「大日本帝国」失敗の研究【1868-1945】
著者 瀧澤中
明治維新から約80年で消滅した「大日本帝国」。日露戦争の勝利や第一次世界大戦以降、「世界の五大国」に数えられるなど過去の栄光から一転して、大東亜戦争の敗戦へと続く“滅亡の...
「大日本帝国」失敗の研究【1868-1945】
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
明治維新から約80年で消滅した「大日本帝国」。日露戦争の勝利や第一次世界大戦以降、「世界の五大国」に数えられるなど過去の栄光から一転して、大東亜戦争の敗戦へと続く“滅亡の過程”には何があったのか? 本書は、気鋭の政治学者が「帝国陸海軍と西郷軍の奇妙な一致点」「濱口総理は、統帥権問題で憲法論議を避けた」「近衛文麿の新党運動は、政党の降伏運動」「目先の利益を追い求める外交の末路」など独自の視点から、大日本帝国が犯した失敗の教訓を導き出す。“同じ敗因”を繰り返し続ける、現代日本に警鐘を鳴らす一冊。 【目次】●第1章 「玉砕の伝統」~誤れる西郷精神 ●第2章 統帥権干犯と憲法改正反対~文書に支配される政治 ●第3章 政党はいかにして自壊していくのか~汚職と二枚舌 ●第4章 汪兆銘と台湾断交~信義を裏切る「現実」外交 ●第5章 日露戦争に見る大東亜戦争の敗因~成功から「失敗の種」を見つける難しさ
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
過去から学ぶ
2021/10/01 21:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大日本帝国の失敗から学ぶことがたくさんあり、参考になりそうです。政治の力の大切さが、再認識できました。
筆が滑る
2019/01/28 01:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史から学ぶ、とくに失敗から学ぶというのは、
歴史を学ぶことの意味そのものともいえる。
ただ、実際に活かせる教訓かどうかは、
とくに説教にするときには注意しないと、
時間の無駄になりかねない。
そう考えるとこの1冊は
――特に3章の政党の失敗への糾弾以降は
話が批判と個人の失敗に偏っていって、
あまり今後に生かせるような示唆はなかったかな。
「ポピュリズム」でも登場した近衛文麿の
政治家としての像はより明確になった。
日露戦争勝利から大東亜戦争での敗戦までの流れは、
失敗というよりは歴史の必然、という気がする。
もちろん「失敗の種を成功からみつける」という過程は大切だけれど。