者的には死後の世界はないという見解かと。
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2020.38
・「死」が怖いのは未知だから。
・不死であることより、生きる質の方が大切。
・自殺は正当化されうる場合がある。