紙の本
愛されるか必用とされるか
2010/10/06 11:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴかまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
IBMやティファニーなどの有名企業を例にとりながら、愛されるか?(上質:ブランド)、必用とされるか(手軽さ:価格勝負)という観点で一貫して、失敗例、成功例も併せて書かれていてとても参考になります。
電子書籍
普遍的なものはあれども
2021/02/26 18:44
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みはじめてから、紙書籍は2010年の発行だということに気付き、事例が古いことに納得。
考え方に普遍的なものを感じつつも、古めかしさへの違和感がぬぐえず。
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上質か、手軽か 中途半端は無く、どちらかしかない。でも、企業経営を行っているとどちらにも手を出して、事業拡大を考えがちです。
ただし、両方を行うことは、『立ち位置』を曖昧にしてしまい、上質でも手軽でもなく、衰退の一途をたどる。
現代においては、個々の特徴をシンプルに説明出来ないと生き残れないほど
各市場は成熟しており、消費者主導のカタチになってるから、起こっている出来事だとも思います。
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「トレードオフ」というタイトルから、どちらか一方だけを目指すのは1.5流であり、超一流を目指すのであれば二律背反(トレードオフ)の克服をしなければならない、といった主旨の本かと勝手に推測していましたが、真逆でした。
上質と手軽の二兎を追うのはあくまで幻影であり、それを成し遂げることはできない、よって、どちらか一方に秀でない限り勝ち残ってはいけないというのが本書の主旨。沢山の身近な事例からそれが納得させられる。
「上質」とは「愛されること」、「手軽さ」とは「必要とされること」と分かりやすく違う表現でイメージを想起されているところも良い。
自分の企業が今お客様からはどう見られていて、何を買って頂いているのか?それをきちんと見極めたうえで、また、テクノロジーの進化によって軸の難易度が変わってくるため、常に外部環境変化にも意識するのことの重要性を認識させられた。
改めて、自組織内で読書会をやって意見交換をしたい内容であった。
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USAトゥデーのテクノロジー担当記者だった著者がジム・コリンズ(序文)の大学のオフィスに電話をかけてきたのが出会いだといいいえいます。「上質」と「手軽」というトレードオフに直面する企業の選択についてアマゾン、NFL、IBMなどを挙げての説明に説得力があります。二兎を追えば、どっちつかずの不毛地帯に落ち込むと警告しています。
同じことは、AOLの元副会長のテッド・レオンシスの「愛されるか、必要とされるか」という単純な基準を満たさないでビジネスが繁栄することはないともいうことにも通じます。単純だけど奥が深い読み物です。
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・ワールドビジネスサテライト
2010年10月22日(金 テレビ東京系列で紹介あり
ゲスト佐藤可士和の経歴やデザインを手掛けた作品、仕事内容などを紹介していた。自身の仕事を、企業と社会の交流をとりもつ医者=「コミュニケーション・ドクター」のようなものと表現していた。
佐藤可士和が薦める本はケビン・メイニー著「トレードオフ」。数々の経営者インタビューから、上質さと手軽さが両立しないことを導き出している。考えていたことがこの本を読んで整理されたという。
スタジオで「トレードオフ」について、具体事例とともに説明しているので分かりやすいなどと紹介していた。
7/22 丸の内丸善にて
これ一色で多面展開!
爽快ですね あそこまでされると
戦略とは捨てることなり。
iphone、スターバックス、COACH、キンドル、フェデックス、新聞、格安航空会社、ATM…大成功してのち大失敗した商品、
大成功しそうでしなかった商品、すべて「トレードオフ」で説明できる。
●iPhoneが「普通のケータイ」になってしまう?
●ベゾスも気づいていないキンドルの死角とは?
●COACH「手の届くラグジュアリー」で誤算
●お掃除ロボ、ルンバ大ヒットの理由
●スターバックスの市場は飽和したか?
●新聞業界は消滅を避けられない?
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ひたすら同じ切り口、同じ角度で企業の成功事例と失敗事例についてダラダラと書かれている本
・成功したければ上質か手軽かのどちらかを選べ
・中途半端は駄目
コーチは上質と手軽の両方を追い求めてどちらも失った
・上質、手軽の基準は時代の進化(テクノロジーの進化)により変わる
・上質、手軽の基準は消費者の層によっても変わる
切り口は使いやすく面白いが、もう少し内容に広がりを持たせて欲しかった。
【評価基準】
★★★★★:超おすすめ。読まなきゃ損
★★★★ :面白い。もう一回読むかも
★★★ :普通。ブックオフ行き
★★ :いまいち。読まなくてもよかった
★ :最悪。時間と金を返してほしい
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■概要
戦略とは捨てることなり。
iphone、スターバックス、COACH、キンドル、フェデックス、新聞、格安航空会社、ATM…大成功してのち大失敗した商品、大成功しそうでしなかった商品、すべて「トレードオフ」で説明できる。
トレードオフとは、「上質」か「手軽」の二者択一のこと。どちらも満たせないと不毛地帯になり、また、どちらも目指すのは「幻想」である。
「上質」も「手軽」もテクノロジーやイノベーションにより年々レベルが上がっており、その波に飲み込まれると、とたんにつまらない商品やサービスに成り下がってしまう。
最近の身近な事例が豊富に使ってあって、読みやすいのが良いですね。
■仕事に役立つ点
結局のところ、売れる商品やサービスというのは、二者択一のどちらかを極めた商品であること。
翻って自分が扱う、商品・サービスはどちらか、また、その方向性で日々改善できているのか、そんなことを考えさせる本でした。
面白い本でしたー。
PS
表紙に著者でもないのに「ジム・コリンズ」の名前が2箇所も、そして、著者よりも大きいフォントで載っているのはいかがかなもんでしょうか。内容は良いのにね。。。
ジム・コリンズブランドに乗っからないと売れない本なのでしょうか。。。残念!
(はっせー)
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マーケティングの本。一連の流れが「フリー」に近い印象でした。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3131359.html
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上質と手軽さとはトレードオフにあり、
いいとこ取りは、本書でいう不毛地帯に陥るため、
どちらかに突き抜けなければ、モノは売れないという論調を
種々の事例を引き合いにだし、正当化している内容。
正に戦略論の基礎とも言える何をし、何をしないのか?
この重要性を説いている。
上質を経験+オーラ+個性とし、
手軽さを入手しやすさ+安さとしている。
更につながりの重要性をあげている。
これらは、かなり納得性も高く、
iPhoneが日本ではソフトバンクにしか提供していない点も
トレードオフから十分理解できた。
中国の事例も大変興味深い。
但し、肝心の実務にどう活かしていくのかはやはり希薄で、
単に「気を付けよう」と注意しているに過ぎない。
この当たりは次作に期待したいところ。
最後のWBSの内田教授の解説は大変分かりやすい。
同じテーマで日本版を是非執筆して欲しいと感じた。
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-10618374126.html
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スタバ読み
手軽さと上質さの天秤
コーチ ティファニー、デイリーラグジュアリーの失敗
Appleの失敗と再成功
スタバの大量出店が上質戦略の命とり
上質=個性、経験、オーラ
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サービスの商品設計をする立場の人は必読。
No.1戦略には上質と手軽の2つのベクトルがある。
間違ったミート戦略がまっているのは不毛地帯。
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「上質と手軽」の選択を見誤らないための5カ条
1.テクノロジーの進歩を見落としてはいけない
2.商品やサービスの成否は、目新しいかどうか、時流に乗っているかどうかよりも、上質と手軽のさじ加減で決まる
3.上質と手軽のどちらかをどれだけ重視するかは顧客ごとに異なる
4.商品やサービスを小さく生むと、小回りが利くため、テクノロジーの進歩や競合他社の動きに対応しやすい
5.新しいテクノロジーは必ずといってよいほど不毛地帯で産声をあげる
上質=経験 オーラ 個性
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私たちは毎日の暮らしの中で、何かにつけて上質さと手軽さを天秤にかけている。 iPhone、スターバックス、Coachなど、たくさんの例をあげて上質さか手軽さかのどちらかに決めた戦略をとらないと成功しない、一時的には成功しても長続きしないと主張している。
本質はM.ポーターの、コストリーダーシップか差別化戦略化、どちらか一方の戦略を選択し、選択したらその戦略を堅持しないと永続的な競争優位性は得られない。 両方の戦略を併用しようとするとスタック・イン・ザ・ミドルに陥るとの主張と同じである。